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2026.09.19

~トランスユーロの知恵ふくろう~ 翻訳・通訳ブログ

逐次通訳と同時通訳の違いとは?活用シーンや手配のヒントも解説


逐次通訳と同時通訳の違いとは?活用シーンや手配のヒントも解説

言語の異なる個人・法人が円滑にコミュニケーションを図るには、通訳の存在が不可欠です。

しかし、通訳にどのような種類・手法があるのか、自身または自社がどのような通訳者を手配するべきなのか分からないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、ドイツ系法律特許事務所から独立した翻訳会社であり、通訳者紹介サービスも展開する私たちトランスユーロが、通訳のうち最も代表的な手法である「逐次通訳」と「同時通訳」の違いについて解説します。

通訳の手配を検討していて、その手法や種類を知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

逐次通訳と同時通訳の違いとは?

「逐次通訳」と「同時通訳」は、どちらも通訳の手法を表す言葉です。

それぞれの通訳手法の概要や特徴、求められるシーンの具体例について、以下にまとめました。

逐次通訳とは?

逐次通訳とは、発言の区切りごとに通訳を挟む手法のことです。
話の区切りが良いところ、または数文程度話した後に通訳が入るため「話者⇒通訳⇒話者」の順に、交互に話をする形になります。

通訳者が話者の隣につき、発言をしっかり聞き、覚え、整理してから通訳するため、他の手法と比較しても正確かつ丁寧な通訳が可能なところが特徴です。

さらに、特段の機器を使用せず、少人数で対応するのが一般的なため、後述する同時通訳に比べて通訳費用を抑えやすいところもメリットと言えるでしょう。

逐次通訳が適している主な場面は、以下の通りです。

【正確な通訳が可能な逐次通訳が求められるシーンの例】
  • 少人数での商談や会議
  • 工場見学
  • 展示場での説明
  • ワークショップや研修
  • 意見交換会
  • インタビュー対応
  • 法律関連の会議、手続き、裁判
  • 医療現場 など

一方で、逐次通訳では発言のたびに通訳を挟む必要があり、会議や講演の所要時間が長くなる傾向があります。そのため、特に参加者が多いイベントや、大量の情報を短時間で共有する必要がある場面では、同時通訳の方が適しているケースも多いです。

同時通訳とは?

同時通訳とは、話者の発言に対し、リアルタイムで通訳を行う手法です。
通訳者はブースに入り、ヘッドホンやマイクなどの専用機器を使用しながら、話者の発言を聞く・訳す・話す作業をほぼ同時に行います。

通訳を介さない場合とあまり変わらないテンポでコミュニケーションを取れる点、また機器を使用するため、一度に多数の人物に通訳音声を届けられる点が同時通訳のメリットです。
同時通訳は、主に以下のようなシーンで活用されています。

【効率的な通訳が可能な同時通訳が求められるシーンの例】
  • 国際会議やシンポジウムなど大規模な会議
  • プレスカンファレンス
  • 大規模なセミナー、ワークショップ
  • 株主総会
  • 講演会や学会
  • ウェビナーやオンライン会議 など

他の手法と比較した場合の同時通訳のデメリットとしては、まず専門の機材や設備が必要になる点が挙げられます。

また、高い集中力と瞬発力が必要になるため1人で長時間対応することが難しく、複数人の通訳手配で費用がかさみがちになるところも、同時通訳のデメリットの1つです。

なお、同時通訳はリアルタイム性を重視する手法です。そのため、コミュニケーションのテンポよりも正確性が求められる場面では、逐次通訳が選ばれる傾向があります。

ウィスパリング通訳やリレー通訳などの手法も

通訳手法には、逐次通訳と同時通訳以外にも「ウィスパリング通訳」や「リレー通訳」があります。以下にウィスパリング通訳とリレー通訳の概要をまとめましたので、ご確認ください。

ウィスパリング通訳とは ・通訳者が聞き手の耳元でささやくように通訳音声を伝える手法
・同時通訳の一種だが、基本的に大規模な機材類は使用しない
・少人数、短時間の会議等に適している
リレー通訳とは ・3つ以上の言語が使用される場合に採用される手法
・二言語の通訳対応が可能な複数の通訳者が、リレー形式で通訳する
例)日本語・英語・ドイツ語の場合日本語⇔英語、英語⇔ドイツ語のそれぞれの通訳者が「日本語⇒英語⇒ドイツ語」の順に通訳する
・同時通訳と逐次通訳のどちらの場合でも実施される
・大規模な会議やサミット、学会の他、珍しい言語が混ざる場に適している

