記録を更新し、アツ過ぎるウィーン!

皆さま、お元気ですか。

8~9月にかけてはツアーガイドの繁忙期ということで、目まぐるしい日々を過ごしております。

9月に入り、ウィーンでは新学期が始まり、初々しい子供たちの通学風景を見ることができます。

私が新1年生だったのは何年前か思い出せませんが。。。心が踊ったのを今でも覚えています!

 

アツ過ぎるとは。。。

 

アツいというのは、色々な意味があります。

もちろんウィーンという街は人気の点でアツい場所なので、皆さまにもお越し頂けると嬉しいのですが、今回は残念ながら溶けてしまうという意味での「暑い」になります。

もしかすると皆さまもニュースでなんとなくヨーロッパが「熱波」に襲われていることを耳にされたかもしれませんが、実際に現地はどのような状況であったのか紹介していきたいと思います。

 

暑過ぎて商品が消えた!?

 

あまりの暑さに、チョコレートはスーパーマーケットから消えてしまいました。

ウィーンの代表的なお土産はモーツァルトクーゲルザッハトルテなのですが、今年の暑さでは溶けてしまうため、ツアーガイドをするときにお勧めのお土産を紹介するのも大変でした。

 

過去最高を記録

 

この暑さは、体感としてはもちろん、数字として見ても明らかです。

例えばこの夏、オーストリアでは30℃を超える日、つまり真夏日“Hitzetage“が約50日にのぼったと言われています。

(公式発表では8月末時点で48日、9月も30℃を超えた日があります)

通常40日を超えることさえ珍しいので、50日という数字がいかにすさまじいものかわかります。

 

30℃を超える日が50日と聞くだけでも今年の夏の暑さが伝わりますが、ウィーンでは6月と8月にそれぞれ40℃を超える気温も記録しています。

特に8月4日は41℃を観測し、観測史上過去最高気温となりました。

 

 

ウィーンで最高気温を記録したStammersdorfの観測所

 

 

ただ暑いだけではなく、降水量も平年の6%程度だったため水不足や、日本でいう熱中症による死者(Hitzetote)は640名以上になり、非常に過酷な夏です。

 

今年から我が家に仲間入り⁉

 

日本より湿度が低いので、同じ温度でもそんなに大変ではないのでは?と言われることがありますが、何がキツイかと言うと、エアコンのある場所が少ないことです。

日本では至る所にエアコンがあり建物の中は快適ですが、こちらではエアコンが普及しておらず、

窓を開けたり、扇風機だけで過ごすことも珍しくありません。

普及が進まない理由としては、エアコンの設置にウィーン市からの許可が必要というハードルがあることです。

景観上の理由や建物が文化財に登録されている等、理由は様々です。

 

今年はあまりの暑さに我が家でもエアコンを導入するために許可を申請しました。

まずはエアコンの設置会社に来てもらい、物理的に設置が可能かどうか、見積りするといくらになるのかを確認してもらいました。

その結果をウィーン市に報告して、許可を申請するわけですが、市からは、我が家は文化財に登録されているため設置は不可能という返答が返ってきてしまい、一時はエアコン設置を諦めかけました。

 

しかしその後ウィーン市が公開している地図上では文化財に登録されていないということがわかったので、地図を管理している専門部署に連絡をして、文化財でないことを証明してもらいました。

その証明のメールを添付した上で再度、申請を行ったところ見事許可が下りて、エアコンの設置会社と日程の確認を行いました。

 

我が家の救世主、今後は拝み続けることになりそう

 

 

 

ついにエアコン設置会社に来てもらい、2部屋分を5時間弱ぐらいで設置してもらいました。

工事の音が聞こえるのでご近所さんも気になって見に来て、野次馬状態でした。

自分の部屋にもエアコンを付けたいので、設置会社を紹介してほしいとも言われ、周りの皆も暑さにこれ以上我慢できないことがわかり、私だけではないのだと安心しました。

 

このようにエアコンの設置に伴うハードルが、普及率の伸びない理由にもなっていると思います。

ウィーンではエアコンが設置されていないケアホームも多数あるため、政府主導でエアコンを導入すべきという提言もあります。

 

いまからウィーンにいらっしゃるという方は、宿泊先等にエアコンが設置されているかどうか、ぜひ確認してみてください!

