ドイツでおばテニ(おばさんテニス)試合に出るの巻

 

私はドイツで9年ほど前から、趣味で硬式テニスを習っているアラフィフです。

数年ほど前から初中級レベルの試合に出始めました。

私はドイツ暮らしが結構長いので、カルチャーショックを受けることは少ないのですが、今回はドイツのおばテニ(おばさんテニス)試合で経験した衝撃の出来事について書きたいと思います。

 

試合前にお酒?!

 

 

数年前、初めて週末のおばテニ試合に出た時のことです。

まず会場に到着して私は驚きました。

というのも、これから対戦する相手が優雅にグラスワインを飲んでいたからです。

「え?あなたこれからシングルスの試合ですよね・・?」

最初はショックで自分の顎が外れるかと思いましたが、その後もおばテニ試合に出続けるにつれ、試合前にお酒をたしなんでいらっしゃる方が一定数いることに気が付きました。

断っておきますが、私が出る試合は、初中級レベルの正直言ってどうでもいい試合です。

勿論、上級レベルの試合ともなれば、試合前にアルコールを飲んだりせず、入念にウォーミングアップをしたり、好きな音楽を聴いて集中したりと、パフォーマンスをあげるために直前の努力を欠かさないことでしょう。

しかし、どうでもいい初中級レベルとはいえ、試合前にお酒を飲むのは如何なものか。

日本のシニアの試合では、そんな光景は絶対ありえないはずです!

そして私のこれまでの経験からして、試合前にお酒を飲むおばさまには、二つのパターンがあることが分かりました。

まず一つ目は、「あなたのような格下の相手と試合をするなんて。。。ふっ、チョロすぎ。どうせ試合前からワイン飲んでも私が勝つのは明らか。ふふ」。と試合前から完全にマウントを取ってくるパターン。

そして実際に私が負ける(悔しすぎる!)。

そして二つ目は、「私、試合に出るのは久しぶり。あ~緊張してラケットを持つ手が震えそう!緊張をほぐすために、試合前にちょっとお酒を飲んでリラックスしよ!」というパターン。

後者の場合、私もその気持ちはよく分かります!

初中級レベルのどうでもいい試合とはいえ、一応れっきとした試合に出る訳ですから、緊張しないはずがありません。

でも、私は絶対に試合前にお酒なんて飲もうと思いません。

あっ!でも一度だけ、試合前に私がお酒を飲んだ、というか正確に言うと飲まされた経験があったことを思い出しました。

 

おもてなしに騙されてはいけない

 

 

あれは3年前の夏のこと。

私が属している地域のおばテニチームで、とある小さな村のアウェー戦に参加した時のことです。

村のテニスコートに到着した私たちは、相手チームのとても温かいおもてなしを受けました。

まずウェルカムドリンクとして、出てきたのがなんと地元産赤ワイン(笑)。

土曜日の正午ですよ!しかも今からシングルスの試合ですよ!

私の対戦相手もワイングラスを手にしていましたが、もしかすると中身は葡萄ジュースだったのかもしれませんね(今となっては確認のしようもありませんが)。

ウェルカムドリンクの赤ワインを頂戴した私は、その後のシングルス試合で当然のことながら、足が思うように動かず負けました。

そのシングルス試合の後の、短い休憩をはさんだ時のことです。

その次はダブルス試合が待っています。

その休憩時に、相手チームのおばさまから「自家製のエッグリキュールをどうぞ。」と魔女の声で囁かれました。

人間というものは「手作り」とか「自家製」という言葉に弱いものです。

「ほれ、お前、飲め」といった断れ切れない無言の圧力を感じました。

そして私はエッグリキュールを頂きました。

確かにとっても美味しかった。。。

そして、そのダブルス試合でも足が動かず、私は完敗してしまいました(涙)。

もう悔しくて悔しくて、家に帰ってその悔しさを夫にぶちまけたら、「そんなの昔からよくある手法だよ。騙されたの?馬鹿だねえ~」と笑われました(知ってたんなら、もっと早く忠告してくれ!)。

いやはや、ドイツのおばテニの世界はなかなか恐ろしいです。

でも一度この沼に足を踏み入れたからには、簡単に後戻りはできません。

ドイツ人女性は、身長が170センチ位あるのが普通だし、骨格も日本人の私とは全然違います。

だから、彼女たちの利き腕から放たれるストロークは強烈です。

しかもその球には、日頃の仕事への不満、夫への怒り、子育てのストレス等、色んな複雑な感情が込められている(ように思う)ので、そんな球を受けて立たなければいけない私は、試合後にどっと変な(?)疲れが出てしまいます。

ドイツの初中級おばさんテニス試合で重要なことは、技術やパワーでもなく、鋼のような強さのメンタルなのだとしみじみ実感しています。

今年もこれから本格的に試合シーズンが始まります。

今年はどんな強烈なおばさま方に出くわすのだろうかと、今からドキドキ。。

もうヒヤヒヤです!

 

★ちなみに・・・4月28日は『ドイツワインの日』です★

4月28日はドイツワインで乾杯! – トランスユーロアカデミー

 

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