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2026.06.30
~トランスユーロの知恵ふくろう~ 翻訳・通訳ブログ
翻訳料金の内訳・目安とは?独英の費用の相場と会社選別のポイント

翻訳を専門業者に外注する際にかかる翻訳料金は、翻訳会社や翻訳者により変わってきます。
そのため、はじめて専門家に翻訳を依頼する際には、翻訳会社が公開または提示している翻訳料金が妥当なのか、自分たちで確認・検討する方法がわからないということも起こり得ます。
そこで本記事では、ドイツ系法律特許事務所から独立して創業し、日本語⇔ドイツ語・英語やドイツ語⇔英語の特許翻訳、技術翻訳、法律翻訳等に長く携わってきたトランスユーロが、一般的な翻訳料金の考え方や相場目安、料金を左右する要素などについて具体的に解説します。
また、提示された翻訳料金をもとに翻訳会社や翻訳者を精査・選別し、自社に合った依頼先を選ぶためのポイントも併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
翻訳料金の内訳は「基本料金」と「オプション料金」

一般的に翻訳料金は、翻訳にかかる「基本料金」と「オプション料金」をもとに算出されます。
翻訳料金のうち「基本料金」とは?
翻訳における基本料金とは、翻訳文書(主に原文)の1文字または1単語あたりの単価をもとに算出する料金のことです。
具体的には、これから翻訳する原文の言語とボリュームをベースに以下のように計算します。
【文字/ワード単価をベースとした翻訳の基本料金の算出方法】
- 日本語を外国語に翻訳する場合:文字単価×原文の文字数
- 外国語を日本語に翻訳する場合:ワード単価×原文のワード数
- 外国語から別の外国語に翻訳する場合:ワード単価×原文のワード数
なお、翻訳会社や翻訳者の方針・規定によっては、文字やワードではなく、ページ単価で基本料金を算出(例:1ページ400字程度の翻訳単価×原文のページ数)するケースも見られます。
翻訳料金のうち「オプション料金」とは?
翻訳におけるオプション料金とは、依頼者の希望や条件によって加算される料金の総称です。
オプション料金が発生する条件は翻訳会社、翻訳者により変わってきますが、一般的には以下のようなものが設定されているところが多いでしょう。
| 特急料金 | 納期を10日から5日に短縮してほしいなど、通常より短納期での翻訳対応を求める場合に発生する割増料金。 |
|---|---|
| イメージ処理費 | 翻訳文を原文通りのレイアウト、デザインに落とし込むための処理(DTP処理)をする場合の追加料金。 |
| ネイティブチェック料金 | 校正など通常の品質チェックに加え、翻訳言語のネイティブチェッカーに翻訳原稿をチェックしてもらう場合にかかる料金。 |
パンフレットや広告、カタログ等に記載された文章を翻訳する場合に、翻訳文を元のデザインデータに流し込む作業は、本来、翻訳会社や翻訳者が行う翻訳業務の範囲には含まれていません。
そのため、多くの翻訳会社及び翻訳者では、納期短縮とともにイメージ処理への対応も追加料金の対象となっているのです。
一方でネイティブチェックについては、翻訳会社によっては基本的なパッケージ料金に含まれていたり、翻訳者本人がネイティブであること等を理由に、追加費用を取っていない場合もあります。
翻訳の基本料金(単価)を左右する4つの要素について
ここからは、どのような理由で翻訳の文字/ワードあたりの単価が決まるのかについて説明します。
翻訳料金の文字単価/ワード単価を左右する代表的な要素としては、以下が挙げられます。
【翻訳の文字単価/ワード単価を決める要素の一覧】
- 翻訳に対応できる翻訳者の数
- 文書の内容と翻訳難易度
- 納期
- 追加対応の有無
1. 翻訳に対応できる翻訳者の数
翻訳料金は、翻訳に対応できる翻訳者の数(リソース)が多いほど安く、少ないほど高くなる傾向にあります。そのため英語や韓国語など、翻訳者が多い言語の翻訳料金は比較的安価です。
対してドイツ語など、対応できる翻訳者の数が少ない言語では、文字/ワードあたりの翻訳料金が高価になる傾向が見られます。
