スイス建国ゆかりの地アルトドルフ
もう何年も前になりますが、本ブログで「リュトリ盟約から始まったスイスの建国」や「スイス建国の英雄ヴィルヘルム・テル」の記事を掲載したことを覚えていらっしゃいますでしょうか?
それらの記事でご紹介した内容は、スイスが700年以上も前に神聖ローマ帝国からの独立を果たして自治領となった際の出来事を物語っています。
しかし、それらは長い間口頭でのみ伝承されてきたことから、今となってはどこまでが本当で、どの部分が作り話なのかが不明な状況です。
とはいえ、その舞台となったそれぞれの場所は実在しており、スイスの歴史を探る上で重要な史跡として季節を問わず多くの観光客を惹き付けています。
しかも、史跡が位置する周辺には壮大なアルプスの山々をはじめ、殆ど手付かずの自然が現在も多くの残っており、歴史的事実とは別に、スイスの原始的な風景を見ながら数百年前にタイムスリップしたかのような気分を味わえることでも人気です。
という訳で、今回はそんなスイス誕生の地であり、「原初スイス」(Urschweiz)の異名を持つウーリ州(Kanton Uri)の州都であるアルトドルフ(Altdorf)をご紹介いたします。