そろそろこの猛暑も終焉を迎えるのではないかと願っています。

また皆さまにお会いできるのを楽しみにしております!

 


https://kurier.at/chronik/oesterreich/wetter-oesterreich-bilanz-rekord-hitze/403179870

Fast 50 Hitzetage: Wien steuert auf historischen Sommer zu – VIENNA.AT

Rekord an Hitzetagen in Wien – wien.ORF.at

Das Wetter in Wien im September 2026 (Land Wien) – Detaillierte Wettervorhersage für einen Monat

Hitzewelle: PVÖ fordert verpflichtende Hitzeschutzpläne für Alten- und Pflegeheime – PVÖ

 

ガイドらしく!?ゆる~く観光地の紹介!美術史美術館編!その2

早いもので今年も半分が過ぎてしまいました。

いまヨーロッパは記録的な熱波に襲われていますが、ここウィーンも例外ではなく、連日猛暑が続いています。

しかし、日本の夏では考えられませんが、こちらはクーラーがほとんどなく、扇風機を使ったり、窓を開けて暑さを凌いでいます。

クーラーは本当に素晴らしい発明だとしみじみと思います。

今回もガイドらしく?ゆる~く観光地の紹介をしていきます!

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ガイドらしく!?ゆる~く観光地の紹介!美術史美術館編!

皆さま、お元気ですか?

5月のウィーンは、前回の記事で紹介したユーロビジョンソングコンテスト(Eurovision Song Contest)で一色になりました。

音楽を流しながら走っている路面電車もあり、乗っている間、クラブの中に迷い込んだかのような気分になりました。

今回のユーロビジョンソングコンテストは、チケットを購入できたので、私も実際に会場に足を運びました!

 

さて、今回のブログでは、ガイドらしく?ゆる~く観光地の紹介をしたいと思います!

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ヨーロッパで約1億5000万人が観戦する国別対抗音楽祭番組 “Eurovision Song Contest”!

 

皆さま、お元気ですか?

今シーズンのウィーンは例年より多く雪が積もったり、路面が凍ったりで空港が何回か使えないタイミングがあり、街全体が混乱していました。

早いもので、あっという間に今年も2回目のブログとなりました。

1日1日を大切に、楽しんでいきたいと思います。

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オーストリアが28年ぶりの快挙を達成!

皆さまは既に今年の目標は決まっていますでしょうか?

私は昨年、病気を患ってしまい数週間ドクターストップをかけられる状況だったので、今年は特に健康を大切にしながら、色々と挑戦し楽しめる年にしていきたいです。

今回は2026年1回目のブログ記事とのことで、まずはゆる~くオーストリア国内の明るい話題からはじめていきます。

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モーツァルトクーゲル(Mozartkugel)その2(完結編)

 

前回に引き続き、モーツァルトクーゲルの話となりますので、もう少しお付き合いください。

今回は完結編ということで、私がザルツブルクに行くたびについつい買ってしまう筆者いちおしのモーツァルトクーゲルも登場しますので、ご期待ください!

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モーツァルトクーゲル(MozartKugel)その1

 

時の流れは本当に早いものでブログを開始してからもう半年になります。

徐々に皆様にも私の名前を憶えて頂けると嬉しいです。

 

皆様の旅行の楽しみはどのようなものでしょうか?

食事、美しい眺め、世界遺産観光等、様々な楽しみがあると思います。

今回はお土産ということで、国家公認ガイドの私もついつい買ってしまうお土産に関して、お付き合いを頂ければと思います。

 

そもそもモーツァルトクーゲルとは

 

ドイツ語をそのまま訳すとモーツァルト(Mozart)と球体(Kugel)の組み合わせになります。

文字を見ただけでは想像するのが少し難しいかもしれません。

正解は次の写真になります。

モーツァルトの絵が描かれた包みにくるまれた球形のチョコレート菓子のことです。

実際に私自身、2025年8月にウィーン-成田間のフライトでオーストリア航空を利用した際にも、Mirabell社のモーツァルトクーゲルをお土産として渡されました。

 

現在ではガイドブックで紹介される有名なお土産です。

有名なだけではなく、なんと累計数十億個以上を売り上げているベストセラーになっています。

現在でも10社以上が参入し、様々な種類のモーツァルトクーゲルが販売されています。

 

存続の危機!?

