コロナ禍生活 in デュッセルドルフ

こんにちはF.u.Eです。これまで3回にわたりワーホリ申請、家探し、住民登録という一連の流れについて私の体験談をご紹介してきました。これでようやくデュッセルドルフでの生活をスタートできる態勢が整いましたので、最後にデュッセルドルフでの実際の生活について少しだけお伝えしたいと思います!

 

 

コロナ禍以前を取り戻しつつある中での日常

 

残念ながら平日は特に代わり映えのない日々を送っているので、今回は週末の過ごし方についてお話ししたいと思います。現在、街中では公共交通機関など以外でマスクを着用している人はほとんどみかけません。日本と比べると、元の生活を取り戻しているような気がしています。しかし街の雰囲気は元のように戻っていても、コロナ以前と比べると外出する機会が減りました。また光熱費なども高騰する見込みで、なるべく節約しようと心がけているので基本的に平日は自炊をしています。(家にいると逆に電気を使ってしまうというのは悩みどころですが・・・)兎にも角にもそのような少し悲しい生活なので、以前ドイツに留学していた時よりも、人と接する機会が極端に減った気がしています。そのため土日はなるべく友人や、語学をお互いに教え合うタンデムパートナーと会うようにしています。

 

 

ライン川散歩

 

そんな生活を送る私が、友人やタンデムパートナーとよく出かける場所をご紹介します。まずは定番のライン川散歩。ご存知の方も多いとは思いますが、デュッセルドルフにはライン川が流れています。ライン川は、スイスアルプスのトーマ湖から、ボーデン湖、ストラスブール、カールスルーエ、ボン、ケルン、デュッセルドルフなどを経て、オランダ国内へと流れていきます。デュッセルドルフのライン川沿い、特にAltstadt(旧市街)の付近にはカフェなどが立ち並んでいて、週末になると多くの人が集まって賑わいます。お店が閉まっている日曜日と比べると、土曜日のほうが人出が圧倒的に多く、特に飲食店が並ぶ通りはものすごい混雑具合です。レストランやカフェは数多くあるはずなのに、空いているお店を見つけるのが大変なこともしょっちゅうなので、私などは空席を見つけることすら面倒くさいと思ってしまいます・・・。コロナの心配もそうですが、個人的には友人との会話がしやすいように、程よく静かなところが好みなので、残念ながらあまりAltstadtでご飯を食べることはありません。そしてこの中心街があるサイドとは反対側の川沿いは、打って変わってとても静かな印象です。天気が良い日には、散歩やジョギング、サイクリングをしている人を多く見かけます。ところどころにベンチもあり休憩することも可能なので、のんびりと休日を過ごすにはもってこいです!

 

 

因みに、ライン川のこちら側、つまりAltstadtから見てライン川の西側は、基本的には静かな場所なのですが、河川敷でラインキルメス(Rheinkirmes)のような大きなイベントがあると雰囲気は一変し、Altstadtも比ではないくらい大賑わいになります。キルメスとは、移動式の遊園地で、ラインキルメスはその中でも最大規模です。今年は7月15日から24日まで開催されていたので、私も少し覗いてみましたが、移動式とは思えないほどの大規模アトラクションが沢山あります。振り落とされるのではと心配になるくらいの絶叫系マシーンもあり、私は怖くて何も乗れませんでした。そんなラインキルメスに行くために地下鉄のU-Bahnを利用したのですが、ドイツでは珍しい満員電車を体験できました。最寄り駅のホーム付近には誘導係がいるほどで、車両数などは比べ物にならないですが、なんだかラッシュ時の新宿駅を思い出し懐かしくなったのでした・・・。

 

別世界の橋の向こう側

 

Altstadtからライン川に架かる橋を渡った向こう側に位置するオーバーカッセルやニーダーカッセルの区域も、週末に訪れることが多い地区です。先ほどご紹介したラインキルメスもこちらの地区で開催されています。メイン通りにはU-Bahnが走っており、週末は多くの人で賑わっていますが、Altstadtと比べると賑わいの中にもどこか落ち着きがある印象です。メイン通りを少し外れるとおいしいチーズケーキ屋さんや落ち着いた雰囲気のカフェもあります。カフェでお茶をしてライン川沿いを散歩するというコースも最高ですね!

 

もはや日本!? インマーマン通り

 

こちらもかなり有名ですが、デュッセルドルフ中央駅前広場からAltstadtに向かって延びるインマーマン通りには、日本食レストランや日本の食料品を販売しているお店が多く並んでいます。もちろんデュッセルドルフ以外にも、日本食レストランがある都市は多くありますが、インマーマン通りやその周辺の区域のその数の多さは随一で、まるで日本にいるかのような気分になれます。初めて訪れた時には、「ここには日本のものが何でもある・・・」と感動したものです。日本と比べてやはり割高ですが、日本食が恋しくなったドイツ在住の日本人の方々や、漫画やアニメなどの日本のカルチャーに関心のある方々が多くやってくる場所です。ラーメン屋さんには行列ができていたり、店内やテラスで食事を楽しんだりとほとんどコロナ前の日常と変わらない光景になっていると思います。せっかくドイツに来たのだから、わざわざ日本を感じにいかなくても・・・とは思わないでくださいね。日本にいるときにはあまり目に留めなかったようなものでも、こちらで目にすると「こういうジャンルが人気なんだ」「このキャラクター懐かしい!」といった楽しみ方もできるので、是非訪れてみてください。何も買わなくてもかなり楽しめますよ。

 

実は6月から8月までの3カ月間は、一部電車を除いた公共交通機関がひと月9ユーロで乗り放題の「9ユーロチケット」という魔法のチケットがありました。日本と比べると、切符の通常料金は割高なのでとても助かっていたのですが、今月からはそれもありません。またまた外出するのが億劫になりそうなのですが、ずっと家にいても気が滅入ってしまうので、これから冬に向けて新しいデュッセルドルフを発見していきたいと思います。

 


 

参考URL

 

ライン川:ライン川 – Wikipedia

ラインキルメス:Home – Rheinkirmes 2022

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