ガイドらしく!?ゆる~く観光地の紹介!美術史美術館編!

皆さま、お元気ですか?

5月のウィーンは、前回の記事で紹介したユーロビジョンソングコンテスト(Eurovision Song Contest)で一色になりました。

音楽を流しながら走っている路面電車もあり、乗っている間、クラブの中に迷い込んだかのような気分になりました。

今回のユーロビジョンソングコンテストは、チケットを購入できたので、私も実際に会場に足を運びました!

 

さて、今回のブログでは、ガイドらしく?ゆる~く観光地の紹介をしたいと思います!

 

観光ガイドが年間50~100回ぐらいは訪れる場所

 

ガイドという職業上、宮殿、美術館、音楽家関連の場所は頻繁に訪れています。

繁忙期になると、午前と午後で同じ場所を2回訪問することもあり、既にこの話はしたかな?とお客様に確認しながら話を進めることもあります。

今回はその中でも美術史美術館Kunsthistorisches Museum Wien)を紹介したいと思います。

頭文字をとってKHMと略されますが、これを知っていれば、かなりのウィーン通です。

 

迫力のある出入口、左側が入口で、右側が出口。扉も重くて開けるのに一苦労

 

ユネスコの発表によると、世界には10万以上の博物館・美術館が存在するそうです。

オーストリアには475館(2023年時点)あり、ウィーンだけでも100館以上が存在します。そのなかでも内容、規模ともに世界屈指のレベルを誇るのが美術史美術館(KHM)になります。

※統計は美術館単体だけではなく、博物館とセットの美術館数とのこと。

 

何がそんなにすごいのか

 

KHMは、実は世界でも珍しく、最初から美術館として建てられた建物になります。

世界的に有名な美術館、ルーブル美術館やプラド美術館は、元々貴族のお屋敷を美術館として改装し使用しています。

ウィーンにあるベルヴェデーレ宮殿(Schloss Belvedere)も例外ではなく、元々貴族の宮殿でしたが、現在は美術館として改装・運営されています。

 

KHMは開館したのが1891年ということで今からおよそ135年前になります。

当時のウィーンは、皇帝フランツ・ヨーゼフ(Franz Joseph)の命で、様々な建物の建築や公共交通機関の整備を整え、今日見ることのできるウィーン市街の特にリング通り(Ringstraße)にかなり大きな影響を与えています。

 

ウィーンの中心部を環状に走行しているリング通りには、KHMのほか、オペラ座や市役所、ウィーン大学等、見どころがたくさん!Das Kunsthistorische Museum – Wien – KHM.at

 

KHMもその一環として建設の話が進みますが、この理由がまさかの美術品のコレクションが多過ぎて、保管できる場所がないという贅沢な悩みからスタートしたものだったのです。

保管できないぐらいの美術品を持っているなんて、人生で一度は言ってみたいものです。

 

美術品の数は400万点にのぼると言われていて、その中でも美術館の目玉となる15~18世紀の西洋絵画は2000点以上あります。

その中にはブリューゲル、ルーベンス、レンブラント、ラファエロ、フェルメール、ベラスケスなどの有名画家の作品も存在します。

 

海外から助っ人を

 

皇帝のお眼鏡にかなうレベルの美術館を設計するために、わざわざドイツから建築家のゴットフリート・ゼンパー(Gottfried Semper)を呼びます。

特にドイツ好きの方はドイツのドレスデンにあるゼンパーオーパー(Semperoper)というオペラ座を聞いたことがあると思いますが、まさにそのオペラ座を設計した人物です。

その功績が認められたので声がかかることになります。

 

https://www.sachsen-tourismus.de/poi/semperoper-dresden-dresden
ゼンパーオーパー(Semperoper)、19世紀に流行した新古典主義の建物

 

建物自体も美術品に負けない様に美しく仕上げるため、途中計画を変更しながら外装10年、内装10年、計20年の歳月をかけ、待望の美術館が完成します。

ただしゼンパー自身はKHMの完成を見ることはなく亡くなり、彼の遺作となります。

 

現在では来場者が年間100万人ほどにのぼり、ウィーンの人口が200万人ということを考えると、割合としてかなりの訪問者がいることがわかります。

ぜひ皆さんもウィーンにお越しの際は、KHMを訪問してみてはいかがでしょうか!

 

語り始めると伝えたいことが多過ぎて、今回は美術館の中に入らないまま終わってしまいましたが、次回以降のブログでは、内装や美術品に焦点を当てて、続編の様な形でご案内できればと思います。

また皆さまにお会いできることを楽しみにしております!

 

 

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