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2026.07.02

~トランスユーロの知恵ふくろう~ 翻訳・通訳ブログ

翻訳依頼のポイント|翻訳会社と個人の違いや費用の目安・流れを解説


翻訳依頼のポイント|翻訳会社と個人の違いや費用の目安・流れを解説

近年、AI技術の発達により、アプリ等を使った日本語⇔外国語の機械翻訳が可能になりました。

しかし機械翻訳は、文書の内容や翻訳言語による「品質のばらつき」がまだまだ大きいです。

そのため、特に誤訳で重大な損失を被る恐れのある法律文書やビジネス文書などにおいては、リスク回避のためにプロの翻訳者、または翻訳会社に翻訳を依頼することが推奨されています。

そこで本記事では、ドイツ系特許事務所の翻訳部から独立し、長く日本語⇔ドイツ語・英語とドイツ語⇔英語の翻訳に対応してきたトランスユーロが、どのような会社・媒体に翻訳の依頼ができるのか、依頼先を決める上での注意点や流れ、費用の相場にも触れながら解説します。

翻訳を依頼できるところは?代表的な2つの選択肢

翻訳の依頼先(アウトソーシング先)としては、翻訳を主業務とする法人である「翻訳会社」と、個人で翻訳を請け負う「フリーランス翻訳者」の2パターンが考えられます。

翻訳会社とは?特徴や主な依頼方法

翻訳会社とは、ビジネス文書や映像作品など、幅広い文書や媒体を対象に他言語への翻訳サービスを提供する企業の総称です。

正社員または委託先として複数の翻訳者を抱えており、翻訳品質を保つための仕組みや工程が整っているのが特徴です。

翻訳会社は、基本的に翻訳・チェック専任者によるチェック・修正までのすべての工程に対応するパッケージ販売を行っており、品質管理がしっかりしているため、難易度の高い専門的な文書でも安定した品質の翻訳を提供できます。

一方で、翻訳の流れや品質管理の体制が固まっているがゆえに、後述するフリーランス翻訳者に比べると納期が長くなりやすく、翻訳費用も高くなりやすい傾向にあると言えるでしょう。

※工程については翻訳のみ、翻訳と簡易チェックのみなど、顧客の希望に合わせて調整の上、対応することも可能です。

なお、翻訳会社への依頼方法としては、各社が公開しているWebサイトの見積もり依頼ページ・問い合わせページから見積もりや翻訳を直接依頼する方法が一般的です。

フリーランス翻訳者とは?特徴や主な依頼方法

フリーランス翻訳者とは、個人で翻訳業務を請け負う翻訳者の総称です。

特定の企業・法人・事務所等に翻訳者として所属するのではなく、依頼主となる企業や個人から業務委託を受けて翻訳に対応します。

依頼方法としては、日本翻訳連盟などの翻訳者リストから探したり、クラウドソーシング等のマッチングサービスを介して依頼主が翻訳者を選び、見積もりや翻訳を依頼する方法が一般的です。

依頼主が翻訳者本人とメッセージ等で直接やり取りをするため、納期や料金について相談をしやすく、翻訳会社に比べてコストを抑えられるケースが多いという点がメリットだと言えるでしょう。

しかし、フリーランス翻訳者には実績豊富なベテランから学生まで、さまざまな人がいます。

実力や翻訳の工程、納品までのチェック体制も人によって大きく異なるため、翻訳難易度の高い文書の翻訳を依頼したい場合や、高品質な翻訳を求めている場合は、依頼する翻訳者を慎重に選ぶ必要があります。

翻訳会社とフリーランス翻訳者、依頼先としての違いまとめ

ここまでに見てきた翻訳会社とフリーランス翻訳者の違いについて、改めて整理しましょう。

依頼方法・納期・翻訳品質・費用の傾向の4つの項目におけるそれぞれの特徴を以下の表にまとめたので、参考にしてください。

翻訳会社 フリーランス翻訳者
依頼方法 ・サイトやメールで直接依頼 ・クラウドソーシング等を介して依頼
納期 ・チェック体制がしっかりしている分、長くなりやすい ・担当翻訳者と直接交渉できるため、短納期の依頼も相談しやすい
翻訳品質 ・プロの翻訳者が多数在籍しており、高品質な翻訳を提供しやすい ・さまざまな経歴、実績の翻訳者がいるため、翻訳品質もまちまち
費用の傾向 ・安定した品質での翻訳を提供できる代わりに、高くなる傾向 ・さまざまな経歴や実績の翻訳者がいるため、比較的費用を抑えやすい

