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トランスユーロアカデミー開催中


ドイツ語を専攻したけれど、今は旅行で使うくらい。ドイツ語を専攻しているけど、仕事につながるのだろうか?
理系の大学を卒業。第二外国語はドイツ語だった。
理系の大学で勉強中。ドイツ語も好きだけど、どこかで活かせるだろうか?

『ドイツ語を使って働きたい』

そう思っているのでしたら、ドイツ語の特許翻訳者という道はいかがでしょうか?

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2018.04.09

特許翻訳

2017年10月のNIPTA知財翻訳検定試験


2017年の10月にNIPTAの知財翻訳検定試験が行われ、弊社からは5名の翻訳者が見事に合格を果たしました。そのうち4名は英文和訳、1名は独文和訳の試験に合格しました。ドイツ語試験の合格者は全国で唯一人でした。

合格者には、感想文を執筆してもらいましたので、ここで紹介していきたいとおもいます。弊社の翻訳に対しての取り組みをより分かっていただければ幸いです。今後、受験する予定の方にも参考になるでしょう。

<英文和訳1級合格者 小俣浩之の感想>

受験に至る経緯

幸運なことに私はこれまで、安定した仕事量のある特許事務所のインハウス翻訳者として、弁理士、ドイツ人技術者および多くの翻訳者仲間達と共に長年勤務することができました。このような職場環境は特許翻訳者にとっては理想の形態であったため、転職を考えることもなく、対外的に翻訳者としての肩書きの必要性も特に感じず、翻訳検定には関心を持ちませんでした。みなさんと同様、プロの翻訳者としての自覚を持って働いてきましたので、検定料を払って「あなたはプロレベルです」といまさら認定されたところで、検定機関を儲けさせるだけではないか、という斜に構えた思いもありました。しかしながら、将来を考えると、社外の第三者に認定された翻訳者としての肩書きを持っておいてもよいかなと考え始め、また、いまだ知名度の低いトランスユーロ株式会社という名前が、日本知的財産翻訳協会の認定翻訳者リストに多数列挙されれば、会社の知名度アップに繋がるのでは、という打算も働き、ようやく重い腰を上げて、申し込み期限ぎりぎりにお金を振り込んで、受験することに決めました。

受験した感想

当然のことではありますが、知的財産翻訳検定は、特許翻訳者として経験豊富な方であれば、とても対応しやすい検定だと思います。業務でふだん直面している文章に比べますと、この検定の試験問題は比較的平易で素直に書かれていているという印象を持ちました。試験問題の難易度から考えますと、すでに当社の多くの翻訳者がこの検定に合格していることからもわかるとおり、各課の戦力を担っている方々は間違いなく全員、1級合格レベル以上の実力をもっていると確信しています。これらのことから考えますと、トランスユーロの翻訳者集団の実力は、特許翻訳については標準以上の水準にあると思われ、この精鋭翻訳者集団の価値を存分に生かせる環境が、今後も続くことを願わずにいられません。

試験問題について

試験問題は、特許請求の範囲、従来技術、実施例からそれぞれ1題ずつ出題されます。知財翻訳協会の浜口様から面接のときに伺いましたが、偏りをなくすため、毎回、各専門分野(電気、機械、化学、バイオ)においてさらに細分化された3つの技術分野をそれぞれ出題する、とのことです。

私が受験した電気電子工学分野でいえば、今回の問1(特許請求の翻訳)は通信・情報処理の分野で、これは私の大好きな分野です。ただし通信・情報処理分野といっても「音声フィンガープリント」を対象とした出題であり、この技術そのものの出願にはこれまで仕事で接したことがなく、試験問題を受け取ってからこの技術の仕組みを調べるのに、けっこう時間を費やしました。そのためこの種の検定に不慣れな私は時間配分をうまく行えず、紙に出して最終チェックしたかったのに、3時間という試験時間内では画面上でのチェックしかできず、翻訳スピードには比較的自信のあった私にとってこれは予想外のことだったので、少し慌ててしまいました。特許翻訳者であれば、日頃から最新技術動向に幅広く目を光らせていなければいけない、と反省し、試験が終わるとただちに、日経エレクトロニクスの年間購読を申し込みました。

問2(従来技術の翻訳)はレーザの応用技術、問3(実施例の翻訳)はMRIという共に慣れ親しんだ分野の問題ということもあり、落ち着いて訳すことができました。逆にいえば、「勾配磁場」や「シムコイル」といった独特の用語が使われるMRIの技術を知らなかったならば、適切な用語を調べるのに時間を費やさなければならなかったでしょう。

 

合格するに当たって時間管理が重要

合格するに当たって時間管理が重要

まとめ-これから受験する方へ

ご自分の守備範囲の技術で受験するのであれば、日々の仕事をこなしていれば特に検定のために準備する必要はなく、あるいは日々の業務を着実にこなすことこそが、この検定に対する何よりの準備でしょう。また、既述のとおり、自分が仕事で実際に翻訳する対象の技術を把握するだけでなく、最新技術全般に常に目を光らせて幅広い技術知識を維持し続けることも大切だと思います。ビジネスであるがゆえに、お客様からの急な翻訳依頼に対して迅速かつ適確な対応を求められることもあることから、常日頃から最新技術知識を吸収しようという姿勢は、特許翻訳・技術翻訳に携わるものとしては基本的な心構えではありますが、そのことを再認識させられた点でも、今回検定を受験したのはよかったと思います。

 

特許翻訳者として新技術の勉強は欠かせない

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感想いかがだったでしょうか?次回の試験(第14回和文英訳試験)は2018年4月22日に開催されます。受験申込は4月16日までですので受験予定の方は気をつけてください。詳細はNIPTAのホームページにご確認いただけます。知的財産翻訳検定試や弊社の翻訳サービスについての問合せをお待ちしております。

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