上智大学講で講演しました! エピソード2

昨年11月19日(水)のエピソード1に続いて、2026年1月16日(金)に当アカデミー講師の加藤勇樹が、上智大学ヨーロッパ研究所の招きで上智大学にてエピソード2の講演を行いました。
今回の講演は、上智大学四谷キャンパス中央図書館8階(L-821)にて17:30-19:00の90分間にわたり行われました。

 

 

昨年の講演では、留年時代の覚醒、逆襲、卒業、そして特許翻訳者になるまでの一連のストーリーをお話する予定でしたが、案の定、加藤のトークが大いに盛り上がりタイムオーバーとなり、なんと講演のお話の中でも加藤は留年生活から「卒業」することができませんでした・・・涙

 

ということで、今回のエピソード2では留年時代のドイツ語の独自の勉強方法や、大学の先生方との戦いをはじめ、どのようにドイツ語に覚醒し、そしてプロの特許翻訳者の道を歩むことになったのか、というストーリー後半と、ドイツ語に対する現在の心境や未来への思いについてお話しさせていただきました。

当日は、ドイツ語学科の3-4年生を中心とした現役の学生さんや大学院生さんたち、ドイツ語学科の先生方、ヨーロッパ研究所スタッフの方、大学職員の方、他大学の先生、そしてドイツ語ネイティブの方にもご参加いただき、31名もの方々にお集まりいただきました。

 

講演中は、加藤お得意の(マニアックな?)Redewendungを駆使しながら、留年時代の様々な体験、特にスイス人の母を持つ一人の教授との運命的なご縁や、他の教授陣との間で繰り広げた攻防戦、登戸にある小さなドイツ語会話学校での出会い、40年経った今でもなお交流が続いているドイツ人ペンフレンド女性との邂逅(かいこう)、そして特許事務所のプロの翻訳者としての新たな歩みについて、ジョークも交えながらお話させていただきました。

加藤にとって留年生活は、いわば留年というハンディで得た「Brennstoff(燃料)」を燃えたぎらせてエンジン全開で突っ走った時間であり、しかもそれを自身が主演を務める映画のように楽しんだ2年間でした。ドイツ語特許翻訳者となってからも、どのように新たなBrennstoffを手に入れ、そしてドイツ語特許翻訳者としてエンジンをかけ続けてきたのか、をお話ししていると、あっという間に時間が過ぎていきました!

真面目なトークもありながらもやはり、皆さんの笑い声が沢山聞こえる楽しい講演となりました。

 

“Chuchichäschtli“ „Oachkatzlschwoaf“って何だ??

 

講演の最後には、過去の話から一転して未来へ向けて、ドイツ語に対する現在の思いや、将来是非やってみたいことが語られました。

そしてロックなフォースをこめて;

„Möge die Macht mit dir sein !“

というWorte(言葉)を学生さんたちに贈って講演を締めくくりました。

 

講演終了後には、加藤に質問や相談をしに来る学生さんや、講演内で加藤が紹介した自前の若者言葉の辞書(Ein Lexikon der Jugendsprache)やRedewendungの辞書を見に来る学生さんも多数いらっしゃり、最後の最後まで皆さんとの交流を楽しむことができました。

 

 

3年生の学生さんたちと

 

 

加藤の学生生活、そしてドイツ語特許翻訳者としてのキャリアは普通の学生さんには刺激が強すぎるかもしれませんが、今回の講演のテーマ「Rocke deine einmalige Karriere!!」(君ならではのキャリアをロックしようぜ!)のように、学生の皆様が自分ならではのロックなキャリアを歩まれることを心から願っております!

今回もこのような素晴らしい機会を与えていただき、そして加藤が実践したドイツ語学習方法の有用性について学問的な視点から裏付けをしていただいた上智大学の木村護郞クリストフ教授ならびに上智大学ヨーロッパ研究所の皆様には、改めて厚く御礼申し上げます。

 

 

上智大学・木村護郞クリストフ教授

 

学生さんから寄せられた講演の感想

講演会を通して、人々はマジョリティ側の道こそが正しいと考え、そこへ進みがちである一方で、あえて真逆、あるいは別の道を選んだとしても、自分なりの Brennstoff(燃料) を見つけ、それを糧に巡ってくるチャンスをつかめるかどうかが、人生で重要であると学んだ。加藤さんの場合、留年というハンディキャップを燃料とし、逆境から這い上がってきた点が非常に印象的であった。また、個人的に加藤さんの「自分の運命に従って生きる」という信念が非常に興味深いと感じた。加藤さんは、目の前に現れた人生の出来事にそのまま身を委ねて進んでいくことこそが楽しいとおっしゃっており、自分の人生そのものを楽しめる人は、どのような環境においても成功できるのではないかと思った。

 

加藤さんの講演会は大変刺激的で興味深く拝聴いたしました。ドイツ詩の研究を行う上で翻訳は避けて通れないものですので、分野は異なりますが、翻訳をお仕事にされている方のお話を聞くことができて嬉しく思います。加藤さんのお話は終始引き込まれる内容で、語学習得の上でのモチベーション(Brennstoff)にもなりました。

 

今回の講演を聞いて、「降りてきた手をつかむ」という表現が印象的だった。加藤さんは目的意識を持って言語学習に取り組まれてきた一方で、人生の重要な局面では運命に身をゆだねることを楽しまれてきたのだと感じた。私自身も、人生を前に進めるための目的を持ちながら、偶然の巡り合わせや人との繋がりを楽しむことで、私ならではのキャリアを築いていきたいと考えた。

 

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