2. 文書の内容と翻訳難易度
以下のような種類の文書を正しく翻訳するには、各分野の専門知識はもちろん、それぞれの書類における独特な言い回しや、地域ごとの法律・文化の違いまで熟知しておく必要があります。
| 技術文書 | ・カタログ ・販促資料 ・規格書 ・仕様書 ・取扱説明書 ・製品マニュアル ・サービスマニュアル ・機械マニュアル ・技術論文 など |
|---|---|
| 法律文書 | ・雇用契約書 ・業務委託契約書 ・機密保持契約書 ・ライセンス契約書 ・就業規則 ・判決文 ・答弁書 ・証拠書類 ・その他、各種手続き書類 など |
| 特許関係の書類 | ・明細書 ・特許請求の範囲、図面、要約書 ・拒絶理由通知書など特許審査の書類 ・意見書、補正書 ・その他、やり取りのためのレター など |
そのため、メールや手紙などの一般文書か、特定分野の専門知識が必要な翻訳難易度の高い書類かといった文書の内容、種類によっても、翻訳料金は変わってくるのです。
3. 納期
翻訳にかかる時間は、主に翻訳対象となる原文のボリュームと翻訳難易度によって決まります。
そのため、翻訳会社が原文のボリュームと内容から換算した通常の納期より、極端に短い納期で翻訳原稿の初稿を納品してほしいという場合には、先述した特急料金がかかるのが一般的です。
4. 追加対応の有無
ネイティブチェックやイメージ処理、修正回数の追加など、翻訳会社がパッケージとして提示した以上の対応を求める場合は、文字/ワードあたりの単価にオプション料金がプラスされます。
求める追加対応が増えるほどオプション料金が加算され、翻訳料金の総額が上がっていくため注意が必要です。
翻訳にかかる料金の目安・相場は?ドイツ語と英語の場合
ここからは、翻訳料金のうち日本語⇔ドイツ語・英語の翻訳を翻訳会社に依頼する場合の相場目安について、具体的に紹介します。文書の種類別の翻訳料金の目安は、以下の通りです。
日本語⇔ドイツ語の翻訳料金の目安
| 一般文書 | ・1文字あたり15円前後~ ・1ワードあたり30円前後~ |
|---|---|
| 専門文書(技術文書等) | ・1文字あたり15円前後~ ・1ワードあたり35円前後~ |
| 医療・法務関係文書特許関係の文書各種の契約書 | ・1文字あたり20円前後~ ・1ワードあたり35円前後~ |
【関連記事】ドイツ語の翻訳を依頼するなら?会社選びのポイントや費用目安を解説
日本語⇔英語の翻訳料金の目安
| 一般文書 | ・1文字あたり10~15円前後 ・1ワードあたり20円前後~ |
|---|---|
| 専門文書(技術文書等) | ・1文字あたり10~15円前後 ・1ワードあたり25円前後~ |
| 医療・法務関係文書特許関係の文書各種の契約書 | ・1文字あたり15円前後~ ・1ワードあたり25円前後~ |
翻訳者数の多い英語翻訳の料金は、ドイツ語翻訳よりも1文字あたり5円前後、1ワードあたりでは10〜15円ほど安くなるのが一般的です。
ただし、実際の翻訳料金は翻訳会社・翻訳者の料金設定や、得意分野によって変わってきます。
翻訳料金については、必ず外注を考えている翻訳会社・翻訳者に自身または自社の条件を伝えた上で見積もりを依頼し、具体的な金額を確認するようにしてください。
【関連記事】翻訳依頼のポイント|翻訳会社と個人の違いや費用の目安・流れを解説
料金で翻訳会社を精査・選別するためのポイントと注意点

ここからは、翻訳料金を一つの基準として翻訳会社・翻訳者を選定するポイントを紹介します。
翻訳言語や品質、納期など自身・自社の条件と予算に合った翻訳会社、翻訳者を選ぶために必ず確認してほしいポイントとしては、以下の4つが挙げられるでしょう。
【翻訳の委託先を選ぶために料金をチェックする時のポイント】
- 提示された料金が相場や他社の見積もり額とかけ離れていないか
- ミニマムチャージの設定はあるか、またあるなら具体的にいくらか
- 見積もりとして提示された料金の範囲で、どこまで対応してくれるか
- どのような場合に、どのくらいのオプション料金が発生するのか
翻訳言語や文書のジャンルごとの相場よりも極端に安い料金を提示された場合は、十分なチェック工程が確保されていないなど、安いだけの理由があると考えなければなりません。