【関連記事】高品質な特許翻訳はなぜ時間を要するのか?その5つの理由

ただし「翻訳料金の考え方」は両者ともあまり変わらない

依頼先が翻訳会社かフリーの翻訳者かに関わらず、翻訳料金の考え方は基本的に変わりません。

【一般的な翻訳料金の考え方】
  • 文字単価×原文の文字数、またはワード単価×原文のワード数がベース(日本語⇒外国語に翻訳する時は文字単価、外国語⇒日本語の場合はワード単価)
  • 翻訳の文字数/ワード数が少ない時はミニマムチャージ(最低料金)が適用される
  • 納期短縮やDTP処理などを希望の場合は、別途オプション料金が追加される

翻訳料金は「文字/ワード単価×文書のボリューム」で算出したベースの料金、またはミニマムチャージに、納期短縮のための特急料金やレイアウトを整えるための処理費用等など、オプション料金をプラスして算出するのが一般的です。

この考え方は、翻訳の依頼先が変わってもほとんど同じですので、覚えておくと良いでしょう。

翻訳を翻訳会社・翻訳者に依頼する時の費用目安は?

翻訳を翻訳会社・翻訳者に依頼する時の費用目安は?

ここからは、トランスユーロでお引き受けすることの多い日本語⇔ドイツ語の翻訳にかかる費用の目安について、大まかな文書のジャンルごとに紹介します。

翻訳会社に日本語⇔ドイツ語の翻訳を依頼する場合の一般的な料金の目安は、以下の通りです。

日本語⇔ドイツ語の一般的な翻訳料金の目安(翻訳会社の場合)

一般文書 ・1文字あたり15円前後~
・1ワードあたり30円前後~
専門文書(技術文書等) ・1文字あたり15円前後~
・1ワードあたり35円前後~
医療・法務関係文書特許関係の文書各種の契約書 ・1文字あたり20円前後~
・1ワードあたり35円前後~

【関連記事】ドイツ語の翻訳を依頼するなら?会社選びのポイントや費用目安を解説

ドイツ語は、英語に比べて複数の単語が繋がって1つの単語を形成する「複合語」が多くなる傾向にあり、対応できる翻訳者数も少ないため、日本語⇔ドイツ語の翻訳料金は、日本語⇔英語の翻訳を行う場合よりも1ワードあたりの単価が高くなりやすいとされています。

そのため、翻訳会社に日本語⇔英語の翻訳を依頼する場合は、上記のドイツ語よりも文字単価にして5円前後、ワード単価では10〜15円ほど低い金額になるのが一般的です。

なお、先ほども少し触れたように、同じ言語であってもフリーランスの翻訳者に翻訳を依頼する場合は、翻訳会社に依頼するよりも翻訳単価が安くなる傾向が見られます。翻訳費用は、翻訳言語や文書の内容、納期、工程、依頼先などの条件により変動するものだと理解しておきましょう。

※ただし、実際の翻訳費用は依頼先業者の料金設定や文書の内容により変わってきます。必ず依頼を検討する業者にお問い合わせと見積もり依頼をした上で、必要な費用額をご確認ください。

翻訳の依頼先を決める上でのポイントと注意点

ここからは、翻訳の依頼先を選択・決定する上で注意するべきポイントを具体的に紹介します。

以下の表に依頼先の品質管理や料金、その会社・翻訳者の得意分野や対応可能なボリュームを探るためのポイントを4つのカテゴリに分けて整理しましたので、ひと通りご確認ください。

品質管理について ・翻訳品質を維持、管理、担保するための仕組みがあるか
・他の言語を挟まず、希望する言語の直接翻訳に対応してくれるか
翻訳料金について ・文字・ワードの単価やミニマムチャージの目安はどのくらいか
・ネイティブチェック料金や特急料金など、追加料金の条件はどうか
会社の特徴について ・それぞれの文書の種類、内容ごとに専門知識を持つ翻訳者がいるか
・依頼する文書に近い内容、または自社業界での翻訳実績があるか
・大ボリューム案件にも対応できるキャパシティがあるか
その他 ・営業担当にも翻訳及び言語の知見があるか、窓口対応はどうか

翻訳品質を維持・管理するための体制と料金設定、そして依頼先が得意とするジャンルや言語を把握することは、イメージに近い高品質な翻訳をしてもらう上で非常に重要になってきます。

特に、ドイツ語がわからない人が日本語からドイツ語への翻訳を依頼する場合など、依頼主が自身で納品物の翻訳品質を確認できない場合は、依頼を考えている翻訳会社や翻訳者がどのような体制で品質の維持・管理に努めているのかを知り、正確に把握しておかなければなりません。

翻訳を依頼する法人や個人を選ぶ時は、料金だけでなく、品質管理への考え方や得意分野といった各翻訳会社・翻訳者の特徴や実績も含めて、可能な限り確認するようにしてください。

翻訳会社とフリーの翻訳者、依頼先を選ぶコツは?

