Blog
2026.06.22
~トランスユーロの知恵ふくろう~ 翻訳・通訳ブログ
ドイツ語の翻訳を依頼するなら?会社選びのポイントや費用目安を解説

ドイツ語は、ドイツ本国だけでなくオーストリアやルクセンブルク、リヒテンシュタイン、スイス、ベルギーなどEU圏内の多くの国で公用語となっている言語です。そのため、ヨーロッパの企業と日本企業がやり取りする際には、ドイツ語翻訳が必要になることも少なくありません。
そこで本記事では、ドイツ系法律特許事務所の翻訳部から独立する形で創業し、長く特許出願書類やビジネス文書のドイツ語翻訳に携わってきたトランスユーロが、ドイツ語翻訳を専門業者に委託する必要性や依頼先の選び方、依頼時に注意するべきポイント等を解説していきます。
ビジネス文書を日本語・英語からドイツ語、またはドイツ語から日本語・英語に翻訳する必要があり、翻訳会社の選定基準等を知りたいというご担当者様は、ぜひ参考としてご覧ください。
ドイツ語とは?翻訳を専門業者に依頼するべき理由

そもそもドイツ語とは、どのような言語なのでしょうか。また、翻訳アプリなどを駆使して自社内で翻訳するのではなく、プロに翻訳を依頼するべき理由とは、何なのでしょうか。
まずは、この2点について簡単に解説します。
「単語の意味だけでは翻訳が難しい」とされるドイツ語
ドイツ語は、主にヨーロッパの中部・北部で話されている英語と同じゲルマン系の言語です。
そのため英語との類似点も多いですが、以下のような違いや特徴を持っています。
英語にはないドイツ語の特徴
- 名詞に男性名詞、女性名詞、中性名詞がある
- 格変化が多く、動詞や形容詞も変化する
- 名詞、形容詞、人称代名詞は格だけでなく性・数でも変化する
- 専門用語等は、複数の名詞をつなげて1つの名詞(複合語)とする
- 上記のような複合語の意味が文脈によって変わる など
またドイツ語は、英語に比べると単語の意味をもとに直感的に翻訳することが難しい言語だと言われています。
一方で、基本的な格変化のルールと文章構造さえ理解していれば、単語の変化形から正確に文章を解析・読解できる論理的な言語とされているところも、ドイツ語の特徴だと言えるでしょう。
【関連情報】ドイツ語についてプロが解説!ドイツ語関連のブログはこちら!
高品質な翻訳にはドイツ文化・技術分野への深い知見が不可欠
先述した通り、ドイツ語は語順や文脈、格変化によっても文章の意味が大きく変わってきます。
また、技術文書や契約書といったビジネス文書では、長く、専門的な意味を持つ複合語が出てくることも多いため、ドイツ文化やその業界に関する深い知見がないと正確な翻訳は困難です。
ビジネスシーンでは、文書のちょっとした翻訳のニュアンスの違いが大きな誤解を生んだり、トラブルのもととなるケースもあります。そのためドイツ語に詳しくない方が、アプリ等を使って日本語や英語のビジネス文書をドイツ語に翻訳することには、多大なリスクが伴います。
だからこそ、特にビジネス文書のドイツ語翻訳については、ドイツ及びドイツ語、そして文書の種類や関係する業界・技術領域に詳しい翻訳者に正確な翻訳を依頼する必要があるのです。
専門業者にドイツ語翻訳を依頼する場合の予算の考え方は?
