東京ではコンビニの数よりも歯科医院の数の方が圧倒的に多い!!

東京では歯科医院の数が、コンビニエンスストア(コンビニ)の数よりも多いと言われています。

これは統計の結果からも証明されています。東京のコンビニの数は7215店(2018年2月現在)であるのに対して、歯科医院の数は10620施設(2015年1月現在)にも上ります。

ベルリンの歯科医院の数は3500施設ですので、東京の歯科医院の数がいかに多いのかが判ります。

メリットとデメリット

 

これだけ歯医者さんが多いと、患者さんにとってはメリットもデメリットもあります。患者さんは、この膨大な数の歯科医院の中からチョイスすることができますし、患者さんを巡って歯科医院同士の競合も激しいので、東京には、平日夜遅くまで開業している歯科医院や、週末も通常営業している歯科医院さえあります。

なので、患者さんは通院のために休暇を取らなくて済みますし、もし週末に緊急で歯医者に行く必要が生じても問題ありません。これがドイツであったら月曜日まで待つか、休日救急を呼ばなくてはならないでしょう。

日本の歯科医院が企画する、患者さん獲得のための方法も、とてもユニークです。私は一度、新しく開業する歯科医院の開業イベントを覗いたことがありますが、クリニックの内覧会が開催され、院内は色とりどりに風船や花の飾り付けが施されていました。

さらに、医院前の通りでは、子供たちに甘味なお菓子が配られていました。まさか故意に虫歯人口を増やしているわけではないとは思いますが、ちょっとビックリです。

 

 

検診が2回に分けて行われる

 

そして、私が日本で歯医者さんに通院してみて驚いたことは、検診で行われる歯石除去が2回に分けて行われることです。上顎と下顎を別々の日にクリーニングするのです。

ドイツでのかかりつけの歯医者さんに尋ねてみましたが、歯石除去を2回に分けることに医学的な根拠はないそうです。むしろ、1回で済ませるほうが、医師にとっても患者さんにとっても、効率が良いのではないか、という意見でした。

そうすれば患者さんは2回も来院する必要がなくなるし、歯医者さんだって2回も同じ器具を準備してクリーニングする必要はなくなります。少し調べてみたのですが、どうやら、日本の健康保険制度には、歯石除去を2回に分けて実施するように定めた決まりがあるようです。

とはいえ、東京には歯石除去を1回で実施してくれる歯科医院もあるので、一概にこの決まりが全面的に適用されているとは云えないようです。

しかし、処置を2回に分けて行えば、歯医者さんは1回で済ますよりも高い治療費を請求することができることも事実なので、私が想像するには、本来は歯石除去を1回で実施できるはずなのに、経済的な理由から2回に分けて実施している歯医者さんがいるのではないでしょうか。

歯科業界は競争が激しいので、どの歯科医院も利益を優先しなくてはならないのでしょう。

また、東京のある歯科医院では、虫歯なんて全然ないのに、虫歯があると決めつけられて治療されそうになったこともあります。私はそれまで虫歯になった経験などなかったので、そのときはひどく困惑し、別の歯科医院に赴いてセカンドオピニオンをお願いしました。。

セカンドオピニオンをお願いした歯科医院では、私の歯に虫歯はないと診断され、その後の定期的な検診でも、全く虫歯は見つかっていません。

あなたは外国で歯医者にかかった経験はありますか?あなたの体験談を是非コメント欄で聞かせて下さい。

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