ドイツで犬を飼う

 

2か月前、我が家に生後10週目の子犬がやってきました。ドイツで子犬を飼うことが初めてだったので、やんちゃな子犬に振り回される日々が続いています。今回は、ドイツで犬を飼うことについてレポートしたいと思います。

 

どこから犬を迎え入れるのか

 

ドイツでは日本のようなペットショップはありません。犬を飼いたい場合は、ブリーダーか、動物保護施設から迎え入れるのが一般的。私の周りでは、動物保護施設・団体から保護犬を迎え入れているケースが多いです。ご近所だけでも、スペイン、ルーマニア、イタリア、ハンガリー等のドイツ以外の様々な国の保護施設から引き取られ、今は幸せな生活を送っている保護犬たちが何匹もいます。

一方で、特定の犬種の犬を飼ってみたい場合はブリーダーから購入することになります。ドイツでもeBay等で子犬が販売されていますが、中には悪質業者もいるため、注意が必要です。

 

 

正式なブリーダーを探すならドイツ犬連盟(Verband für das Deutsche Hundewesen、略称はVDHに登録されているブリーダーから子犬を譲り受けるのがベストです。

VDHに加入しているブリーダーは、犬の繁殖に必要な条件を満たさねばならず、また彼らの元で産まれた子犬は、Zuchtwart(ブリーダーを監視する第三者)によって、子犬の健康と精神状態が検査されるため、引き取る側も安心です。

ただVDHのブリーダーは生まれてくる子犬を誰にでも売る訳ではありません。私も子犬が産まれる前から「ここだ!」と思ったブリーダーに連絡を取って自己紹介をし、我が家に適切な犬の飼育環境が揃っていることを確認してもらったうえで、これから生まれてくる子犬に予約を入れることができました。

さらに厳しいブリーダーの場合だと、なんと自宅訪問されることもあるんだとか!私が今回、チャーリー(我が家の子犬)を譲ってもらったブリーダーのジェシカさんは、クリスマスカードを送ってくれたり、来年の彼女の誕生日パーティーに呼ばれたり、今後も犬ぐるみでのお付き合いが続きそうです。

 

犬のしつけ教室

 

「子供と犬のしつけはドイツ人にさせろ」という格言を聞いたことがあるでしょうか?

ドイツに来てびっくりなのが、リードなしでも飼い主の後をきちんとついて歩くお利口さんなワンちゃん達の姿です。ワンちゃんが電車やバス、カフェやレストランに同伴している姿もよく見かけます。それもそのはず、ドイツ人は子犬の時から犬をしつけ教室に通わせ、しっかりと躾を入れることが飼い主として当然の義務だと考えられているからです。

今回、私も犬を迎えるにあたって、ブリーダーからもご近所さんからも「あなた、ちゃんと犬のしつけ教室に行くわよね?」と念押しされました。という訳で、私も張り切って我が家の子犬、チャーリーとパピー教室に参加しました。

パピー教室には、生後10週頃のプードルやボーダーコリー達がいて、まあ~ぬいぐるみの様な可愛さ!そんな可愛いパピーたちが私の元にしっぽフリフリ寄って来たので、撫でようとしたその時です。「子犬は撫でないで!」とドッグトレーナーの厳しい一言が飛んできました。

だって可愛いんだもん、仕方ないでしょ!すると「あなた、いいですか。子犬のしつけで一番肝心なのはね、犬を無視することなんですよ!子犬が可愛いのは当然です。でもね、可愛い可愛いで甘やかしてはダメです。飼い主がリーダーシップを取り、主従関係をしっかりと築くように!」と指摘されました。

ビビりまくった私ですが、そのパピー教室は60分のレッスンで、参加者である飼い主達がドッグトレーナーから色々とアドバイスをもらっている間、子犬達は飼い主の隣にじっと座って「待つ」ことを覚えないといけないのでした。遊びたい盛りの子犬がじっと待たなければならない「我慢大会」レッスンは、最初の5回ほど続きました。

ドイツ人は犬が好きな人が多いのですが、どうやら可愛がり方が日本人のそれとは大分異なるようです。「主人」「犬」との線引きをきっちりし、甘やかすことはないようです。

ドイツは犬の躾には厳しいです。でも結局のところ、飼い主のコマンドをよく聞き、他人に迷惑をかけない犬は、オフリードで散歩が可能だったり、公共の場所や職場にも連れていけるので、ドイツの犬はより多くの自由を手にしていると言えるでしょう。私もそんな日がいつか来ることを夢見ながら、ドッグトレーナーから毎週ダメ出しを食らいつつ、やんちゃな子犬を連れて頑張ってしつけ教室に通っています。

 


参考ウェブサイト

https://www.vdh.de

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