 

昨年のニュースでザルツブルクに衝撃が走ります。

それはモーツァルトクーゲルの売り上げ不調を理由にザルツブルクにある工場を閉鎖する必要があるとのことです。

 

2024年12月6日の記事

見出し「Die letzte Mozartkugel: Mirabell produziert ab heute nicht mehr in Salzburg」、つまり「最後のモーツァルトクーゲル:ミラベルは本日付でこれ以上ザルツブルクでの生産をしません」。

 

2025年3月27日の記事

見出し「Das Ende der „echten Salzburger Mozartkugel」つまり、「生粋のザルツブルク産のモーツァルトクーゲルの終焉」です。

「Die Press」という国内で信用性の高い新聞社の記事

 

 

元々工場に160名ほどいた従業員ですが、コロナ禍のあおりを受け、2024年時点では65名まで減っていました。

現在ではMondelez社に事業を売却し、チェコかポーランドに工場を移転したとのことですが、株式会社でないので、売り上げ等も含め詳細の情報を開示する義務がなく、現段階でも詳細は不明です。

 

この「„echten Salzburger Mozartkugel“」は数ある中でもMirabel社のことを指します。

1枚目の写真に映っているモーツアルトクーゲルは、このMirabel社のものです。

 

モーツァルトクーゲルを巡る争い

 

先ほどのMirabell社ですが、過去にReber社と戦いの火花を散らしているので、そのうちの有名な2つの大事件をご紹介させて頂きます。

 

モーツァルトクーゲルの2大会社といえば、Mirabell社Reber社になります。

こちらの会社が商標権をかけて争いました。

 

商品名事件

両社とも、「Echte Mozart Kugel」という名前で商品を売り出していました。

結果的に、Mirabell社が勝訴し、Mirabell社が「Echte Mozart Kugel」を名乗り、敗訴したReber社は「Echte Reber Mozart-Kugel」とMozartとKugelの間に「-」を入れることを義務付けられました。

 

形状事件

これは先ほどKugelとは「球体」であるというお話をしましたが、商標権が絡むとそういう簡単な話では終わりません。

実際に工場で生産されているモーツァルトクーゲルが完全な球体で販売を許されているのはMirabell社のみとなります。

他社に関しては必ず、球体の中に直線状の部分が存在し、正確には球体になっていないという特徴があります。

 

左:Mirabell社、右: Reber社

両者を比較すると形状の差がわかりやすく、底面が異なります!

 

Mirabell社がなぜこの様に優遇されたかというと、オーストリア、ザルツブルクを生産拠点としていたから自国の会社と認識をされ、反対にReber社はドイツ、バートラインハルに生産工場がある為にドイツの会社、つまり外国の会社という認識をされてしまったからです。

 

しかしながら今回の売却事件で、Mirabellのモーツァルトクーゲルがアメリカに本社を置く会社の手に渡り、味も少し変わってしまったそうです。

 

語っていたらアッという間に文字数の制限になってしまったので、次回は歴史を絡めながら、真のオリジナルモーツァルトクーゲルとは?ということで、モーツァルトクーゲル完結編をお届けします。

さらにそれに加えて、ザルツブルクでしか購入できない私もついつい買ってしまう商品もご案内しようと思います。

 

また皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

 

ウィーンのカフェを旅する

 

前回の記事はお楽しみ頂けましたでしょうか?

もしまだ読んでない方はそもそもKen’s Caféとは何者?というのをぜひご確認ください!

今回2回目のブログ記事ペンネームにも入っているカフェ(Caféについてです。

私がウィーンを好きになるきっかけとなったとても大切なものをゆる~く発信していければと思います。

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オーストリア国家公認ガイドになるためには?

初めまして、シリーズ「ゆる~く旅するオーストリア」を担当することになりましたKen’s Caféと申します。タイトルのようにゆる~くオーストリアのことを発信していきたいと思います。皆さま、よろしくお願いいたします!

私はウィーンでオーストリア国家公認ガイド「Staatlicher geprüfter Fremdenführer Österreich」として働いています。

主に日本から来るお客様に対して、団体旅行から会社視察までご要望に合わせ、オーストリアでの観光をご案内しています。

今回は以下、私の苦労話?!を交えつつ、オーストリアの国家公認ガイドに関して掘り下げていきたいと思います。

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