【ワークショップ開催レポート】
2026年6月28日(日)
【ドイツ語特許翻訳 体験ワークショップ in 東京】を開催しました!
2026年6月28日(日) 【ドイツ語特許翻訳 体験ワークショップ in 東京】を開催しました!

2つの台風が同時に関東を直撃するという予期せぬ事態に見舞われて一時は開催を危ぶまれた今年のワークショップin東京でしたが、Gott sei Dank !! 前日にダブル台風は東の海上へschon vorbei してくれたので、なんとか無事にワークショップを開催することができました!
ダブル台風は去ったものの、台風一過とはならず、当日は朝からシトシトと雨が降る生憎の天気となりましたが、ワークショップ会場には、申込み者の全員が足を運んでくれました。そして、今年もドイツ語に対して熱い情熱を持った13名のドイツ語好きの皆さんをお迎えして、リアルワークショップならではの雰囲気でドイツ語特許翻訳の醍醐味を体験していただきました。
本ブログではその様子をご紹介します!

会場は、今年もトランスユーロ株式会社オフィスのすぐ隣にあるTowelカフェ『Butterfly effect』さんです。パリ仕込みのパティシエの店長さん特製のドイツ語圏のお菓子「キプフェル(Kipferl)」とコーヒー・紅茶を飲みながら、今回は昨年よりも長い3時間にわたりドイツ語特許翻訳を堪能してもらいました!

当日の内容
- 自己紹介
- ウォームアップ
- 特許翻訳のはなし
- ドイツ語特許翻訳のチャレンジ体験

昨年同様に、参加者さんたちはドイツ語圏の都市名を冠したチームごとに分かれてもらいました。独検3級をワークショップ参加の目安として設定させていただいたのですが、申込みされた方々の半数以上はなんと独検1級やC1、C2の実力者が勢揃いするという、びっくりの展開となりました。
実はこの日は、独検(2~5級)の開催日と重なってしまい、おそらくそのことも初級者が少なかった要因の1つだったのかなと思っています。
今年は実力者揃いとなりましたので、チーム分けも初級~中級チーム1つと、中級~上級チーム1つと、上級チーム2つという変則4チーム編成となりました。各チームのテーブルにはトランスユーロアカデミーのスタッフがサポートに入りました。
まずはチームごとに自己紹介です!
翻訳ワークショップなのにドイツ語で自己紹介するチームもあり、序盤からドイツ語熱がヒートアップする展開となりました!

参加者さん同士は初対面の方がほとんどでしたが、なかには大学時代の先輩・後輩が偶然の再会を果たしたり、ウィーンの同じ大学から偶然お二人が参加していたり、当アカデミーが今年の4月に広島県の尾道で開催したVollmondさんとのコラボ交流会に参加してくれた人がこちらにも遠方からいらしてくれたりと、こんなにも各地からドイツ語特許翻訳に興味を持った方々に集まっていただけて大感激・大感謝でした!
トランスユーロアカデミーからも受講生が数名参加してくれました。ここまで特許翻訳講座で培ってきた翻訳スキルの腕試しにはもってこいの機会になりました。
自己紹介に続くウォームアップは、こちらが提示した各ドイツ語に当てはまるイラストを選ぶゲームです!ドイツ語は特許用語や技術用語でも使われる単語が並んでいます。
よく知る単語でも、技術用語になると全く予想のつかない意味を持つこともあるのですが、さすが実力者揃いだけあって、なんなくウォームアップ問題を解いてしまいました!

続いて、講師の加藤から特許制度や特許翻訳の概要説明があり、「特許とは権利範囲を言葉で括るものである」ことや、なぜ特許翻訳の需要があるのか、などの簡単な説明がありました。
そして「翻訳(Übersetzen)」に対する加藤独自の考え方が披露され、その一例として簡単なドイツ語例文に基づいて、意外に知られていないドイツ語前置詞の意味を考察し、辞書翻訳の落とし穴を披露しました。

さあ、次はいよいよドイツ語特許翻訳の体験が始まります!
テキストは今回も実際のドイツ語特許明細書を使用しました。
ただし、発明の対象は、特許翻訳が初めての人でも分かる日用品に関するものです。なので部材名もかなり見慣れた用語が多く、また図面も付いているのでとてもイメージしやすい題材です。
まずは簡単な選択問題から特許翻訳の典型フレーズを学びます。

そしてここからはいよいよ本格的な翻訳作業に移ります!
明細書中のいくつかの段落を抜粋したものを、まずは各個人で翻訳に挑戦してもらい、次にグループ単位でディスカッションをして1つの翻訳を仕上げます。
特許翻訳独特の言い回しや用語に最初は少し戸惑った様子でしたが、皆さん熱心に加藤の解説に聞き入り、徐々に特許翻訳の世界にのめり込んでいきました。

そして最後は、特許明細書のハイライト、「特許請求の範囲」の翻訳です。
まずは特許請求の範囲の独特な書式や訳し方を学んだ後に、1つの独立請求項を翻訳してもらいました!

ヒントや辞書などを駆使して翻訳を仕上げていきます。
ドイツ語も日本語も、普段聞きなれない表現が多く、少し戸惑う様子もありましたが、皆さん徐々に翻訳作業に没頭していき、個人チャレンジでは会場が静寂に包まれ、そしてグループチャレンジでは熱いディスカッションで盛り上がり、全員が「これぞ翻訳ワークショップ!」という素敵な雰囲気に浸りました。そして、皆さん、初見でも素晴らしい翻訳でした!

3時間の翻訳ワークを経て、初対面だった参加者の皆さんはすっかり打ち解けたご様子で、とても和やかな雰囲気に包まれました。そして、この素晴らしい雰囲気のまま最後は私たちスタッフや講師と一緒に全員で記念写真を撮りました。

今回は3時間に及ぶ長丁場でしたが、皆さん、翻訳ワークに全力集中してくれて、とても嬉しかったです。途中、相変わらずの講師の脱線により時間が押し、終盤は少し慌ただしい進行となってしまい、申し訳なく思っています。
それでも、この体験をきっかけにドイツ語特許翻訳に興味をもったという声も頂戴し、嬉しい限りです。

さて、この勢いのまま次はいよいよ大阪ワークショップに挑みます!
大阪会場は本町駅近くのDZGOドイツ語教室さんです。
トランスユーロアカデミーは大阪では知名度が低いこともあってか、お座席はまだまだ余裕があります!
大阪方面にお住まいで、こちらの記事をご覧になって「私も特許翻訳にチャレンジしてみたい!」と思った方がいらっしゃいましたら、是非ご参加ください!
講師、スタッフ一同お目にかかれることを楽しみにお待ちしています!

こんな感じで今年の東京ワークショップは無事に終了しました。
ご参加していただいた皆さまに改めて感謝申し上げます!
*当日会場として使用した素敵なカフェ「BUTTERFLY effect」では、キプフェル以外にも美味しいお菓子が食べられるのでぜひ訪れてみてください。


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