スイス連邦の標語の起源となった人物ヴィンケルリート

 

かなり前になりますが、過去にスイス建国の英雄ヴィルヘルム・テル(Wilhelm Tell)をご紹介したことを覚えていますでしょうか?

その際にご説明したように、テルはスイスと言う国を設立した人物ではなく、ハプスブルク家からの独立を決意したアイトゲノッセンシャフト結成のきっかけを作ったとされている人です。

つまり、テルはスイスの建国に直接関与していませんし、そもそもスイスは長い時を経て数多くの人の犠牲と努力によって誕生したので、スイス史におけるキーパーソンのひとりに過ぎません。

そして、そのキーパーソンの中にはテル以上にハプスブルク家からの独立に貢献し、その存在なくしてはスイスの建国はありえなかったとされる人物がいます。

日本でその名前を耳にすることはまずありませんが、スイス人にとっては国民的英雄であるため、今回はそんなスイスを知る上で欠かせない存在とも言えるアルノルト・フォン・ヴィンケルリート(Arnold von Winkelried)をご紹介させていただきます。

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日本で功績を残したスイス人

皆様はスイスの有名人と言えばどのような人物を思い浮かべますか?この質問をする場合、多くの方はすぐに答えが出ず、少し考えてから何とか記憶に残っているスイス人または現役のスポーツ選手を挙げられるのではないでしょうか?スイスは人口が少ない上、歴史においても名前より行動で実績を残した人物が多いことから、遠く離れた日本では広く知られているスイス人がさほどいないようです。とはいえ、そんなスイス人の中にはなんと日本で活躍した者も少なからず存在しますし、日本の皆様にはせめてその人物だけでも知っていただきたいと思います。したがって、今回は日本で功績を残したスイス人3名をご紹介いたします。

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スイス建国の英雄ウィルヘルム・テル

お久しぶりです。いつもお世話になっていますBireweggeです。

皆様はウィルヘルム・テル(Wilhelm Tellという名前を聞いたことがありますか?

もちろん聞いたことがあるという方もいれば、「誰だったっけ?」と、名前だけ何となく記憶に残っている方や全く知らない人もいるでしょう。スイス人の中では当然ながら知らない人はいませんが、それはスイスの建国の主役であると言っても過言ではない存在だからです。

ここで、「え?ウィルヘルム・テルってスイス人だったの?」と思った方もいるのではないでしょうか?そのような疑問を解消するためにも、今回はスイス建国の父と称されるウィルヘルム・テルを詳しくご紹介させていただきたいと思います。  ⇒続き

ドイツのノーベル賞受賞者―ヒトラーもノミネートされていた?!

学問・研究の分野でも、世界トップクラスに属するドイツ。ノーベル賞の授賞者数の世界ランキングでは、アメリカ、イギリスに次ぐ、世界第三位の授賞者の多さを誇っています(2020年11月現在)。ドイツ出身の有名な授賞者、思いつきますか?アインシュタイン?レントゲン?ヘルマン・ヘッセ?さて、今回はノーベル賞に関するあれこれをお伝えします。

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ミヒャエル・エンデの世界  

児童文学といえば、量、質ともにイギリスの作品が優れていると言われていますが、20世紀に入り、質の高い児童文学がドイツでも次々と生まれました。日本でもドイツの児童文学は数多く翻訳されています。なかでも根強い人気なのは、ミヒャエル・エンデ。代表作となる作品は多く、『モモ』の日本での出版部数はドイツに次いで多い150万部以上ともいわれ、子供だけでなく、大人からも愛され続けている作品のひとつです。

ところで、独特の思想で形成されているエンデの世界観は、日本文化からの影響も受けているのはご存じですか?

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ここがすごいよ、シーボルト!

歴史の授業でも習うシーボルト。鎖国時代にオランダからの使者として、長崎・出島に派遣された医師というのが一般的な認識で、名前だけ知っているという方も多いかもしれませんが、印象深い逸話も多いのです。今回はその中から、ここがすごいよ、シーボルト!と題して、興味深いエピソードを6選お届けします。

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