ドイツの挨拶いろいろ

皆様こんにちは。南ドイツはすっかり緑が生い茂り、電車や車の車窓から外を眺めると黄色い菜の花の絨毯を楽しむことができる時期となりました。

今回のテーマはこれまたドイツでは地域によって様々なバリエーションが見られる挨拶をテーマにお送りしたいと思います。

ドイツ語を学習する際に習う挨拶はいくつかあるのではないでしょうか。

一般的なものをいくつか挙げるとしたら„Guten Tag“, „Hallo“, „Auf Wiedersehen“, „Tschüss“などがあると思いますが、実際にドイツに来ると世代や地域、会話が行われている場の雰囲気(カジュアル・フォーマル)などによって様々なパターンがあることがわかります。

例えば、私がデュッセルドルフに住んでいた時には „Guten Tag“ や „Hallo“ が一般的でしたが、南ドイツへ来ると „Grüß Gott“または „Servus“が使われており最初は咄嗟に出てこないことが多かったです(実際未だに„Grüß Gott“には慣れていません)。

若い人たちの間では„Hi“や„Hey“といった英語系の挨拶が使われているのもよく見受けられます。

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ドイツ語特許翻訳体験のワークショップ 2025年7月6日開催決定! Willkommen zu unserem ersten Workshop !

コーヒーとドイツのお菓子を楽しみながら、カフェで一緒に特許翻訳を体験しましょう!

 

トランスユーロアカデミーでは創立以来初の試みとして、2025年7月6日(日)にドイツ語特許翻訳体験のためのワークショップを開催します!

ドイツ語が大好きな人や、特許翻訳って何だろう?ちょっと気になるけど難しそう・・と思って尻込みしているあなたでも楽しめるような体験型のドイツ語特許翻訳のイベントにしたいと思っています。

もちろんドイツ語特許翻訳経験者の方も大歓迎です!普段は一人で黙々と作業をするイメージのある翻訳ですが、グループワークでおいしいコーヒーとお菓子を食べながらドイツ語特許翻訳をgemeinsamに楽しく学んでみませんか?

 

日程 2025年7月6日 日曜日
時間 14:30~受付開始予定

15:00~16:30

場所 東京都内のカフェ
参加費用 未定
目安レベル 独検3級以上

 

\さらなる詳細の発表と申し込みスタートは5/19(月)です/

お楽しみに・・・

発音のバリエーション

 

前回はお休みを頂きました。南ドイツはまだまだところどころ寒い日もありますが、それでも春に向かっているような空気を感じます。季節の変わり目ではありますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は発音にフォーカスしたテーマでお送りしたいと思います。

突然マニアックに聞こえるかもしれない質問からスタートしますが、皆様にはドイツ語に限らず好きな発音はありますか?(好き、というと抽象的すぎるかもしれませんが。)

「この発音は自分にとってはドイツ語らしく聞こえて好き」だったり、「フランス語の多様な鼻音が好き」だったり、「好き」の判断基準は様々だと思います。

私がとりわけドイツ語の中で好き、というか非常に興味を強く感じる発音はタイトルにもあるとおり、例えばドイツ語の一人称単数主格のichや、形容詞schwierig、前置詞のdurchなどに見られる、ドイツ語のつづりで言えば“gまたは“chの発音です。

そもそもヨーロッパの言語の中に見られる各口蓋垂の発音分布と各言語間における関係性は、私が大学で音声学や音韻論を学んだ時にそのバリエーションや推移についてロジカルだなあと感じることが多々ありました。

そして特にドイツ語における発音に対する関心がとりわけ強まり、日々観察するようになったのが、ドイツで生活を始めてから、もっと言えば南ドイツに引っ越してきてからでした。

今日は関連する発音のバリエーションについて取り上げたいと思います。

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二重完了形はいつの話?

 

こんにちは。第三回目となる今回もドイツ語の多様性、とりわけ口語の豊かさの一つである二重完了形(ドイツ語:Doppelperfekt, Ultra-Perfekt)をテーマに、私の経験を交えてお伝えしたいと思います。

 

ドイツ語学習者の皆さんの多くは、ドイツ語の文法のうち時制について学んだ際に、「ドイツ語では、過去のことを話す時には現在完了形で表現する」と言われているのではないでしょうか。

私個人としては少々一般化しすぎた言い方なのではないか、と思うところはあり、過去形の出番が全くないわけではないので、是非学習者の皆様には過去形も一緒に覚えてもらいたいと願っているのですが、確かにドイツ人の方と「昨日こんなことがあってさー」なんていうおしゃべりをする際に、現在完了形の出番が非常に多いのは事実です。

逆に言えば、学習者である私たちが、この現在完了形をマスターすることができれば、ネイティブの人との会話の幅が広がり、ドイツ語を使う楽しみが増える、そんな文法事項であるとも言えるでしょう。

私がドイツで生活を始めて数ヶ月が経った頃、ドイツ語での会話には完全に慣れ、文法を気にしながら話すというよりは、むしろ会話の場や文脈に適した語彙選びの方に気が向くようになっていくという時期を迎えました。

その頃の私は「文法事項はもう問題ないし、分からないことはなくなったな」と、文法に関しては大きな自信を持っていました。

しかし、ドイツへ来て初めて聞いた上に、相当な頻度で会話の中に見られる文法事項を前にその自信は打ち砕かれます。

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2024年9月14日(土) WEBドイツ語特許翻訳入門セミナー 参加無料 開催決定!

~ドイツ語特許翻訳って何??~

Was heißt eine Deutsch-Patentübersetzung?

ドイツ語好きにはたまらないその魅惑の世界をご紹介します!

今年も、ドイツ語特許翻訳講座入門コースのスタートに先立ちまして、トランスユーロアカデミーの人気セミナー『ドイツ語特許翻訳入門セミナー』(参加無料)を開催いたします。

 

そもそも「ドイツ語特許翻訳って何?」といった初歩的な疑問をお持ちの人は多いと思います。そんな人の疑問にお応えし、特許翻訳の魅力をお伝えするための入門セミナーです。

 

今回も、日本各地や海外から多くの人がご参加できるようにWEB形式での開催にいたします。しかも参加費無料ですので、「ドイツ語特許翻訳って何だろう?」と興味をお持ちになった人は、全国または全世界のどこからでもお気軽にご参加いただけます。もちろん、学生さんのご参加も大歓迎です!

 

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