オリンピックイヤーの始まりです!

新年明けましておめでとうございます。本年もこのブログを通して皆さまにスイスについて知っていただける機会をお作りできたらと思っております。よろしくお願いいたします。

2020年。今年は、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されますね。新しい国立競技場も完成し、夏に向けて益々盛り上がっていくでしょう。ということで、今回は「オリンピックとスイス」をテーマに書いていきたいと思います。

「オリンピックの首都」はスイスに

 

初めての近代オリンピックが開催されたのは1896年。その約2年前の1894年にIOC(国際オリンピック委員会)が設立されました。当初IOC本部はスイスにはなかったのですが、第一次世界大戦開始後の1915年から「近代オリンピックの父」とも呼ばれているピエール・ド・クーベルタン男爵の意志によって、永世中立国であるスイスのローザンヌ(ヴォー州)に本部が移されました。

ローザンヌが正式に「オリンピックの首都」となったのは1994年からです。ローザンヌのホームページ「Lausanne Tourisme」にアクセスしてみると、トップにしっかりとフランス語でオリンピック首都を意味する「CAPITALE OLYMPIQUE」の文字が書かれています。100年以上もの間IOC本部が置かれているこの歴史のある都市、観光等で訪れる際にはオリンピック・ミュージアムにもぜひ立ち寄りたいですね。

スイスで開催のオリンピック大会

 

そもそもスイスでオリンピックが開催されたことはあるのか、疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。ズバリ、スイスでの開催はこれまで2度あります。どちらも冬季オリンピックで、同じグラウビュンデン州にあるサンモリッツという都市で1928年と1948年に行われました。もう70年以上が経っていて、さすがに当時を覚えている方は少ないでしょうが、今でもサンモリッツを訪れるとオリンピック記念碑やポスターなどが残っており、現地へ行くとオリンピックの歴史を感じることができます。

サンモリッツのオリンピック記念碑
サンモリッツのオリンピック記念碑

そして、実は今年も東京より一足早く、スイスでオリンピックが開催されます。15歳から18歳を対象とした第3回ユースオリンピック冬季競技大会が、本日9日より22日まで開催されます。開催都市はIOC本部もあるローザンヌです。若い選手たちの活躍にも注目ですね。

今年はオリンピックイヤー。冬季のユースオリンピックが行われるスイスと、夏季オリンピック・パラリンピックが行われる日本。偶然にもスイスと日本で2つのオリンピック大会が同じ年に行われるなんて、日本でスイスについてブログを書く者としてはご縁を感じてしまいます。きっと今年も様々な感動の物語が誕生することでしょう。楽しみです。

良い一年になりますように。

Uf widerluege!

(それでは、また。)

Chuchichäschtli


 

参考ホームページ

 

 

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