日本人が驚くドイツの出産・育児法あれこれ

ドイツでの出産、育児は日本とどのように違うのでしょうか。昔、ドイツ人の友人から冗談交じりに言われたことがあります。『ドイツでは、散歩の途中に病院に立ち寄って、出産したら、2,3時間で家に帰ってくるんだよ』しかし、これ、全くの冗談ともいえず、ドイツでは出産のための入院日数は日本に比べて短めで、母子ともに問題がなければ3日で帰れる場合もあるそうです。今回は、ドイツの出産、育児にまつわる制度や習慣をご紹介します。

頼りになる存在、ヘバメ(Hebamme)

 

ヘバメとは、日本語では助産師と訳されますが、日本以上にケアの範囲は広いそうです。出産前から出産後8週間まで長きに渡りサポートしてくれ、産後の退院直後に至っては、毎日自宅訪問もしてくれます。公的保険に加入していれば自己負担もかからず、手厚いケアを受けられます。昨今では、ヘバメ不足が深刻で、見つかりにくいという状況もあるようで、妊娠初期から探し始めるそうです。

赤ちゃん、幼児の入浴は毎日ではない

 

高温多湿で水質は軟水の日本と違い、乾燥していて水も硬水のドイツでは、乳児の入浴は週に一回が推奨されています。この習慣に驚き、分かっていてもなかなか受け入れにくい在独邦人の方々は多いようです。また反対に、日本では、赤ちゃんをほぼ毎日入浴させると聞いて驚くドイツ人がいるのも事実。実際には、気候の差を見てもわかるよう、ドイツでは乾燥を防ぐために週一の入浴で十分とも言えますし、日本では汗をかきやすいので、あせもや皮膚炎防止のため、洗う頻度が多くなるのも自然なこと。赤ちゃんも環境に応じてケア習慣が変わるのは当然のことですね。

母子別室で寝かせる

 

乳幼児を早ければ生後数週間から数カ月で一人で寝かせる習慣は、欧米社会に良くみられるもので、世界の母子のベッドシェア率では、イタリアが一番低く、6.4%、イギリス、オーストラリアと続き、ドイツは第四位で8.9%の割合、対して日本は11位の55.4%と全体の約半数の母子が一緒に寝ているとの調査結果も出てきます。(WOMAN PRESIDENT参照)一人寝をさせると自立心が早くから育つというのは、よく言われていますが、研究結果によると因果関係はないとの声もあります。

私のモロッコ人の友人は、ドイツ人の方と国際結婚をし、子供が生まれました。しかし、母子別々で寝ることをパートナーの母親から勧められて、どうしても抵抗があり、できれば家族皆で一緒に寝たい…と言っていました。文化間の育児法の違いによる悩みがあったようです。

郷に入りては…と、頭で理解していても、違和感が生まれてしまう―、普段の生活でも育った環境の影響は大きいのに、育児の場で起こるこういった葛藤は切実なものですね。

総じて感じることは、ドイツの育児は、かなり大らかな印象があります。また、ドイツも日本同様、少子化が進んでおり、そのための制度も日々見直されているようです。


参考HP

 

 

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