逐次通訳と同時通訳の違いまとめ

逐次通訳と同時通訳の違いまとめ

ここからは、先ほど確認した逐次通訳と同時通訳の違いについてより簡潔にまとめていきます。

逐次通訳と同時通訳がそれぞれどのような手法か、概要をまとめると以下のようになります。

  • 逐次通訳:話の切れ目に通訳を行う手法、話者と通訳者が交互に話す
  • 同時通訳:リアルタイムで通訳を行う手法、話者と一緒に通訳が話す

さらに、通訳のタイミングや機器等の使用の有無、必要な通訳者の人数の傾向などの違いについて以下の一覧にまとめましたので、逐次通訳と同時通訳の違いを理解するための参考にしてください。

逐次通訳と同時通訳の違い一覧

逐次通訳 同時通訳
通訳のタイミング ・話者の発言の合間 ・話者の発言とほぼ同時
機材使用の有無 ・基本的には使用しない ・イヤホンやヘッドホン、マイク等の通信機器を使用
進行速度 ・通常の約2倍の時間がかかる ・通訳なしでコミュニケーションを取る場合とほぼ変わらない
通訳者の人数 ・短時間であれば原則1名で、規模に応じて1~3名で対応 ・原則、2名以上の通訳者で対応
適したシーン ・正確な通訳が必要な場面
・少人数で会話する場面
・限られた時間内で迅速、かつ効率的な通訳が必要な場面
・大人数での意見交換や、不特定多数への発表が必要な場面

代表的な通訳業務7選の概要を紹介

代表的な通訳業務7選の概要を紹介

ここからは、通訳業務のうち、特に代表的な7種類の業務の概要を紹介します。自身・自社の状況や使用シーンに合った通訳を手配するためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

【代表的な通訳業務7選】
  • 会議通訳
  • 展示会通訳
  • 工場通訳
  • 技術通訳
  • 観光通訳
  • 司法通訳(法廷通訳)
  • 医療通訳

1. 会議通訳

会議通訳とは、企業間での商談や交渉などのビジネス会議をはじめ、シンポジウムやサミット、カンファレンスといった国際会議を含む「会議」と名のつく場で通訳をする仕事です。

規模により手法を使い分けますが、適切に対応するには言語能力や集中力、表現力、瞬発力など通訳者の基本能力だけでなく、会議のテーマに関する知見も必要になってきます。

2. 展示会通訳

展示会通訳とは、国際的な展示会や見本市等で企業担当者と現地のバイヤー、来場者との間に入ってブースへの呼び込みや受付、商品説明、商談などのための通訳を行うことを言います。

手法としては逐次通訳が基本となり、通訳業務の中でも高いコミュニケーション能力が求められるのが特徴です。

3. 工場通訳

工場通訳とは、工場をはじめとする製造現場でコミュニケーションをサポートする仕事です。

視察や日々の業務における現地スタッフへの技術指導、安全衛生教育、面談等を実施する際の通訳業務がメインとなります。

そのため、企業・工場の業界知識を有することや、製造現場で使用されることの多い専門用語(不良率や歩留まり、工程管理など)に対する深い理解が求められます。

なお、伝達ミスによる事故等を防ぐため、正確性の高い逐次通訳で実施されることが多いです。

4. 技術通訳

技術通訳とは、各種の科学技術分野や工業分野に関する通訳業務です。製品仕様のすり合わせや海外企業と協働での技術開発、監査対応、品質や安全基準の確認等の場で通訳対応を行います。

先述したような工場に加えて、技術に関する確認や相談、すり合わせが必要な会議、商談、テストの場などにおいても必要になるのが特徴で、正確性が担保できる逐次通訳で実施されるのが一般的です。

【関連記事】技術翻訳の難しさとAIのリスク|翻訳会社への依頼が必要な理由とは?

5. 観光通訳

観光通訳とは、観光目的で日本にやってきた外国人、または外国を訪問した日本人に対して現地の文化や歴史、観光地の魅力等を紹介するとともに、宿泊や買い物のためのやり取りをサポートする通訳業務です。手法としては、逐次通訳で対応するのが一般的です。

なお、観光通訳と観光ガイドの違いは、通訳とガイドのどちらを主業務とするか、という点にあります。

具体的には、観光通訳は観光客等の「言語面のサポート」を主な役割としており、観光ガイドは観光地など顧客の行き先に関する解説や案内を主な役割としています。

6. 司法通訳(法廷通訳)

司法通訳とは、外国人に対する取り調べや裁判など、法律関連の場面で通訳対応する業務です。

法廷通訳とも呼ばれるもので、被告人や証人となった人物の人生を大きく左右する恐れがあることから、正確性の高い逐次通訳で、また中立的な立場で業務に徹することが求められます。