続いて、ドイツ語の翻訳会社に翻訳を依頼する際にかかる費用の目安について、紹介します。
まず、日本語から外国語・外国語から日本語への翻訳を実施する場合の基本的な費用額の考え方を解説します。翻訳費用を左右する要件と併せて以下の一覧にまとめたので、ご覧ください。
日本語⇔外国語翻訳する時の一般的な料金の考え方
- 日本語の原文から外国語への翻訳では「1文字あたりの単価×翻訳文字数」で計算する
- 外国語の原文から日本語への翻訳では「1ワードあたりの単価×翻訳ワード数」で計算する
ドイツ語の翻訳を専門業者に依頼する場合にかかる費用の目安
先述した通り、翻訳価格は主に文書そのものの難易度と翻訳者の数(リソース)で決まります。
日本では英語翻訳者に比べ、ドイツ語翻訳に対応できる翻訳者の数が少ないと言われています。
特に、日本国内で日本語からドイツ語への翻訳に対応できる翻訳者は少なく、希少価値があるため、日本語から英語よりもドイツ語に翻訳する場合の方が高価になりやすい傾向にあるのです。
具体的には、比較的難易度の低い一般文書で、日本語原文のドイツ語翻訳なら1文字あたり15円前後〜、ドイツ語原文の日本語への翻訳なら1ワードあたり30円前後〜が目安となるでしょう。
技術書や専門書、医療・法務・特許関係の文書、契約書など、理解と翻訳に専門知識を要する文書をドイツ語にする場合の費用目安については、以下にまとめました。こちらも文書のドイツ語翻訳にかかる金額をイメージする上での参考として、ご覧ください。
| ドイツ語翻訳料金の目安 | 一般文書 | ・1文字あたり15円前後~・1ワードあたり30円前後~ |
|---|---|---|
| 専門文書(技術文書等) | ・1文字あたり15円前後~・1ワードあたり35円前後~ | |
| 医療・法務関係文書特許関係の文書各種の契約書 | ・1文字あたり20円前後~・1ワードあたり35円前後~ |
※ただし、実際の翻訳費用は依頼先業者の料金設定や文書の内容により異なります。必ず依頼を検討する業者にお問い合わせと見積り依頼をした上で、具体的な金額をご確認ください。
ドイツ語翻訳の会社を選ぶ時・翻訳を依頼する時のポイント

ここからは、日本語文書のドイツ語翻訳を依頼する業者の選び方と翻訳を依頼する上でのポイントについて解説します。
ドイツ語への翻訳が可能な会社の中から、自社の条件に合った業者を選び、かつ高品質な翻訳をしてもらうためのチェックポイントとしては、大きく以下の6つが挙げられるでしょう。
ドイツ語翻訳の委託先の選定時・依頼時に注意するべき6つのポイント
- 品質の管理・保証のための仕組みがしっかりしているか
- 英語など、他の言語を挟むことなく翻訳してくれるか
- 文書の内容や取り扱う商材ごとに、専門知識を持つ翻訳者がいるか
- 自社の業界、商材、翻訳したい文書に強い・実績のある会社か
- 大ボリュームの翻訳にも対応できるキャパシティがあるか
- レスポンスが早いか、窓口担当にも知見があるか
1. 品質の管理・保証のための仕組みがしっかりしているか
どれだけ知識や経験が豊富な翻訳者であっても、翻訳ミスをする可能性はゼロではありません。
そのため、正確かつ高品質な翻訳を実現するには、一人の翻訳者による翻訳・推敲だけでなく、他の翻訳者によるダブルチェック・クロスチェックや、その言語を母語にする人物によるネイティブチェック、校正の工程が不可欠となります。
翻訳を依頼する会社を選ぶ時は、その会社の作業工程をチェックし、翻訳品質を維持・管理・保証するための仕組みが整っているかを確認しましょう。
例えば、トランスユーロにおけるドイツ語翻訳の受注から納品までの流れは、以下の通りです。翻訳会社の仕組みを確認・比較する上での参考として、こちらもぜひお役立てください。
トランスユーロにおける翻訳の基本プロセス
- お客様より翻訳を受注、必要に応じて無料でお打ち合わせ
- 翻訳作業を開始(翻訳中も窓口となる営業担当とお客様との間でやり取り可能)
- 他の翻訳者によるクロスチェック、社内の専門チェッカーによる校正を実施
※日本語からドイツ語・英語への翻訳では、ネイティブチェックも実施 - 翻訳物をお客様に納品、必要に応じて修正対応
- 修正対応と納品完了、請求書のお渡し
トランスユーロが得意とする翻訳サービスの詳細・会社の特徴はこちらから!
