ドイツサッカー!強さの秘密

ドイツはいわずとしれたサッカー強豪国。ここ10年ほどの間にドイツで活躍する日本人選手も増え、日本でブンデスリーガの結果が報道されることも珍しくありません。ドイツ国内でも、強豪チームを抱える街や、ワールドカップで勝ち進んでいる時の熱狂ぶりは野球ファンもびっくりかも?今日はそんなドイツサッカーについてお伝えします。

狂乱のワールドカップ・サッカーを取り巻く環境

 

サッカーに興味があってもなくても、ドイツに長期滞在していると、サッカーの話題は耳に入ってくるもの。ワールドカップの時期には、大学の講義やゼミに参加する人々も減り、街中にはパブリックビューが設置され、お祭り騒ぎのドイツです。2011年の女子サッカーのワールドカップで日本が優勝した際には、電車の車掌さんからも、私が日本人とわかると、興奮気味に「日本女子サッカーは最高だ!」と賞賛されたこともあります。

ワールドカップでドイツが勝利を収めた夜には、街の中心地には人が溢れ狂乱騒ぎとなります。ひどい時には路上の車をひっくり返し、トラムも走行できず、とにかく夜中過ぎまで人々は暴れまわり、ゲルマン魂の神髄(?)を見せつけられることになります…。

ドイツサッカー・なぜ強いの?

 

サッカー強豪国と称されるドイツ、2018年のワールドカップではまさかのグループリーグ敗退で、国民たちを失望させてしまいましたが、2000年代からのドイツ・ナショナルチームの成績を全体でみるとワールドカップでは、五大会中、優勝一回(2015)、準優勝一回(2002)、第三位二回(2006, 2010)、リーグ敗退一回(2018)、そしてヨーロッパ選手権では、2008年の準優勝と4位が二度(2012, 2016)、そして二度のグループ敗退(2000,2004)という成績。

2000年代後半からのドイツ・ナショナルチーム強さの秘密には、代表チームの構成もありますが、一方でドイツの社会を巻き込んだ選手育成の見直しも浮かび上がってくるようです。

ドイツは、2000年の欧州選手権の敗退という屈辱を経て、ドイツサッカー協会を中心にして、選手育成のための徹底的な見直しが行われました。スター選手の卵を長期的な視野を持って育てる事を徹底した青少年のための育成プロジェクト(Talentförderprogramm)が、2002/2003年のシーズンから始まりました。必要とされる選手像を明確にし、新しいスタイルを求めたことにより、プレーの幅が広く、攻守に強い選手を育成することに成功したといわれています。

そして、2000年代に入り、移民系やハーフの選手たちをナショナルチームへ登用した事も大きな特徴といえます。ミロスラフ・クロ―ゼやルーカス・ポドルスキはポーランドからの帰化、メスト・エジルはトルコ系移民の3世として、ボアテングはドイツとガーナのハーフ、サミ・ケディラはドイツとチュニジアのハーフと、実にコスモポリタンなチームとなり、2000年代以前のドイツ代表チームと大きく変わりました。2015年の優勝の立役者である彼らこそが2000年代ドイツサッカーの選手育成の成功の証ともいえます。

さて今年6月に開催される予定だったサッカー欧州選手権。近年は選手の世代交代などもあり、少々低迷しているともいわれているところで、一年延期となりましたが、今後のドイツの活躍に期待しましょう!


 参考HP

 

 

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