ドイツの長い休暇
しばしば指摘されることですが、ドイツと日本は質実剛健で勤勉な点が似ているといわれます。しかし実際比較してみると、休暇と仕事に対するスタンスはかなり異なるようです。今回はドイツ人の長い休暇についてお伝えします。
ドイツの公衆トイレは有料です。ご存じでしたか?トイレの入り口にゲートがあり、コインをいれて中に入るシステムもあれば、トイレの入り口付近に小さなテーブルがあり、横には椅子に座った清掃係の方がいて、テーブルの上のお皿にコインを支払う有人のシステムもあります。一律で料金が決まっているわけではないのですが、入場ゲートがあるタイプのものは、およそ70セントから1ユーロに設定されており、有人タイプの場合は、値段設定がない場合もあれば、何セントと書いてある場合もあります。さて、日本にはないシステムですが、ドイツの公衆トイレはなぜ有料なのでしょう。
ドイツに滞在してみると、カーテンをしていない家庭が多いことに気づきます。
部屋の中が外から丸見えでもあまり気にしていないようで、夜は間接照明を付けて歓談を楽しんだりしている姿や、読書をしてゆったりと過ごしている姿が浮かび上がり、なんともヨーロッパ的な情景にみえます。
一方日本では、昼間は薄手のカーテン、夜は厚手のカーテンと使い分けまでして屋内を隠していますね。この違いも文化的な背景があるのでしょうか。
あなたにはドイツ人の友人、知人はいますか?
ヤン?クリスチャン?ミヒャエル?女性ならザラ?ステファニー?アンジェリカ?これらの名前は、いずれもドイツの1950年代、1979年、1999年の人気の名前第一位なのです。
ドイツ語圏の人名は基本的に聖書から名付けられているせいか、日本の名前ほどヴァリエーションが多くない気がしませんか?それもそのはず、ドイツでは子供の名前に関して厳しい規定があります。それでも、時代ごとに流行りもあり、日本のようにちょっと変わった名前をつけようとする傾向もあるようです。
病気やケガをしたときに家庭でできる治療法、いわゆる民間療法は国や文化ごとにバラエティに富んでいます。
たとえば、しゃっくりがでるときには、びっくりさせると良い、風邪をひいたときにはねぎを首に巻くなどは日本で知られている民間療法です。
さて、ドイツではどのようなものがあるのでしょう。
前回の「ものづくりの国ドイツ」では自動車の誕生についてお届けしました。自動車産業はドイツを、まごう事なき工業大国へと成長させた立役者といえますが、ドイツ特有の職人育成制度である「マイスター制度」も大きく貢献しているといえるでしょう。ドイツも日本も、ものづくり大国といわれ、また職人による伝統と技の継承を重んじできた点でも共通点が見いだせます。このマイスター制度について今日はご紹介します。
トランスユーロアカデミーは、ドイツ語特許翻訳講座を開講しています。今回はこの特許に関連する事柄として、ドイツの「ものづくり」についてお届けします。ベンツやフォルクスワーゲンといった自動車産業や、工作機械においても世界でもトップクラスの技術を誇るドイツ、世界有数の工業大国として、一体どのような歴史を背景にこの地位を築いてきたのでしょうか。工業大国の中でも、世界初のエンジン自動車を発明したのはドイツ人だったことをご存じですか?
ドイツといわれてビールを思い浮かばない人はいないのではないでしょうか。ビールなしにはドイツを語れないと言っても過言ではないでしょう。さらに4月23日は、ビールとは何かを規定したドイツのビール純粋令(Reinheitsgebot)が制定された日であり、ビールの日とされています。「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」という内容のこの法律は、1516年、つまり503年も前に定められました。ドイツビールは、この純粋令を守りながらも、種類は豊富で、子供用や、妊婦さんが飲むと良いと言われるノンアルコールのビールまであるというのですから、驚きですね。なお、ドイツでは16歳からビールの飲酒が許されています。今回はドイツの多様なビール文化をご紹介します。