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2019.03.04

トランスユーロについて

トランスユーロの謎の社内翻訳者紹介 No. 6


トランスユーロの謎の社内翻訳者紹介シリーズの第6弾は、いよいよ真打ちの登場です!弊社翻訳部を束ねる翻訳部の頭、飯塚俊介(いいづか しゅんすけ)のインタビューをお届けします。

飯塚は、大学でドイツ語を専攻したものの、就職の第一志望はアパレルという変わり者でしたが、大学の先生の勧めで受けた弊社の面談の際に放ったオヤジギャクが大ウケしたことに気を良くし、何故かそのままドイツ語特許翻訳の道に入りました。

髪はいつも突っ立っていて、たまに自分で染めたりもします。見かけはまるで夜の世界の男です。が、ドイツ語に関しては天才的な能力を発揮し、覚えた単語は辞書に書き込んだりせずにすべて脳に暗記し、分からない用語は古本を漁ってでも執念で探求します。

「やっぱ」が口癖で社内では「ヤッパ飯塚」などと呼ばれていて、義理と人情に熱い男です。今回は、熱意、執念、気合いの翻訳者・ヤッパ飯塚の世界をお楽しみください。


翻訳している言語&翻訳方向(例えば、独→日)と、専門の技術分野(例えば機械)を教えてください。

独→日/(特許)機械分野全般です。

これまでのキャリア(入社前の履歴、当社での翻訳者歴など)を教えてください。

大学在学中、ドイツ語を学びながら夜の世界を渡り歩いていました。どうしても華やかな仕事がしたいと思い、当時はアパレル業界を志望していましたが、途中、オヤヂギャグが原因で道を誤ってしまい、翻訳を扱うナゾの有限会社(トランスユーロの前身のまた前身です)に転がり込むことになりました。その後、特許事務所(トランスユーロの前身です)でのカオスな時代を経て、現在、翻訳者として20年目を迎えようとしています。

特許事務所内の翻訳セクションから翻訳会社に独立して3年、あなたの翻訳に対する姿勢や考え方に変化はありましたか?あったのならどのような変化でしょうか?

特許事務所内で翻訳をしていたときには外界との接触というものが全くなく、翻訳という仕事そのものが非常に無機質であり、自己満足の世界で「翻訳終了。」といった具合でした。しかし、翻訳会社として独立してからは、外のお客様とじかに接触する機会が増え、今では「そのお客様のために」と対象を明確に意識して翻訳に取り組むようになっています。

あなたが修業していた時代と、今の翻訳者とではどのような点で違うと感じますか?

自分の修行時代は現在ほどインターネットを自由に使える環境にありませんでした。なので、例えば技術用語1つ調べるにしても書籍を片っ端から当たっていき、執念でそれを探し出すという非常にアナログな作業をしていました。その頃に比べると、現在は物事を簡単に自由に調べられる時代になっていますよね。でも、その自由が得られたぶん、今の翻訳者を見ていると、翻訳そのものに対しても、技術を調べることに対しても、熱意、執念、気合いみたいなものが完全に欠落しているように思います。

翻訳者として主に機械分野の翻訳をなさっていますが、機械分野の翻訳の難しい点、醍醐味は何でしょう?

これは、特にドイツ語の機械分野の特許明細書を手掛けている人に共通していることだと思いますが、日本にはない技術的な概念を訳語としてどのように表現するか?という辺りが最も難しい点ではないでしょうか。でも、その難しい点を徹底的に調べ上げることがまた醍醐味であったりもします。

*ドイツ語の機械分野の特許明細書には、日本の技術よりも広義の意味を表すドイツ語特有の単語がしばしば登場します。

翻訳者を束ねる立場(翻訳部長)として、いつも気をつけていること、大切にしていることは何でしょう?

気遣いと感謝ですかね。

今後、翻訳者に求められるものは何だと思いますか?

外国語間の翻訳は別として、ずばり!「正しい日本語力」だと思います。

トランスユーロの強みは何だと思いますか?

翻訳にせよ、技術的な面にせよ、特許事務所時代から培ってきた知識をさらに向上させ続けていこうとする一人一人の意識だと思います。

ぶっちゃけ、本当は翻訳者ではなく何になりかったのですか?

う~ん、本当は夜の煌びやかな世界で駆けずり回りたかったですかね。
ちなみに、将来の夢は「Hawaiiでスイカ栽培」です。

社長の唱える「ロックな翻訳会社」とは、どう思いますか?

社長が「ロック」なので、やっぱ自分も「ハイボール」くらいの立ち位置には居たほうがいいのかなぁと思います(笑)
まぁ、冗談はさておき、どんな翻訳会社であっても、一人でも多くのお客様に「ありがとう」と言って頂ける翻訳会社を目指していきたいです。

最後に、読者(お客様、翻訳者を目指しているひとたち等)へのメッセージをお願いします(._.)

翻訳という仕事は、「言葉」を使って社会に貢献することを目的としています。そのためには、なんといっても「言葉」が好きであるということが大前提になります。人間は言葉に触れない日はないので、言葉には常に敏感になっている必要があります(まぁ、その反動なのか、翻訳者には言葉を深読みしすぎてしまうという弊害もありますが)。これから翻訳者を目指そうという人達には、そういった感覚を常に持ち続けていてほしいと思います。トランスユーロという会社には、とにかく「言葉」が大好きな人達が大勢います。皆さんが「言葉」を好きになった瞬間、それはもう同志同然です。いつか一緒に仕事ができることを楽しみにしていますね。


他の翻訳者とのインタビュー

No. 1 – O.M.
No. 2 – 齊藤真由子
No. 3 – H.N.
No. 4 – 小俣浩之
No. 5 – 古谷諭


特許翻訳者の仕事に興味を持った方は弊社の語学スクール「トランスユーロアカデミー」を是非チェックしてください。

 

 

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