ドイツは音楽の国(なんだけど)

ベートーヴェン、バッハ、ブラームス、シューマン、ワーグナーにメンデルスゾーン。世界中に愛される偉大なクラシック音楽の作曲家を数多く輩出してきたドイツ。

国内で年間数えきれないほどのクラシックコンサートイベントが開催され、まさに「音楽の国」という印象が強いドイツなのですが、実際に生活してみると、「あれ?もしかしてドイツ人って失礼ながら実は音痴かも?」と感じることが時々あるんです(すみません)。

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日本の音楽の授業はレベルが高い

 

日本で声楽を勉強された私の友人Fさんは、以前、隣村のアマチュアバンドのライブを聴きに行った際、あまりに歌が下手なことに度肝を抜かれたそうです。

別の日本人の友人Aさんは、先日、学生が演奏するライブをライブハウスに聴きに行ったところ、ボーカルが音程を大きく外していたことに心底驚いたそうです。

学生のライブとはいえ、一応入場料も取られたため、少額とは言えど「あんなレベルでお金を取るなんて!」と非常に悔しがっていました。

実は私も以前から少し気になっていました。

確かにドイツは偉大な音楽家を多く輩出してきた「音楽の国」であり、世界各国から才能あふれる若者がドイツの音大に留学したりと、確かに音楽家達のレベルは高いのですが、普通の一般人の音楽的素養はそうでもないのでは?!と思っていました(すみません)。

というのも、私にはドイツで生まれ育った二人の子供がおりますが、ドイツの小学校よりも、日本の小学校の音楽の授業の方が充実していると感じたからです。

日本の小学校では、音楽の授業でリコーダーや鍵盤ハーモニカ、カスタネット等を教わりますが、ドイツの公立小学校では、このような楽器を音楽の授業で教えてくれることは一切ありませんでした。

普通の公立小学校の義務教育で、子供たちが簡単に演奏できる楽器を全員が習うことができ、合奏を経験できる日本の音楽教育はレベルが高い!とつくづく思います。

ちなみに「校歌」は日本独自の文化なのでしょうか。

ドイツの学校には校歌は存在しません。

ドイツでも楽器を習いたい子供は、放課後に地域のMusikschule(ミュージックスクール)に行って、音楽レッスンを受ける訳ですが、私が住んでいる街の市営のMusikschuleは教育プログラムがかなり充実しており、鍵盤楽器、弦楽器、管楽器、様々な楽器を習うことができます。

またコーラスや音楽理論コース、オーケストラコースなどもあり、現役の音楽家からレッスンを受けることができます。

その点は非常に充実しているのですが、Musikschuleに通う子供達と、そうではない大半の子供たちの音楽の基礎能力の差がドイツでは非常に大きいような気がしてなりません(月謝も決して安くはないので、家庭の事情で通えないケースも多いです)。

 

カラオケ事情

 

この間、年末年始休暇を利用して日本に一時帰国した時のこと。

せっかくだから本場の日本のカラオケに行こうじゃないか!と思い、長男、長女と私の3人でジャンボカラオケに行きました。

行ってみてビックリ。

自分の子供たちの歌があまりに下手だったからです。

特に長女は、マイクが要らない位のドスの効いた発声量が出ているんですが、音程とリズムが完全に壊れている。

しかも本人がその事に全く気が付いていない。

めっちゃ音痴なのに、「私は歌が上手い!」と自信を持って何曲も続けてノリノリで歌っている。。。(自己肯定感が強いのはドイツの教育のお蔭!)

私はまるでジャイアンの歌を無理やり聞かされているのび太やスネ夫になったような気持ちになり、かなり忍耐力を消耗しました。

思うに、楽器を習ったことがない日本人にとっても、カラオケは身近な娯楽であり、子供の頃からカラオケボックスで歌うことで、自然と歌唱力やリズム感を鍛えていると思うんです。

それに歌が上手かったら女子にモテるかもしれませんしね(笑)!

大阪に住む私の甥っ子も、しょっちゅう友達とカラオケボックスに行って、せっせと歌唱力を磨いているそうです。

カラオケは日本人にとってストレスを発散するための一手段かもしれませんが、音感やリズム感、表現力の向上に絶対に繋がっているはずです!

さて、ドイツのカラオケ事情について。

「Karaoke」という日本語もそのまま通じる近頃のドイツですが、ドイツのカラオケは日本のような個室形式ではなく、バーのステージで観客全員の前で歌うオープンスペースが普通です。

 

 

ならば相当歌唱力に自信がある人がステージにあがるのでは?と思いきや、これがお世辞にも上手いとは言えない音痴さんが歌っているんですよ(笑)。

びっくり。

でもノリノリですけどね!

日本のような個室カラオケは、ベルリンやデュッセルドルフ等の大都市には存在するようですが、まだまだ全国的な普及には至っていません。

 

いかがでしたでしょうか。

日本人の音楽的素養や歌唱力は、世界的にとても高い水準だと思いますので、「音楽の国」ドイツに来ても、私たちはもっと自信を持って良いと私は思います!

 

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