2. 英語など、他の言語を挟むことなく翻訳してくれるか
日本語からドイツ語への翻訳に対応する会社の中には、二言語間での直接翻訳ではなく、英語などの他言語を挟んで翻訳(日本語⇒英語⇒ドイツ語の順で翻訳)しているところもあります。
しかし、他の言語を挟んで翻訳する方法は、もともとの言語・文章がもっていたニュアンスが変わってしまうこともあり、誤訳のリスクが上がってしまうため、あまりおすすめできません。
専門的な内容の文書ほど、日本語とドイツ語の二言語間での直接翻訳に対応してくれる翻訳会社に依頼するのが望ましいと覚えておきましょう。
3. 文書の内容や取り扱う商材ごとに、専門知識を持つ翻訳者がいるか
先述した通り、専門的かつ翻訳難易度の高い文書を正確に翻訳するには、言語能力だけでなく、文書の内容・種類や特定の業界、技術領域に関する専門的な知識も必要になってきます。
そのため、専門性・難易度の高い文書をドイツ語に翻訳したい場合は、その文書の種類や自社の業界、分野に詳しい翻訳者がいるかを確認した上で、依頼先を選択しなければなりません。
4. 自社の業界、商材、翻訳したい文書に強い・実績のある会社か
3で紹介した「翻訳をお願いしたい文書、あるいは自社の業界・技術分野に関する専門知識を持った翻訳者がいるか」を確認するには、その翻訳会社に「自社の産業分野や技術領域、翻訳を依頼したい種類の文書の翻訳実績があるか」を問い合わせる方法が最も効果的です。
翻訳会社を選ぶ際は、自社が依頼したい文書に近い種類・内容のドイツ語翻訳に対応したことがあるか、具体的な件数やボリューム、納期、費用額などの実績を確認すると良いでしょう。
5. 大ボリュームの翻訳にも対応できるキャパシティがあるか
ドイツ語に限らず、翻訳作業は翻訳する文書の文字数・ワード数が多いほど時間がかかります。
そのため、もし自社がドイツ語翻訳を依頼したい文書の文字数・ワード数がかなり多いようであれば、大ボリュームの案件に対応できる翻訳会社かどうかも確認しておくべきでしょう。
なお、「大ボリュームの翻訳案件」の定義は会社によっても異なりますが、特許翻訳を受託するケースが多いトランスユーロにおいては、以下の文字数・ワード数を目安としています。
翻訳における「大ボリューム案件」の目安
文章の全体量で考えた場合
例)特許明細書
・全体の文字数が数万字、またはワード数が数万ワード以上
6. レスポンスが早いか、窓口担当にも知見があるか
翻訳の仕組み・作業工程や過去の実績と併せて、その翻訳会社のキャパシティや技量を図る目安となるのが、自社と打ち合わせや見積もりのやり取りをする窓口担当(営業担当)の対応です。
こちらからの問い合わせに対するレスポンスが早いか、また窓口担当者にもドイツ語や翻訳に関する知識・見識があるかどうかという視点で翻訳会社の対応をチェックすると良いでしょう。
ちなみにトランスユーロでは、営業にあたる窓口担当も全員、ドイツ語での対応が可能です。
ドイツ語・英語への直接翻訳のご相談はトランスユーロへ

トランスユーロは、ドイツ系法律特許事務所の翻訳部から独立・創業した翻訳のプロ集団です。
各分野の専門スキルを持つ熟練の翻訳者を社内外に抱え、日本語からドイツ語・英語への翻訳はもちろん、ドイツ語・英語から日本語への翻訳時にも他の言語を挟まない直接翻訳に対応。
主に特許翻訳など、専門的かつ翻訳難易度の高い以下のような文書の翻訳を得意としています。
- 特許翻訳:出願から中間処理、知財裁判まで翻訳を通してトータルサポート
- 技術翻訳:産業マニュアルや取扱説明書、カタログ、技術論文等の翻訳
- 法律翻訳:判決文などの法律関係文書、企業の契約書などを正確に翻訳
- 医療翻訳:医療機器の添付文書(英⇔日・独⇔日)、医薬翻訳(英⇔日のみ)
- 証明書翻訳:海外の各種証明書、公文書(ドイツ語認証翻訳含む)の翻訳
- ビジネス文書翻訳:会社案内やホームページ、契約書、社内規則等の翻訳
翻訳の工程においては、クロスチェック・校正はもちろんのこと、日本語からドイツ語・英語への直接翻訳の際には通常工程としてネイティブチェックも実施し、翻訳品質を担保しています。
日本語からドイツ語・英語、ドイツ語・英語から日本語、そして英語・ドイツ語間の直接翻訳、及びこれらの言語を用いた専門文書の高品質な翻訳に対応できる翻訳会社を探しているという場合は、ぜひ一度、私たちトランスユーロにもお気軽にご相談・お問合せください!


