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2026.08.30

~トランスユーロの知恵ふくろう~ 翻訳・通訳ブログ

医療翻訳(メディカル翻訳)とは?難易度・費用相場と翻訳会社の選び方


医療翻訳(メディカル翻訳)とは?難易度・費用相場と翻訳会社の選び方

医療翻訳とは、医療関係の論文や学術文書をはじめ、医療機器や医薬品の関係書類、販促資料、治験書類、診断書など、医療分野に関わる文書を翻訳することを指します。

本記事では、ドイツ系法律特許事務所より独立・創業した後、医療翻訳を含め日本語・ドイツ語・英語の実務翻訳に幅広く従事してきたトランスユーロが、医療翻訳について解説します。

医療翻訳の概要はもちろん、その難しさやプロの翻訳者に依頼するべき理由、費用の目安と依頼先の選び方についても紹介するので、医療翻訳の外注先を検討する際の参考にしてください。

医療翻訳(メディカル翻訳)とは?対象分野と書類の例

医療翻訳とは、「メディカル翻訳」とも呼ばれることのある難易度の高い翻訳ジャンルです。

翻訳対象が幅広いのが特徴で、医療関係の機器・製品や医薬品の関係書類の他、場合によっては、化粧品やサプリメント等の健康食品、あるいは医薬部外品に該当する製品の関係書類の翻訳も医療翻訳に該当することがあります。

以下に、医療翻訳の対象となる分野と書類の具体例についてまとめたので参考にしてください。

医療翻訳の対象となる分野・書類の具体例まとめ

  • 医療機器のマニュアルや仕様書、取扱説明書
  • 医療機器・医薬品・医薬部外品の品質管理に関わる書類
  • 医療機器・医薬品・医薬部外品の安全性に関わる書類
  • 非臨床・臨床開発分野の書類
  • 医療関係の機器・製品・医薬品等の広告や宣伝、販促のための文書
  • 各種、医療関係製品の承認申請書類
  • 医療分野の論文や学術文書
  • 診断書 など

医療翻訳をAIではなく翻訳会社で実施するべき理由

医療翻訳をAIではなく翻訳会社で実施するべき理由

医療翻訳の対象となる文書の多くは、医療機器や医薬品など医療製品の品質と安全性、具体的な使い方について書かれたものです。

誤訳によって医療事故や人命に関わる事態が発生する恐れがあり、専門的な用語も含め正確に訳す必要があるため、翻訳難易度は非常に高いと言えます。

AIによる機械翻訳は、近年、著しい進化を遂げていますが、2026年7月現在においても無料版を使用する場合や翻訳言語の種類、文章の内容によっては、正確性に欠けた翻訳がされるケースも見られます。

さらに、機械翻訳では原則「過去のデータから学習した内容をもとに翻訳対応」するため、最新の技術や、翻訳対象国の規制当局が定めるメディカルライティングのルールが反映されていない翻訳文が提示されるリスクも否定できません。

そのため、少なくとも2026年時点では、AIに医療翻訳を任せるのは難しいと考えられます。

正確かつ高品質な医療翻訳を求めるなら、経験と実績が豊富な翻訳者や翻訳会社に医療翻訳を依頼するのがベストだと言えるでしょう。

なお、近年では機械翻訳の結果を翻訳者がチェック・編集するポストエディット(機械翻訳後編集)という翻訳手法もあります。トランスユーロも含め、翻訳会社の中にはポストエディットにも対応可能としているところが多いので、希望する場合は、翻訳会社に相談してみましょう。

【関連記事】翻訳依頼のポイント|翻訳会社と個人の違いや費用の目安・流れを解説

医療翻訳に対応する上で求められるスキルを紹介

ソース言語と翻訳ターゲット言語に対する語学知識や、語彙力があるだけでは、医療翻訳に対応することはできません。

高い言語能力に加え、以下のような幅広い医療知識や各国の法律の知識も必要になります。

医療・医学分野の知識 ・人体の仕組みや疾患に関する知識
・各種の疾患に対する標準的な治療法に関する知識 など
医薬品分野の知識 ・薬理学に関する知識
・生化学に関する知識 など
医療機器分野の知識 ・機械工学、電気・電子工学、ソフトウェアに関する知識 など
医療関係文書の知識 ・論文や医療関係の冊子など、医療関係文書で用いられる特有の表現や規制に関する知識
法律分野の知識 ・翻訳の対象国における薬事法(日本の薬機法など)や、各種規制に関する知識

翻訳会社におけるドイツ語・英語の医療翻訳の費用相場は?

