バイロイト音楽祭

ドイツを代表する作曲家のひとりであるリヒャルト・ワーグナー(1813-1883)。数多く存在するドイツ出身の作曲家の中でも一際その存在が独特であるのは、作品にみられる思想、人々を恍惚させ陶酔感へと導くような音楽性、そしてその虜になる熱狂的なファンである“ワグネリアン”の存在などが理由かもしれません。ワーグナー自身による構想で創設された劇場で行われるバイロイト音楽祭は、今日にも脈々と引き継がれ、ドイツ文化のひとつの柱となっています。

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ドイツのオルガン文化

ドイツの街に必ずある建物といえば、キリスト教の教会や大聖堂ですが、教会から聴こえる美しく荘厳なパイプオルガンの音色は、ヨーロッパ文化の真髄を感じさせます。ドイツのパイプオルガンの建造技術とオルガン音楽は、2017年にUNESCOの無形文化遺産にも登録されました。ドイツには約400のオルガン工房と、2800人の従業員が存在し、国内のオルガン台数は5万台にものぼります。ドイツは、イタリアやフランス、オランダなどと並んで、独自のオルガン文化を誇っています。

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「今日は死体を掘り出すよ」? オーストリアのポップな音楽シーン

 

このブログでは、オーストリアドイツ語を紹介したいのですが、ブログで言葉について書くのはなかなか難しいです。以前Austriazismus記事でご説明したように、オーストリアのドイツ語とドイツのドイツ語には単語の違いがあります。そしてもう一つの大きな違いは発音です。しかしブログで発音をうまく伝える事は出来ませんね。ですので、今回はオーストリアの方言で歌っているアーティストをご紹介しますので、彼らの歌からドイツのドイツ語との発音の違いを分かっていただけたら嬉しいです。特にウィーンの方言を活かしているアーティストですので、ウイーンの発音が楽しめるはずです。

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テクノの聖地 ドイツのテクノカルチャー

ドイツの音楽といえば、クラシックには長い歴史と伝統がありますが、アンダーグラウンドな世界で人気のテクノミュージックも、その発信地としての歴史があります。ドイツの首都ベルリンはテクノの聖地とも言われ、1989年から10数年にわたり開催されていたテクノのイベント、ラブパレード(Loveparade)も世界的に有名でした。今回はドイツのテクノカルチャーの世界をのぞいてみましょう。

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