【関連記事】
法律翻訳とは?日・独・英の3言語の費用相場と翻訳会社の選び方
特許翻訳とは?出願人が権利を守るための会社選びや依頼時の注意点

7. 医療通訳

医療通訳とは、病院や薬局などの医療現場において患者と医療関係者のコミュニケーションを助けるための通訳業務です。患者の命に係わる分野であることから、逐次通訳で行われます。

なお、医療通訳では、通訳としての基本能力に加えて医療や薬に関する専門知識と医療現場で落ち着いて対応するための冷静さが必要になります。

【関連記事】医療翻訳(メディカル翻訳)とは?難易度・費用相場と翻訳会社の選び方

トランスユーロのドイツ語通訳サービスの特徴

トランスユーロでは、日・独・英の3言語の翻訳に加えてドイツ語通訳にも対応しています。

【トランスユーロが提供するドイツ語通訳サービスの特徴】
  • さらに、通訳者の経歴やソフトスキル、個性を踏まえランク分け
  • ランクとお客様の希望をもとにシーンに合った通訳者をご提案
  • ドイツ語に加え、日本語、英語の3言語に対応可能な通訳者も在籍

弊社では、特に日本やドイツで開催される展示会やメッセへの出展時など、ビジネスシーンにおける通訳者の手配実績が豊富な他、ドイツ語圏からのビジネストラベル時の同行や欧州特許庁口頭審理への法廷通訳の派遣実績等もございます。

※特許訴訟に関しては、関係文書の翻訳実績もございます。ドイツの公的機関や裁判に関する提出書類の翻訳時に必要となる「ドイツ公認の認証翻訳者による翻訳」にも、対応が可能です。

ドイツ語認証翻訳とは?必要なシーン・対応可能条件・納期の目安等はこちら

トランスユーロのドイツ語通訳手配の価格表

ランク 半日(4時間以内) 1日(8時間以内・休憩1時間) 追加(1時間単位)
S 88,000 132,000 20,900
A 73,700 110,000 17,600
B 58,300 88,000 14,300
C 37,400 55,000 8,800

※上記は国内での手配料金です。ドイツ現地での手配をご希望の場合は、価格が異なります。
※上記の金額は、通訳手配のみの料金です。通訳者の交通費や出張費は含まれておりません。

【詳細情報】トランスユーロのドイツ語通訳の特徴|工場通訳・観光通訳・会議通訳・技術通訳・特許通訳

レベルの高いドイツ語通訳者が数多く在籍しており、日本国内はもちろん、ドイツにおいても通訳者の手配が可能です。

通訳者の手配にお困りの場合は、ぜひ一度、私たちトランスユーロまでお気軽にお問い合わせください。

【専用お問い合わせフォーム】各種通訳の手配に関するトランスユーロへのご相談はこちら!

ドイツ語・英語への直接翻訳のご相談はトランスユーロへ

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トランスユーロは、ドイツ系法律特許事務所の翻訳部から独立・創業した翻訳のプロ集団です。

各分野の専門スキルを持つ熟練の翻訳者を社内外に抱え、日本語からドイツ語・英語への翻訳はもちろん、ドイツ語・英語から日本語への翻訳時にも他の言語を挟まない直接翻訳に対応。

主に特許翻訳など、専門的かつ翻訳難易度の高い以下のような文書の翻訳を得意としています。

  • 特許翻訳:出願から中間処理、知財裁判まで翻訳を通してトータルサポート
  • 技術翻訳:産業マニュアルや取扱説明書、カタログ、技術論文等の翻訳
  • 法律翻訳:判決文などの法律関係文書、企業の契約書などを正確に翻訳
  • 医療翻訳:医療機器の添付文書(英⇔日・独⇔日)、医薬翻訳(英⇔日のみ)
  • 証明書翻訳:海外の各種証明書、公文書(ドイツ語認証翻訳含む)の翻訳
  • ビジネス文書翻訳:会社案内やホームページ、契約書、社内規則等の翻訳

翻訳の工程においては、クロスチェック・校正はもちろんのこと、日本語からドイツ語・英語への直接翻訳の際には通常工程としてネイティブチェックも実施し、翻訳品質を担保しています。

日本語からドイツ語・英語、ドイツ語・英語から日本語、そして英語・ドイツ語間の直接翻訳、及びこれらの言語を用いた専門文書の高品質な翻訳に対応できる翻訳会社を探しているという場合は、ぜひ一度、私たちトランスユーロにもお気軽にご相談・お問合せください!

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