ウィーンの音楽家の跡を旅する

 

気が付けば今回で3回目のブログ記事となります。

ウィーンと言えば音楽の都ですので、沢山音楽家がいますが、その中でも今回は生誕200周年のあの人を現在でも感じられる場所を、ゆる~く発信していければと思います。

 

金から黒、そして再び金へ!

 

今から200年前、1825年10月25日にウィーン(現在の7区)で生まれた男の子がいます。

その子の名前はJohann Strauß(ヨハン・シュトラウス二世)。普段クラシック音楽を聴かない方でもその名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

ウィーンでは市立公園に立派な像が設置されており、今日も観光客が記念撮影をしに足を運んでいます。

 

100年以上前から金に輝く像!Johann Strauß Denkmal! wieninfo

 

 

ヨハンシュトラウス二世は生前から人気があり、こちらのJohann Strauß Denkmalは1899年に亡くなってからすぐに設置計画の話が持ち上がりますが、世の中の情勢が思わしくなく、第一次世界大戦に発展、結局計画から20年ほどたった、1921年にこちらのDenkmalが設置されます。

1932年には金色の像というのが時代に合わず、贅沢ということで金が剥がされ、銅像の色(黒)となります。

その後、しばらく放置をされ、1991年というタイミングで、金色に戻されました。つまりは35年以上前にウィーンを訪れたことがある方は、黒いDenkmalをその目で確認したことがあるのかもしれません。

私は金しか見たことがないので、その目で違う色を見たことある方がうらやましい限りです。

像との記念撮影もおススメです!

住所:Am Stadtpark, 1030 Wien

 

名曲が誕生した場所!

 

ヨハンシュトラウス二世の名曲といえばAn der schönen blauen Donau(美しき青きドナウ)です。

これは名曲中の名曲で、NHKで毎年お正月に放映されているウィーンのニューイヤーコンサート中でも必ず演奏される曲になります。

また小学校の時に運動会で流れることもある曲のため、曲名は知らずとも誰しもが一度は耳にしたことあります。

それではこの名曲がどこで作られたかというと、ウィーン2区にある自宅と言われています。

そこに1860~1870年代頃まで、ヨハンシュトラウス二世は妻Henriette(ヘンリエッテ)と暮らしていました。

 

楽器を間近で見られる!Johann Strauß Wohnung!

 

 

現在もその場所はJohann Strauss Wohnung(ヨハンシュトラウスの住居)と呼ばれ、小さな博物館になっています。

実際にヨハンシュトラウス二世が所有をしていた楽譜、ピアノやバイオリンを今でも見ることができます。

 

こんな感じで撮影もOKです!ぜひゆかりのものをそばで感じてみてください!

住所 :Praterstraße 54, 1020 Wien

 

 

新感覚でシュトラウス家を感じる!

 

今年の生誕250周年に合わせ、オープンをした場所があります。

それがJohann Strauss Museum(ヨハンシュトラウスミュージアム)です。

 

映像と音楽で楽しむ!Johann Strauß Museum! wieninfo

 

生誕250周年イベントに乗っかっただけのイメージがあり、実はあまり期待せずに行きましたが、これが思ったよりもかなりよかったです。

ヘットフォンで音楽と解説を聞きながら、映像を見るというものですが、日本語にも対応しており、その日本語解説も詳しくされていました。

前知識が無くても楽しめるのは魅力です。

個人的には見学コースの途中には自身でワルツを作曲できる機会があり、斬新で楽しかったです。実際にいくつかある調やメロディーの中から好きなものを選び自分だけのオリジナルワルツを作ることができ、さらにその音源をスマートフォンに送ることができます。

ウィーン上級者の方でもぜひ訪れてみてくださいね!

住所: Friedrichstraße 7, 1010 Wien

 

あっという間にお時間となってしまいましたが、皆さまもぜひウィーンにお越しの際はヨハンシュトラウスゆかりの地を巡ってみてくださいね!

次回もぜひお楽しみに!また皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

 


リンク

Johann Strauss Museum – New Dimensions – wien.info
Johann-Strauss-Denkmal – wien.info

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