ここからは、日本語・ドイツ語・英語の3ヵ国語の翻訳に対応してきたトランスユーロが、日本語⇔ドイツ語と日本語⇔英語の医療翻訳の一般的な費用相場について、具体的に紹介します。

一般的に翻訳料金を算出する際は、まず対応可能な翻訳者の数(リソース)・文書の内容と翻訳の難易度・納期の3つの要素をもとに、1文字あたり/1ワードあたりの単価を決定します。

そして、この単価を翻訳文書の文字数やワード数と掛け合わせて、基本料金を算出するのです。

医療翻訳の場合、日本語文書の文字数をもとに料金を算出する文字単価、ドイツ語または英語の文書の単語数から料金を計算するワード単価は、それぞれ以下の金額が目安となるでしょう。

日本語⇔ドイツ語の医療翻訳料金の目安 ・1文字あたり20円前後~
・1ワードあたり35円前後~
日本語⇔英語の医療翻訳料金の目安 ・1文字あたり15円前後~
・1ワードあたり25円前後~

日本語⇔ドイツ語に対応できる翻訳者の数は、日本語⇔英語の翻訳に対応できる人数よりも少ないため、医療翻訳においても日本語⇔英語よりも日本語⇔ドイツ語翻訳の料金の方が、高くなる傾向にあります。

翻訳会社における翻訳料金の考え方や、オプション料金が加算される可能性が高い追加対応の具体例については、以下の記事で詳しく紹介しています。翻訳料金の考え方や確認方法をもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事も併せてご確認ください。

【関連記事】翻訳料金の内訳・目安とは?独英の費用の相場と会社選別のポイント

自社に合った医療翻訳の委託先を選ぶためのポイント

自社に合った医療翻訳の委託先を選ぶためのポイント

医療翻訳の委託先を選ぶ際、自社の求める品質と条件に合う翻訳会社を探し出すには、単に価格や納期を比較するだけでなく、以下の4つのポイントについて慎重な確認・検討が必要です。

  • 医療翻訳に該当する分野・文書の翻訳実績があるか?
  • 医療分野の専門知識や法規制、医療ガイドライン等に知見のある翻訳者がいるか?
  • 医療翻訳の品質を維持・管理するための仕組みが構築されているか?
  • ソース言語と翻訳ターゲット言語の直接翻訳に対応してくれるか?

一般的に医療翻訳の品質は、医療翻訳の経験と実績が豊富な翻訳者・翻訳会社であるほど、高いと考えられます。そのため、医療翻訳の実績がある、または医療翻訳を得意分野としている翻訳会社(=医療関係の知見を持つ翻訳者のいる会社)を選ぶことが、非常に重要になってきます。

さらに、高品質な医療翻訳ができる翻訳会社を選び出すには、翻訳対応のプロセスと品質管理の仕組みをチェックするのも効果的です。

誤訳が命の危機につながる恐れのある分野だからこそ、1人の翻訳者の能力に依存しない品質管理体制が整っているか、誤訳のリスクが高まる他言語をはさんだ翻訳(経由翻訳)を行っていないかについても、可能な限り確認することをおすすめします。

トランスユーロでは、英日翻訳はもちろん、独日翻訳においても直接翻訳を実施しています。

その他、トランスユーロにおける医療翻訳・医薬翻訳の対応書類の具体例や強み、翻訳のプロセス、チェック体制については以下のページでもご紹介しているので、参考にしてください。

【関連情報】トランスユーロによる「医療翻訳」対応書類・実績・翻訳プロセスは?