逆に、相場より極端に高い料金であった場合も、こちらが希望していないオプションが追加されている可能性があります。どちらにしても、相場からかけ離れた価格を提示された場合は、その料金の中に具体的にどこまでの対応が含まれているのか、内訳を確認するようにしましょう。
また、翻訳料金では「ミニマムチャージ」を採用している会社・翻訳者も少なくありません。
ミニマムチャージとは、最低料金のことです。文字や単価で計算した翻訳料金が最低料金を下回った場合は、このミニマムチャージが適用されます。
例えば、文字あたり10円で日英翻訳に対応する翻訳会社、または翻訳者に500字の翻訳を依頼する場合、文字単価で計算すると料金は「10円×500字=5,000円」となります。
しかし、この翻訳会社、または翻訳者のミニマムチャージが10,000円であれば、文字単価で計算した料金がミニマムチャージを下回るため、翻訳料金にはミニマムチャージの10,000円が適用されるのです。
トライアル等で品質を確認することなく「相見積もりを取って一番安かったから」という理由だけで翻訳の委託先を決めると、依頼主が多大な不利益を被ってしまうリスクもあります。
翻訳の委託を検討している翻訳会社、及び翻訳者に見積もりを取ってもらう時は、文字/ワード単価と併せてオプション料金の種類や条件、そして提示された料金にどこまでの対応が含まれているかというところまで、しっかり確認する必要があると覚えておきましょう。
トランスユーロにおける翻訳料金の考え方は?
一般的な翻訳会社と同様、私たちトランスユーロでも翻訳言語・翻訳難易度・文書のボリューム・希望納期の4点を基準に文字/ワード単価を算出し、お見積もり金額を提示しております。
なお、トランスユーロでは日本語からドイツ語・英語への翻訳では、ネイティブチェックを通常工程として実施しています。そのため、日本語からドイツ語・英語への翻訳のご依頼では、オプション料金をいただかずに校正とクロスチェック、ネイティブチェックまで実施いたします。
一方で、ミニマムチャージの設定・適用をさせていただいている他、大幅な納期短縮や、画像等への翻訳文の埋め込みといったイメージ処理の対応には、オプション料金を頂戴しています。
特許関係書類や法律文書、技術文書など、誤訳が大きなトラブルや損失のもととなる文書の翻訳においては、それぞれの分野において翻訳実績が豊富な翻訳会社に翻訳を委託する必要があります。
各種専門文書の日本語⇔ドイツ語・英語への高品質な翻訳に対応できる翻訳会社を探しているという場合は、ぜひ一度、私たちトランスユーロにもお気軽に翻訳料金をお問い合わせください。
ドイツ語・英語への直接翻訳のご相談はトランスユーロへ

トランスユーロは、ドイツ系法律特許事務所の翻訳部から独立・創業した翻訳のプロ集団です。
各分野の専門スキルを持つ熟練の翻訳者を社内外に抱え、日本語からドイツ語・英語への翻訳はもちろん、ドイツ語・英語から日本語への翻訳時にも他の言語を挟まない直接翻訳に対応。
主に特許翻訳など、専門的かつ翻訳難易度の高い以下のような文書の翻訳を得意としています。
- 特許翻訳:出願から中間処理、知財裁判まで翻訳を通してトータルサポート
- 技術翻訳:産業マニュアルや取扱説明書、カタログ、技術論文等の翻訳
- 法律翻訳:判決文などの法律関係文書、企業の契約書などを正確に翻訳
- 医療翻訳:医療機器の添付文書(英⇔日・独⇔日)、医薬翻訳(英⇔日のみ)
- 証明書翻訳:海外の各種証明書、公文書(ドイツ語認証翻訳含む)の翻訳
- ビジネス文書翻訳:会社案内やホームページ、契約書、社内規則等の翻訳
翻訳の工程においては、クロスチェック・校正はもちろんのこと、日本語からドイツ語・英語への直接翻訳の際には通常工程としてネイティブチェックも実施し、翻訳品質を担保しています。
日本語からドイツ語・英語、ドイツ語・英語から日本語、そして英語・ドイツ語間の直接翻訳、及びこれらの言語を用いた専門文書の高品質な翻訳に対応できる翻訳会社を探しているという場合は、ぜひ一度、私たちトランスユーロにもお気軽にご相談・お問合せください!


