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2019.12.11

神田

KANDA⑩ 12月の日本の風景 大晦日「年越し蕎麦」と神田の老舗蕎麦屋さん 


KANDAも10回目となりました。数字の区切りのよいところで、ちょうど世間でも一年で最後の月となり、大晦日に向けて忙しさが増しています。日本では12月のことと「師走」とも呼びます。師とは僧侶のことで、年末になると僧侶を家に呼んでお経をあげてもらう習慣があり、僧侶が忙しく走り回る月という意味なのだそうです。宗教意識があまり高いとは言えない現代の日本ではその光景もあまり見られなくなり、師=先生が忙しくなる月、という解釈もできています。

一方で、宗教行事ではありませんが12月に続いている民間伝承的な風習もあります。その一つが大晦日に食べる年越し蕎麦です。KANDA⑩では、年越しそばの解説と、神田の老舗蕎麦屋さんの紹介をしたいと思います。

年越し蕎麦と日本人の隠れたポジティブマインド??

 

この風習の発祥は明らかではありませんが、時期的には江戸時代とされています。江戸時代中期には商家で月の末日に蕎麦を食べる三十日蕎麦(みそかそば)という習慣があり、これが転じて大晦日だけに行われる年越し蕎麦になったと考えられています。

なぜ蕎麦を食べるのかに関しては、蕎麦が細くて長いことから延命や長寿を祈ったとする説を耳にすることが多いですが、蕎麦が切れやすいことから、今年一年の災厄を断ち切る、一年間の苦労や借金を切り捨て翌年に持ち越さないよう願ったという説もあり、まちまちです。

前者の説では蕎麦が長く続いたら困りますし、後者の説では蕎麦が切れやすくては困ります。蕎麦のどちらの側面も取り方によってはプラスにもなるしマイナスにもなります。どちらの説も長短両方の側面をそれぞれいい意味にとらえていますね。やや無理やりですが。

近年、真面目だけど人生に悲観的なことで有名な日本人は、もとは何でもポジティブに意味付けるのが得意な楽観的な国民だったのかもしれません。そうであれば、昔に学んだ方がよさそうです。

 神田の老舗の蕎麦屋さん紹介

 さて、美味しいお蕎麦が食べられる老舗の蕎麦屋さんが、ここ神田に集中していますので、有名どころをいくつかご紹介します。トランスユーロスタッフにも蕎麦好きな人が多いので、一度は食べたことがあり、いずれもおススメです。

神田まつや

1884年開業 お店の建物は都選定歴史的建造物

『神田まつやの味の秘密

神田まつやはあくまでも「手打ち」にこだわります。打ちたて、ゆでたてでしか実現できない味をお客様に楽しんで頂くため、日々の鍛錬も欠かせません。神田まつやならではののど越しや、コシは厳しい修行の賜物です。(HPより引用)』

http://www.kanda-matsuya.jp/

〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-13

 

神田まつや (Photo by江戸村のとくぞう// CC BY-SA 4.0)

かんだ やぶそば

創業は江戸

江戸の蕎麦御三家の一つ 創業者が江戸出身

『そば粉10、小麦粉1の割合で、主に内地産(長野、青森、北海道、茨城他)の最上級粉を用いています。そばつゆは昆布、鰹節だしの辛口のこくのあるものです(HPより引用)』

https://www.yabusoba.net/

東京都千代田区神田淡路町2-10

 

かんだ やぶそば (Photo by江戸村のとくぞう// CC BY-SA 4.0)

室町 砂場

創業は江戸

江戸の蕎麦御三家の一つ 発祥は大阪

『昔ながらの仕事をそのまま続けております。お蔭様で、百三十年余りの間、親子代々のお客様にお引立て頂いております。…時代によってお客様の好みも変わってゆく中で、取り立てて変わったものはお出しできませんが、より一層丁重な仕事をして行ければと願っております。(以下のページ:店主から一言の引用)』

http://www.kibati-kai.net/02kamei/kameiten/muromati_sunaba/

東京都中央区日本橋室町4-1-13

 

室町砂場 (Photo by江戸村のとくぞう// CC BY-SA 4.0)

神田錦町 更科

江戸の蕎麦御三家の一つ 信州ゆかり

『神田の土地で親子4代蕎麦づくりに精進しております。街の風景も大きくかわりつづける神田で、昔ながらのやりかたで蕎麦を出し続け、そして街の歴史とか伝統を後世に伝えられる様にさまざまな活動、イベントを仕掛けて蕎麦づくりが街づくりに結びつく様に、がんばっております。(以下のページ:店主から一言の引用)』

http://www.kibati-kai.net/02kamei/kameiten/nishiki_sarasina/

東京都千代田区神田錦町3-14

 

神田錦町 更科 (Photo by江戸村のとくぞう// CC BY-SA 4.0)

*神田 尾張屋

大正9年(1920年)から続く神田の老舗

『創業以来80年、伝統の味を守りそば屋らしさにこだわり、ていねいな仕事を心がけて日々営業致しております。

当店のそばは、北海道旭川の契約農家にて栽培された国内産そばを厳重な品質管理のもと自社製粉工場にて製粉いたしております。良質のそば粉を使い細めに打ったそばを濃い目のたれでいただく江戸前のそばを是非一度ご賞味ください。(以下のページの引用)』

http://www.kibati-kai.net/02kamei/kameiten/owariya/index.html

東京都千代田区神田須田町1-24-7

翻訳通訳はトランスユーロまで→

 

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