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2018.10.15

トランスユーロについて

トランスユーロの謎の社内翻訳者紹介 No. 2


8月のトランスユーロの謎の社内翻訳者紹介 No. 1を楽しんでいただけましたでしょうか? 今月はその第2弾としてドイツ語と英語の両言語を自由に操る翻訳部の部長代理・齊藤真由子のインタビューをお届けます。齊藤は、今月10月24日(水)【12日申込締切】に開催される日→独の翻訳セミナーの講師も務めますので、日独翻訳に興味をお持ちの方は、ぜひご一読ください。


翻訳している言語&翻訳方向(例えば、独→日)と、専門の技術分野(例えば機械)

日→独:機械(メイン)

日→独:電気、日→英:機械・電気、独⇔英:機械・電気

(技術以外の企業文書、規約などの日⇔独、日⇔英も。)

これまでのキャリア(入社前の経歴、当社での翻訳者歴など)

地方公務員(通訳職) 2年9か月

エス・ウント・エー有限会社、ゾンデルホフ&アインゼル法律特許事務所、トランスユーロ株式会社 13年4か月(2018年7月末現在)

翻訳という職業を選んだ理由は何ですか?

色々ありますが一番は「言葉」を扱う職業だということです。子供のころから、文章を書くことが何より好きでしたので、自分の言葉で表現する仕事をもともと目指していました。将来を具体的に考える年になると、自分にはそのための独創性がないことに気づきましたが、幸い、翻訳という、すでにある文章をもとに言葉を扱う職業に出会うことができ今に至ります。

特許事務所内の翻訳セクションから翻訳会社に独立して約2年半、あなたの翻訳に対する姿勢や考え方に変化はありましたか?あったのならどのような変化でしょうか?

翻訳そのものに対する姿勢や考え方に変わりはありません。

翻訳者として主に日本語→ドイツ語翻訳をなさっていますが、日独翻訳の難しい点、醍醐味は何でしょう?

日独に限らず、翻訳は大変ですが、英語と比べて大変だと思うのは、英語では比較的簡単に到達できるはずの言葉に、ドイツ語ではたどり着けないときです。辞書や資料の類も英語と比べて少ないです。運よく「これかな?」と思う言葉にたどり着けたとしても、それが本当に正しい訳語であるかはわかりません。自信がなければ仲間に相談しますが、最初から人に聞いたことは忘れるのも早いので、できる限り自分で調べてある程度見通しをつけるようにしています。

翻訳者を束ねる立場(翻訳部長代理)として、いつも気をつけていること、大切にしていることは何でしょう?

仕事の流れを止めないために決断を早めに下すよう心がけています。できる限り多くの時間を翻訳者が持てるようにしたいと思っています。

今後、翻訳者に求められるものは何だと思いますか?

これまでも今後も、言葉を大切にし、好きであることが大切だと思います。翻訳は言葉の単なる置き換えではありません。言葉に宿る魂、「言霊」を間違いなく引き継がなくてはならない作業ですので、自分自身の言葉で直接表現するより難しいこともあります。魂を引き継ぐ使命感、能力向上のための努力を惜しまない向上心や好奇心が求められると思います。

トランスユーロの強みは何だと思いますか?

相談したり教えていただいたりすることが気軽にできる雰囲気があります。経験豊富なメンバーが多いですが、それをひけらかさず、さりげなく解決に導いてくれる能力のある人が多いと思います。

茶道、鉄道旅行、裁判傍聴、と色々趣味が多いそうですが、その趣味は翻訳能力の向上に繫がると思いますか?

「能力向上」に直結するとは思いません。立場を完全に忘れて集中できる場所があることで、常に新たな気持ちで翻訳に向き合うことができるのは間違いないので、間接的に役に立っているとは思います。ただし、「趣味」といえども人に教えられるくらいのレベルを目指しているので、今の私が趣味と呼べるものは茶道だけです。そのほかは単に興味がある程度にすぎません。

社長の唱える「ロックな翻訳会社」とは、どう思いますか?

私はお酒が好きなので、社長の「ロック」という言葉を聞くたびに「ロックなんて甘い!私はストレートで」などとふざけたことを考えてしまいます。そんな感じですので、社長の唱える「ロック」が実践できているかは自信がないです。すみません。

最後に、読者(お客様、翻訳者を目指しているひとたち等)へのメッセージをお願いします(._.)

言葉が好きでこの仕事をしていますが、今は立場上、翻訳以外の仕事が多くなり、自分以外の人が翻訳したものを拝見する機会も多くなりました。仕事の幅が広がったと共に、翻訳という仕事に対するこだわりは強くなったと思います。日々ジレンマを感じていますが、目の前にあること、すべきことを必死でこなしていけばどのような経験も必ずいつか役に立つと思いますし、自分が必要とされる場所・場面をいくつも持てることは幸せです。


他の翻訳者とのインタビュー

No. 1 – O.M.


特許翻訳者の仕事に興味を持った方は弊社の語学スクール「トランスユーロアカデミー」を是非チェックしてください。

 

 

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