高難易度な医療翻訳の分野におけるトランスユーロの強み

トランスユーロでは、日本語⇔ドイツ語・日本語⇔英語の医療翻訳にも対応しております。

【トランスユーロにおける医療翻訳の特徴】
  • 日本語⇔英語翻訳では、医療機器のマニュアルや仕様書の翻訳実績が豊富
  • 日本語⇔ドイツ語翻訳では、診断書の翻訳実績が豊富
  • 社内に化学系の分野や、機械分野を専門とする翻訳者が在籍
  • また、医療系・医薬系科目を専攻していた登録翻訳者とも契約
  • 品質管理のため、必ず社内翻訳者によるダブルチェックを実施

原則として、医療機器のマニュアル等の翻訳においては化学装置類の知識を要するため、社内の化学系の分野を専門とする翻訳者、または機械分野を専門とする翻訳者が対応しております。

また、その他の分野の医療翻訳については、医療系・医薬系の科目を専攻していた経験豊富な登録翻訳者(社外の翻訳者)に任せています。

ただし、外部の登録翻訳者に医療翻訳を委託する場合でも、出来上がった翻訳原稿に対しては、技術的な面において誤訳等の問題がないか、必ず社内翻訳者によるチェックを実施しています。

トランスユーロでは、このような徹底したチェック体制、及び品質管理の仕組みの構築により、常に安定した品質の医療翻訳原稿の納品を可能にしているのです。

こうした品質へのこだわりが評価され、2023年にはトランスユーロが医薬品・医療機器関係の高品質なメディカルライティングを提供する企業であるとして、医薬品や医療機器に関するビジネス誌であるLife Sciences Review誌で「Top 5 Medical Writing Services Providers in Japan 2023」の1つに選出されました。

【関連情報】Life Sciences Review誌が選ぶTop 5 Medical Writing Services Providers in Japan 2023に当社が選ばれました。

「高品質な医療翻訳を提供してくれる翻訳会社を探している」「英語だけでなく、ドイツ語の翻訳にも対応できる会社に医療翻訳を頼みたい」場合は、ぜひ一度、トランスユーロまでご相談ください。

ドイツ語・英語への直接翻訳のご相談はトランスユーロへ

ドイツ語・英語への直接翻訳のご相談はトランスユーロへ

トランスユーロは、ドイツ系法律特許事務所の翻訳部から独立・創業した翻訳のプロ集団です。

各分野の専門スキルを持つ熟練の翻訳者を社内外に抱え、日本語からドイツ語・英語への翻訳はもちろん、ドイツ語・英語から日本語への翻訳時にも他の言語を挟まない直接翻訳に対応。

主に特許翻訳など、専門的かつ翻訳難易度の高い以下のような文書の翻訳を得意としています。

  • 特許翻訳:出願から中間処理、知財裁判まで翻訳を通してトータルサポート
  • 技術翻訳:産業マニュアルや取扱説明書、カタログ、技術論文等の翻訳
  • 法律翻訳:判決文などの法律関係文書、企業の契約書などを正確に翻訳
  • 医療翻訳:医療機器の添付文書(英⇔日・独⇔日)、医薬翻訳(英⇔日のみ)
  • 証明書翻訳:海外の各種証明書、公文書(ドイツ語認証翻訳含む)の翻訳
  • ビジネス文書翻訳:会社案内やホームページ、契約書、社内規則等の翻訳

翻訳の工程においては、クロスチェック・校正はもちろんのこと、日本語からドイツ語・英語への直接翻訳の際には通常工程としてネイティブチェックも実施し、翻訳品質を担保しています。

日本語からドイツ語・英語、ドイツ語・英語から日本語、そして英語・ドイツ語間の直接翻訳、及びこれらの言語を用いた専門文書の高品質な翻訳に対応できる翻訳会社を探しているという場合は、ぜひ一度、私たちトランスユーロにもお気軽にご相談・お問合せください!

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