ウィーンのカフェを旅する

 

前回の記事はお楽しみ頂けましたでしょうか?

もしまだ読んでない方はそもそもKen’s Caféとは何者?というのをぜひご確認ください!

今回2回目のブログ記事ペンネームにも入っているカフェ(Caféについてです。

私がウィーンを好きになるきっかけとなったとても大切なものをゆる~く発信していければと思います。

 

カフェの起源は○○の集まり?

 

まずカフェの歴史を紐解いてみましょう。

カフェと聞くと皆様は何をイメージするでしょうか?

コーヒーを片手にゆっくり優雅に過ごしたり、友達たちと一緒に話に花を咲かせたり、美味しいケーキやトルテに夢中になったりといった感じでしょうか。

 

でもおそらくウィーンのカフェ(ウィーンではカフェハウスと云います)の起源はどなたのイメージとも違うと思います。

それがこちらです!!!

意外や意外、写真の様なオジサンたちのたまり場だったわけです。

sammlung.wienmuseum Wiener Kaffeehäuser um 1900 – Wien Museum Online Sammlung

 

 

皆さんスーツを着用していてこれから会議でも始まるかのような感じさえ覚えます。実はカフェハウスというのはビジネスマンのたまり場であり、情報交換をするために使われていたのです。

よく見ると新聞を読んでいる人もいます。

さらにその新聞をよく見てみるとなにやら木の棒みたいなのが付いているのがわかると思います。

実はこの棒はZeitungshalter(新聞ホルダーと呼ばれているもので、私もドイツでは見たことがなかったと思います。

新聞の最後のページを挟み、他のページをパラパラとめくることのできる便利なアイテムです。

実際に今でもウィーンの伝統的なでは新聞ホルダーが使用されていますので、ぜひカフェハウスに立ち寄った際にはこちらも見つけてパラパラしてみると伝統的なウィーン人の雰囲気が味わえます!

 

カフェ文化は世界無形文化遺産!?

 

ウィーンのカフェ文化は、勝手に私がカフェ好きだからという理由で推しているだけではなく、客観的にもちゃんと評価をされています。

実は2011年にウィーンのカフェ文化はユネスコの世界無形文化遺産に登録をされています。

意外かもしれませんが、日本の和食が世界無形文化遺産に登録されたのが2013年なので、和食よりもちょっと先輩になります。

伝統的なウィーンのカフェハウスの特徴とはいったい何なのか?

本格的に話始めるととても長くなってしまいますので、今回はその中でも皆さんが視覚的に楽しめる特徴を紹介したいと思います。

 

それはコーヒー系の飲み物を頼むと必ず、水道水が無料で付いてくるというものです。

銀のプレートに乗ってくるのが伝統的なウィーンスタイル    

                                                                                                                       

 

日本に住んでいる人にとってはあたりまえでインパクトが薄いかもしれませんが、では実際に世界で水道水を飲める国がどれぐらいあるかご存じでしょうか?

 

実は世界でも1015か国ぐらいしかないと言われています。

その中にオーストリア、日本、ドイツが含まれています。

オーストリアではハプスブルク家の皇帝が水道整備をさせたので特にウィーンの水のクオリティーが高いと言われています。

ウィーンではぜひハプスブルク家の歴史を感じながら水道水を飲んでみてくださいね!

 

私のおススメのカフェハウス?

 

よく聞かれる質問の1つにおススメカフェハウスはどこですか?というのがあります。

正直これに答えるのはかなり難しいです。

基本的にカフェハウスが好きなのでその中からおススメと言われると迷ってしまいます。

好き過ぎて決められないという本当に贅沢な悩みです。

最近は観光客の数もコロナ禍前よりも多く、人気店は基本的に列を作って待つことになるので、ガイドブックに載っているようなお店は基本的に予約をした方が安全となります。

ほとんどのお店で予約を取ることができますが、王宮御用達のDemel(デメル)だけはホームページ上にいかなる理由があっても予約は受け付けませんと書かれているので、ここだけは当日の運となります。

 

話が脱線してしまいましたが、私がおススメのカフェハウスとして考えるのはGerstner(ゲルストナー)になります。

初心に返って初めてゲルストナーを訪れたときを思い出すと、まずは豪華絢爛な内装に衝撃を受けたのを未だに覚えています。

こんな優雅な空間でカフェを楽しめるのかと期待に心を躍らせました。

 

皆さんまで心が躍ってしまいませんか?今でも行くたびに写真を撮ってしまいます!

 

また出てくるコーヒーやケーキもレベルも高く、なんとお店の向かいに建っている国立オペラ座でも提供されています。

つまりオペラ鑑賞の休憩時間にゲルストナーのコーヒーやケーキを堪能できるわけです。ゲルストナーが由緒正しきものと認められている証ですね。

ただしいつ行っても混んでいるのが欠点なので、私は必ず予約していくことにしています!

こんな話をしていたらまた行きたくなってしまったので、早速次の予約もしたいと思います笑

 

今回のゆる~く旅する感覚はいかがだったでしょうか?ぜひ皆さんもウィーンにお越しの際は世界無形文化遺産のカフェ文化を感じて頂ければと思います。

私はまだまだ語り足りない気がしますが残念ながら今回はここまでとなります。

また当ブログでお会いできるのを楽しみにしております!

 

Comments

(0 Comments)

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA