4つの勘違いドイツ語-あなたもありますか?  

ドイツでドイツ語を使って生活していると、言語の壁は厚く高い…。時にはとんでもない言い間違いや、勘違いをしてしまうこともあります。今日は私がやらかしてしまった、もしくは周りの人間から聞いたちょっと笑える言い間違い・勘違いドイツ語を4つご紹介します。

1.Eine Pommes Bitte!

 

ポムフリッツ(Pommes frites)といえばフランス語由来のドイツ語で、フライドポテトのことですが、ドイツではフライドポテト専門の屋台も多く、トルコ料理のケバブ屋さんなどでもサイドメニューとして愛されているスナックです。

さて、とある留学生の友達が、ポムフリッツを注文する際に、Eine Pommes bitte! と頼んだところ、なんとポテト一本だけが出されたという話を聞いたことがあります。これは複数と単数を区別しない言語を母語としている人間にありがちな言い間違いですね。でもこの単語、ポテトの一本一本をPommesというわけではなく集合体として考えられており、単数形は文法上そもそも存在しませんので、その店員さんもちょっと意地悪ですよね。人づてに聞いた話なので、本当にポテト1本出されたのかどうかは真相は定かではありませんが!

 

2.Pommes mit Mamelaude?!

 

こちらもフライドポテトに纏わる言い間違いで、やらかしたのは私です。ケチャップ、マヨネーズ、カレーケチャップ、ハニーマスタードなど、ポテトにつけるディップが豊富なお店での出来事です。レモラウデ(Remoulade)というタルタルソースにも似た、ハーブ入りマヨネーズのソースを注文しようとしたとき、うっかりマメラーデ(Mamelade-いわゆるジャム)と頼んでしまい、店員さんにキョトンとされました。私は間違いに全く気付かず、何度も何度も「マメラーデのディップでお願いします!」と言い続けてしまいました。店員さんからしたら、ポテトにジャムつけるってどういうこと!?ですよね。でもマメラーデとレモラウデ…、音感似ていませんか…?

3.Antiquität oder Antiqualität?

 

外国語を使っていると、時として、全く存在しない言葉を作りだしてしまうこともあります。Antiquariatは、古本のこと。お金のない学生の味方です。私の学友は、好んで古本屋に足を運んでいたので、私は気軽に『元気?今日もAntiqualitätに行っていたの?』とAntiquariatをAntiqualitätと言い間違えてしまい、友人は爆笑していました。Anti-Qualität…(アンチ・品質?) 確かに古本屋なので、質の劣る品もあるかもしれません…というのは苦しい言い訳ですね!

 

 4.夜間料金? 

 

Abenteuerはドイツ語で冒険を意味する単語。英語でいうところのアドベンチャーですね。この言葉をAbendとteuerの複合語だと勘違いした友人は、『夜に高い…?タクシーの夜間料金とかのことを言うのかな・・』と思っていたそうです。複合語が多いドイツ語、連想して意味がとれる単語もありますからね!

ちなみにこのAbenteuerは、Adventuraというラテン語を語源とし、フランス語のaventureからドイツ語へ借用された単語です。ad(~へ)venio(来る)-つまり、到来する、起こる―などの意味から派生して、出来事や冒険という意味となりました。

言い間違いや勘違いはちょっと恥ずかしいですが、語学は間違いを繰り返してこそ上達していくもの、恥ずかしい間違いも笑い話に変えて今日もがんばりましょう!


参考HP

 

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