ドイツの野球事情 ベースボール・ブンデスリーガ

 

今年2023年に開催された野球の世界大会WBCで盛り上がった日本。

下火だった日本の野球人気に再び火をつけるほどに、侍ジャパンの活躍は素晴らしかったですね。

さて、そのWBC、ヨーロッパ諸国からはチェコ、イタリア、オランダの本選参加がありましたが、予選にはドイツも参戦していたのをご存じですか?

ドイツといえばサッカーが一番人気のスポーツです。野球はマイナーなスポーツでルールを知る人も少ないのですが、実はベースボール・ブンデスリーガというリーグ戦が存在します。

 

 

ドイツのプロ?野球 ベースボール・ブンデスリーガ

 

ブンデスリーガといえばサッカーのことじゃないの?と思われるかもしれませんが、Bundesligaは直訳すれば連邦リーグの意で、ドイツでは様々なスポーツ競技で開催される最高位のリーグの事を指しています。

野球においては、トップリーグのブンデスリーガ1部(1.Baseball-Bundesliga)、その下のリーグがブンデスリーガ2部(2. Baseball-Bundesliga)、その他には州リーグ(Landesliga)地区リーグ(Bezirksliga)なども存在しています。

 

ブンデスリーガ1部は北地区と南地区それぞれ8球団を有し、レギュラーシーズン、プレーオフを経て、チャンピオンズリーグにおいてドイツ一のチームを争います。(2023年は13チームの参加)

日本のプロ野球のペナントレースほど試合数は多くなく、レギュラーシーズンは28試合、しかも週末のみ開催の上にダブルヘッダーで行われています。

これは、選手たちが野球だけで生計を立てているわけではないからだそう。先に行われたWBCに参加していたチェコの選手団と同様のようですね。

そのためドイツ野球はプロリーグなのかと問われると、微妙なところです。しかし外国人選手に対しては給与が出るそうなのでますます何とも言い難いところ。

とはいえ、支払われる給与の額は、アメリカや日本などのように高額ではありませんが。

 

ドイツで活躍する日本人野球選手

 

また、当リーグに挑戦する日本人も少数ながらも存在します。

2016年にケルン・カーディナルズに入団した片山和総選手は、ブンデスリーガのオールスターにも出場し、2019年から2022年は同チームの監督も務め、ドイツプロ野球界初の日本人監督としてチームを牽引しました。

 

また、今年2023年からは、かつて千葉ロッテ、阪神タイガース、横浜DeNAで活躍していた久保康広投手が、ハンブルク・スティーラーズへ入団し、早くも活躍中で、今期第三節には完封勝利を勝ち取り、週間MVPに選ばれています。https://www.baseball-bundesliga.de/spieler-der-woche-yasutomo-kubo-hamburg-stealers/

 

 

ドイツで野球人口は増えるのか

 

ドイツで一番人気のスポーツといえばサッカーですが、その競技人口は、総人口の20パーセント以上の約1600万人にも上るそうです。

一方、野球人口はというと約2万4千から3万人ほどと言われています。

ネット環境の発展によって、スポーツをライブストリーミングで観戦できる時代になったこと、アメリカで人気のスポーツはドイツでも定着していくであろうという期待、そして野球ブンデスリーガのレベルも上がっているとの見解から、今後の野球人気を予測する声もありますが、実際には、90年代に上り調子だった野球人口は、2004年を境に年々減り続けているようです。

 

しかし、ドイツのみならず、世界規模で野球人口が少ない理由には、用具が高額で手に入りづらく、グラウンドもないという理由、そして野球のルール自体の複雑さが、欧州諸国のような多様な文化間、言語間では浸透しにくいとも考えられています。

 

とはいえ、今年のWBCでのチェコやイタリアの活躍は素晴らしく、ドイツも既に2013年から3大会連続でWBCの予選に出場しており、欧州での野球人気は、まだまだこれからなのかもしれません。いつかドイツと日本が対戦する日を夢見ても良いでしょうか?

 


参考HP

 

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