ナミビアとドイツ
今日、ドイツ語を公用語としている国々は、オーストリア、スイス、ルクセンブルク、ベルギー、リヒテンシュタイン、そしてドイツの6ヵ国ですが、南西アフリカに位置するナミビアもドイツ語を公用語としていた時代があります。これはナミビアがかつてドイツの植民地であったことによるものですが、今日でもナミビアとドイツの間には、特別な関係があるようです。
第二次世界大戦後、東西に分断されたドイツが再統一(Wiedervereinigung)されてから、今年2020年10月3日で30年を迎えます。
米ソ冷戦の象徴でもあったベルリンの壁の崩壊、そしてドイツの再統一は、ドイツの歴史上のみならず、世界史にも大きな1ページを刻みました。しかし、その後の道のりは決して平たんではありませんでした。例えば、経済格差はクローズアップされてきた問題の一つです。
再統一から30年、東西ドイツの間にある格差は解消されたのでしょうか。これからのドイツはどのように変容していくのでしょうか。
Made in Germany -ドイツの製品と聞いて思いつくのはどのような製品ですか?おそらく一般的な日常生活で目にする機会が多いのは文房具ではないでしょうか。ドイツの文房具は日本にもたくさん輸入されており、世界的に有名な老舗ブランドも多く、高い評価を得ています。そこにはどのような背景があるのでしょうか。
日本では毎日のルーティンである入浴。生活スタイルの多様化が進んだ現代では、シャワーだけで済ませる事ももちろんあるでしょうが、1日の締めくくりにお風呂に入るのは、日本のスタンダードな習慣。でもこの習慣もところ変われば、「普通」とは言えません。まず、欧米圏での浴室は、必ずしもバスタブが設備されているわけではありませんし、洗い場や脱衣所もないことがあります。なぜドイツではシャワーですませるのが一般的なのでしょうか。シャワー/お風呂はどれくらいの頻度で入るのでしょう。今回はドイツの入浴事情に関する習慣をご紹介します。
児童文学といえば、量、質ともにイギリスの作品が優れていると言われていますが、20世紀に入り、質の高い児童文学がドイツでも次々と生まれました。日本でもドイツの児童文学は数多く翻訳されています。なかでも根強い人気なのは、ミヒャエル・エンデ。代表作となる作品は多く、『モモ』の日本での出版部数はドイツに次いで多い150万部以上ともいわれ、子供だけでなく、大人からも愛され続けている作品のひとつです。
ところで、独特の思想で形成されているエンデの世界観は、日本文化からの影響も受けているのはご存じですか?
歴史の授業でも習うシーボルト。鎖国時代にオランダからの使者として、長崎・出島に派遣された医師というのが一般的な認識で、名前だけ知っているという方も多いかもしれませんが、印象深い逸話も多いのです。今回はその中から、ここがすごいよ、シーボルト!と題して、興味深いエピソードを6選お届けします。