以下のような翻訳難易度があまり高くない短文の翻訳、また「スピード&コスト>品質」で文章の翻訳を依頼したい場合は、フリーの翻訳者に翻訳をお願いしても問題ないでしょう。

【クラウドソーシング等を介したフリー翻訳者への依頼が適したケース】
  • メールの文面など、短文の翻訳のみ急ぎで頼みたい時
  • 詳細な翻訳ではなく、文章の概要がわかる翻訳を頼みたい時
  • 自身で翻訳した文章のチェック、校正のみプロに依頼したい時
  • 土日に依頼して数日中に欲しいなど、かなり短納期で依頼したい時 など

一方で、ちょっとした誤訳が重大な損失やトラブルにつながる専門的な内容の文書、翻訳難易度の高い書類(特許明細書、製品マニュアル等の技術文書、契約書等の法律文書など)については、翻訳したい文書、及び言語に強みを持ち、かつチェック専任者など第3者によるチェック体制が整っている翻訳会社に翻訳を依頼することをおすすめします。

なお、翻訳会社の中には同一窓口で受け付けの上、多言語翻訳に対応できるところもあります。

フリーランスの翻訳者に多言語翻訳を依頼しようと思うと、各言語の翻訳者とやり取りをする必要が出てくるため、多言語翻訳の依頼先としても、翻訳会社が適していると言えるでしょう。

【関連情報】「日本語とドイツ語・英語間の直接翻訳」に対応!トランスユーロの特徴とは?

翻訳はどうやって依頼する?大まかな流れを解説

翻訳はどうやって依頼する?大まかな流れを解説

最後に、翻訳会社や翻訳者に依頼する時の流れと依頼主に求められる準備について紹介します。

以下に翻訳を依頼するための準備から依頼先の決定、翻訳した原稿を納品してもらうまでの流れを5つのステップに分けて整理したので、参考にしてください。

【翻訳の依頼先決定から納品までの5ステップ】
  • 翻訳してほしい原稿と資料の準備、納期と予算上限額の確認を行う
  • 依頼先候補をピックアップし、同じ条件で相見積もりを取る
  • トライアルがある場合は活用し、候補先の翻訳品質をチェック
  • 依頼先を決定して翻訳を委託、ひと通りの翻訳作業が終わるのを待つ
  • 出来上がった納品物を確認し、必要に応じ修正してもらう

【関連情報】トランスユーロによる「特許明細書の翻訳トライアル」ご利用はこちらから!

翻訳の依頼にあたり、依頼主がするべき準備とは?

5ステップのうちの1つ目にある「資料」として、依頼主が翻訳を依頼する前に準備しておくべきものの具体例としては、以下が挙げられます。

【翻訳品質の向上に役立つ「資料」の具体例】
  • 文書の内容、分野に関する専門用語をまとめたもの
  • 技術分野の理解に役立つ資料や書籍
  • 表記ルールに関するガイド
  • 指定用語のリスト
  • 翻訳原稿のレイアウト見本 など

これらの資料があると、依頼主が求める原稿の方向性、品質レベルへの翻訳会社及び翻訳者の理解度が向上し、初稿時点で品質の高い翻訳原稿を作成しやすくなります。また、文書の内容に対する認識の齟齬も起こりにくくなりますので、可能であれば準備しておきましょう。

ドイツ語・英語への直接翻訳のご相談はトランスユーロへ

ドイツ語・英語への直接翻訳のご相談はトランスユーロへ

トランスユーロは、ドイツ系法律特許事務所の翻訳部から独立・創業した翻訳のプロ集団です。

各分野の専門スキルを持つ熟練の翻訳者を社内外に抱え、日本語からドイツ語・英語への翻訳はもちろん、ドイツ語・英語から日本語への翻訳時にも他の言語を挟まない直接翻訳に対応。

主に特許翻訳など、専門的かつ翻訳難易度の高い以下のような文書の翻訳を得意としています。

  • 特許翻訳:出願から中間処理、知財裁判まで翻訳を通してトータルサポート
  • 技術翻訳:産業マニュアルや取扱説明書、カタログ、技術論文等の翻訳
  • 法律翻訳:判決文などの法律関係文書、企業の契約書などを正確に翻訳
  • 医療翻訳:医療機器の添付文書(英⇔日・独⇔日)、医薬翻訳(英⇔日のみ)
  • 証明書翻訳:海外の各種証明書、公文書(ドイツ語認証翻訳含む)の翻訳
  • ビジネス文書翻訳:会社案内やホームページ、契約書、社内規則等の翻訳

翻訳の工程においては、クロスチェック・校正はもちろんのこと、日本語からドイツ語・英語への直接翻訳の際には通常工程としてネイティブチェックも実施し、翻訳品質を担保しています。

日本語からドイツ語・英語、ドイツ語・英語から日本語、そして英語・ドイツ語間の直接翻訳、及びこれらの言語を用いた専門文書の高品質な翻訳に対応できる翻訳会社を探しているという場合は、ぜひ一度、私たちトランスユーロにもお気軽にご相談・お問合せください!

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