ドイツで参加した親子プログラムと遊び場事情
目次
こんにちは。今回は私がドイツで見つけた、息子が他の赤ちゃんと遊べるようなグループや遊び場についてご紹介します!
グループを探したきっかけ
ドイツに移住するまでは月齢も低いし、まだ他の赤ちゃんと遊ばせるようなところは探していませんでした。
そろそろそういう場があった方がいいんだろうな…と薄々思っていた中で訪れた6か月健診(U5)で、「他の赤ちゃんとは交流していますか?」とお医者さんに聞かれ、やっぱり会わせた方がいいんだ!となったことがきっかけです。
お医者さんから病院の受付で色々教えてもらえると言われたので受付で伺って、その後インターネットで情報を収集し始めました。
PEKiPって何?
私たちはBilkというエリアに暮らしていたのですが、その近所で探し当てて入ったのがPEKiPでした。PEKiPとはPrager-Eltern-Kind-Programmのことで、生後1年間のプラハ式親子プログラムだそうです。
私の見つけたところは、本来四半期ごとのセメスターで募集がかかるところだったのですが、期中に問い合わせてみるとたまたま空きがあり、途中からでも参加することができました。
週に一度、1時間のコースで、同じような月齢の子が8人ほどいるグループでした。
参加費は1回につき10ユーロ前後で、セメスターごとに銀行口座から引き落とされる方式でした。
グループごとに先生がいて、お歌を歌ってくださったり、おもちゃを出してくださったりして主導してくださいます。
赤ちゃんたちと遊ぶだけでなく、その合間にママ達には「今日のエネルギーレベルは0から100のうちどれくらい?」、「先週から何かお子さんについて変わったことは?」などと聞いてくださって、お互い悩みを打ち明けたり、これってどうすればいいんだろうというような些細なことをシェアしたりする場にもなって良かったです!
ただ赤ちゃん達があちこちで色んな声を出している中、全ての会話を聞き取ってついていくのは至難の業でした(笑)。
内容としてはどのあたりがプラハ式?と聞かれると素人目にはよく分かりませんでした…。
少なくとも他の赤ちゃんと遊ぶような空間に息子を連れて行くことができ、良い刺激になったのではないかと思います!
私の方も、ドイツだろうと日本だろうと、赤ちゃんを持つママの悩みはそんなに変わらないんだなあと感じられてとても良い経験になりました。
最後のセメスターまで参加でき、終わりは少ししんみりしてしまいました。
私たちはちょうど引越しがあったので本当にお別れになってしまったのですが、WhatsAppグループも残っているし、みんなご近所同士なので、これからも交流が続いていくのかなと思います。
私たちはPEKiPのみ参加しましたが、PEKiP以外にも色んなグループがあるようです。
他のママさんから聞いたのは同じ場所でやっているEltern-CaféやFamilientreffen 、Spielgruppeや赤十字病院のベビーグループや朝食会、他にもベビーマッサージやスイミングなどが人気のようでした。
外遊び事情
日本だと外遊びデビューはなんとなく1歳を超えて歩き始めたら…というイメージだと思うのですが、ドイツではおすわりした頃からお砂場に連れ出しているママさんが多かったのは驚きました。
息子が10か月くらいの頃にPEKiPで知り合った友人がベビーカーにお砂場セットを積んでいるのを見て思わず、「もう公園に連れて行ってるの?」と聞いたら、逆に「暖かくなってきたし楽しそうよ!まだ連れて行っていないの?」と聞かれてしまいました(笑)。
とはいえ、なんとなく1歳を超えたあたりまで待ち、まだ歩いていないけど公園デビューをさせました!
最初はお砂場を怖がっていたけど、数回繰り返すうちに慣れてきて砂に触れるようになりました。

暖かくなってくると水栓が開き、水遊びや泥遊びができるようになるWasserspielplatzもたくさんあります。
手押しポンプ式なので水を出す係の人が少し大変ですが、週末はこのポンプの周りを小学生が水着姿で走り回っていたりしました!
平日は比較的空いていたので、息子が落ち着いてお水に触れていました。
3段構えの水路付きで、最後はお砂場に水がそのまま流れ出るタイプが多かったように思います。この水路を砂で封じてダムみたいにして遊んでいる子が多かったです。
それから大体どこの公園も乳幼児が座れる柵がついたタイプのブランコの設備が充実していました。これがとても有難くて、おかげで息子はブランコが大好きになりました。

外遊びをしていて一番印象に残っているのは、3-4歳くらいの男の子を連れたママさんの姿です。サンダルを脱いでビーチにいるかのようにお砂場でくつろいでいて、走り回る息子さんとたまに遊びながら、小さなバケツを使ってお城を作っていました。
何度か息子が近くを通ったりして会釈していたので、「そのお城素敵ですね。」と話しかけてみたら、「そうでしょ!私は息子がやる遊びが面白くないから、私は私で楽しいことをやっているの!」と笑っていらっしゃいました。
なんだかそのマインドが素敵だなと思い、たまに思い出して元気をもらっています。
デュッセルドルフ中央図書館
デュッセルドルフの中央図書館の子供エリアがとても素晴らしかったです!
大人のエリアとはガラス戸で仕切られているので、多少声を出したりしても迷惑にならない造りになっていました。
広々とした空間にたくさんの絵本や本の棚があり、座るところも多く読み聞かせができるようになっていてくつろぎやすい空間です。
ドイツ語の紙芝居も置いてあって、箱に”Kamishibai“と書いてあったのにはびっくりしました!

一番奥に遊び場もあり、大きなレゴなども置いてありました。
小上がりになっていて、子供たちは靴を脱いで上がっているのに、なぜか大人は靴を脱がないのが不思議でした(笑)。
こちらも週末や夏休み中は混んでいましたが、平日の昼間だと独占状態だったので、まだあまり周りを見て動けない1歳児連れだと狙い目かもしれません。

子連れ向けのカフェ
Google Mapで”Eltern-Kind Café”や”Kindercafé”というワードで検索すると、子供が遊べるようなスペースのあるカフェも多く出てきます!
飲食代の他に入場料がかかるところも多いのでその点は要チェックです。家にないおもちゃに触れることができるので息子はとても楽しそうでした。

遊び場を探し始めたのは主にドイツ滞在の後半からにはなりましたが、色々なところがあって面白かったです。
何よりせっかくドイツにいるのに息子と二人で家に引きこもりすぎるのももったいない!と思い、現地のコミュニティに飛び込んでみたことは得難い経験でした。
残念ながら幼かった息子の記憶には残りませんが、この間まで楽しく遊んでいたと思ったら人見知りが始まって私から離れない時期もあり、他の赤ちゃんと関わる中で色々な成長を遂げられたのではないかと思います。
PEKiPが終わって帰宅した後はいつも親子共々疲れ果てて、一緒にお昼寝タイムを取っていたのも良い思い出です(笑)!
参考
PEKiPについて:https://pekip.de/fuer-eltern/informationen
デュッセルドルフの子供向け図書館の案内:https://www.duesseldorf.de/stadtbuechereien/standorte/zentralbibliothek/kinderbibliothek

2025年夏、夫に帯同してドイツ・デュッセルドルフに移住し、当時3か月だった息子の育児に奮闘しました。
私自身幼少期をドイツで過ごし、大学ではドイツ語を専攻していました。自分が子供時代を過ごした国で子育てを経験でき、また新たな視点でドイツを見ることができたような気がします。滞在中の1年間は美味しいパンと季節のフルーツをたくさん味わえて嬉しかったです!

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