ドイツの粗悪語大賞2023 Unwort des Jahres 2023

 

毎年1月にドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache e. V.)から発表される『粗悪語大賞』(Unwort des Jahres)

2023年の粗悪語大賞は2024年1月15日に発表されました。

その年の粗悪語/Unwortは、不適切な表現とされる言葉を一般公募し、審査員たちによってその中から選出されます。

流行語大賞とは違う側面からみるドイツの現在がわかるのではないでしょうか。(2022年の粗悪語大賞の記事はこちら

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スイスドイツ語講座その12:食べ物(前編)

 

過去に、ビールを注文する際にスイスとドイツで言い方が異なることに言及しましたが、これまでのスイスドイツ語講座をご愛読なさっている方であれば、飲み物にだけでなく、様々な分野において同様なケースが存在することにお気付きになっているかと思います。

もちろん、相手との意思疎通が可能であれば、細かい違いに困ることは基本的になく、自分が求めたものと全く別の品が出てくるのは非常に稀です。

しかし、スーパーなどでは必ずしも言葉が通じる相手がいるとは限らず、パッケージの記載や標識等のみを頼りにするしかありません。

つまり、コミュニケーションがそもそもできない場面では、結局、自分が欲しいものを諦めてしまうか、内容を把握していないまま直観に基づいて選択を行うことになります。

そのような出来事で未知との遭遇を体験するのも海外旅行の楽しみのひとつであるとの考え方がありますが、分からないものには一切手を出さないという慎重派であれば、時と場合によっては行動しにくくなってしまいます。

特に食事は取らない訳にはいきませんので、一定の知識を身に付けておいた方が断然得です。

したがって、今回はスイスでの腹ごしらえに困らないためにも、スイスドイツ語における食べ物の言い回しについて色々とご紹介させていただきます。

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スイスドイツ語講座その11:体の部位

 

皆様は外国語を学ぶ際に体の部位を覚えることをどれほど重視しますか?

これは私の勝手な推測ですが、外国語をしっかり学習するにあたっては体のパーツも避けられない一方、観光目的などのために簡単な会話のみを身に付ける時は意外と不要に感じている人も少なくはないのではないでしょうか?

確かに、旅行では「〇〇はどこですか?」などのお決まりフレーズを集中的に習得しておけば、大したトラブルに遭うことはありません。

しかし、思いも寄らない事態でいきなり救急車を呼んだり、病院を訪れたりすることになったのに、「頭を打ちました」も言えないと何かと困ります。

また、異常がなくても、「顔色がよくない」といった体の部位が含まれる簡単な日常会話も成立しませんし、衛生用品の購入に際してどの商品がどの部位のためのものかの区別すら付きません。

したがって、今回のスイスドイツ語講座では案外甘く見られているけど、知っておくと様々な場面で非常に役に立つ体の部位の表現についてのお話をします。

 

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ドイツの学校では、なぜラテン語を学ぶのか?

 

ドイツの子供たちは、小学校を卒業後、ギムナジウムや実科学校など、それぞれの進路に合わせた中等学校に進級します。

中等学校の段階で、外国語として英語だけ学ぶ日本の子供たちとは違って、ドイツの子供たちは第一外国語と第二外国語の最低2つの外国語を学ぶ必要があります。第一外国語は英語であることが殆どですが、第二外国語は、主にフランス語、ラテン語、スペイン語のいずれかという選択肢の中から、自分が興味のある言語を選びます。

ラテン語は今はバチカン市国で使用されているのみで、すでに死語となっている言語ですが、今でもドイツのギムナジウムの約80パーセントの学校で、ラテン語の授業が行われています。そして意外にも、第二外国語としてラテン語を選択する子供たちが多いことに驚きます。

生きた言語のフランス語やスペイン語などを第二外国語として習うのは理解できますが、なぜドイツの子供たちはラテン語を学ぶのでしょうか?

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トランスユーロ協賛 ≪“西東”言語の架け橋ー『和独大辞典』完成記念祝賀シンポジウム≫

20年以上の歳月をかけて計画・遂行された壮大な「和独大辞典制作プロジェクト」が、今年ドイツにてiudicium出版社より最終巻が出版されたことをもって遂に終止符が打たれました。

 

西東言語の架け橋となるこの『和独大辞典 Das Große japanisch-deutsche Wörterbuch』の完成を祝って、12月10日(土)東京ドイツ文化センターにて完成記念祝賀シンポジウムが開催されます。

 

トランスユーロ(株)は唯一の協賛企業として本シンポジウムを支援することが決定しました!

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Frohi Wiänachte und es guets neus! スイスドイツ語講座その9:年末年始の挨拶

また年末が近づいて参りましたが、皆様はどのような一年をお過ごしになられましたか?もう終わりなのかと思う人もいれば、ここまで来るのが長かったなと感じる方もいるでしょうが、大半は年賀状や大掃除などこれからが大変という悩みを抱えているのではないでしょうか?これは日本だけではなく、スイスにおいても同様です。年末は年度末ということもあって、会社がラストスパートに入りますし、クリスマス飾りやツリーの購入、クッキー作り、さらに大切な人に配るプレゼントなどプライベートでも何かとやることが多い時期です。しかも、そんな中で身の回りの人や一年間お世話になった人に加え、長い間連絡を取らなかった方々にクリスマスカードやメッセージをしたためたり、直接お会いして心温まる年末年始の挨拶までしなくてはなりません。とはいえ、スイスではこの場合、どのような挨拶をするかご存知ですか?そんなシチュエーションに備えて、今回はこの季節にピッタリなスイスドイツ語バージョンの年末年始の挨拶をご紹介することにします。

 

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なぜオーストリア語って言わないの?

イタリアはイタリア語、日本は日本語、フランスはフランス語、オーストリアは…オーストリア語?と言いたいところですが、端的に言えば「オーストリア語」とは言いません。オーストリアの公用語はドイツ語です。でも実はこれは簡単に答えられる問いではありません。オーストリアだけで話されるドイツ語もありますので、確かにオーストリア語があるとも言える…かもしれません。そこで今回は『オーストリア語』は存在するのか否か?という問いにお答えしてみたいと思います。

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言葉で男女共同参画社会へ

新型コロナウイルスが発生してから男女の役割に関する議論が非常に高まりました。オーストリアでは厳しいロックダウンが実施された影響で、多くの人が在宅ワークに従事し、学校が閉鎖されたため、家族全員が一日中、同じ屋根の下で一緒に過ごす時間が多くなりました。家庭内での男女の役割を比べてみると、家事から子供の世話に至るまで女性の方が大きな負担を担っています (Arbeiterkammer)。

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ドイツのことわざ

犬も歩けば棒に当たる、論より証拠、花より団子…。日本語に様々なことわざがあるようにドイツ語にも、数多のことわざが存在します。ことわざのことをドイツ語ではSprichwortと言います。長い歴史の中で培われてきた教訓や格言など、生きていく中での知恵が凝縮されたことわざについて今日はお伝えします。

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