オーストリアのお酒

2020年、オーストリアにおける健康増進のための研究機関であるGesundheit Österreich GmbHの調査によれば、オーストリア人は1人当たり1年間で平均的にビールは106.9リットル、ワインは26.0リットル、シュナップス等の強いアルコール飲料は1.4リットルを飲んでいるそうです。他の国と比べるとかなり高い消費量だと言えます。ビールとワインは間違いなく一番人気の飲み物なのですが、その他にもシュナップス(Schnaps)からシュトゥルム(Sturm)までオーストリアでは様々なアルコール飲料が嗜好されています。たんにオーストリア人がお酒好きというだけでなく、オーストリアのお酒は文化や自然にも繋がりが深いと言えます。
例えば、オーストリアには至るところにビールの醸造所がありますし、東オーストリア地方には一面ブドウ畑の景色が広がっています。オーストリア人にとって、食べ物と同様にお酒も大事な嗜好品ですので、今回はオーストリアのお酒を紹介させていただきます。

 

⇒続き

“奇跡”が必要なオーストリアのサッカー

ヨーロッパのサッカー大国といえば、真っ先に思い浮かべるのはドイツ、イタリア、スぺインでしょうか?有名なサッカーネーションとして、オーストリアを挙げる人は滅多にいないと思います。でもでも、オーストリアは間違いなくサッカーの国なんです!冬はスキー、夏はサッカーです。日本の子供たちが公園でキャッチボールをするように、オーストリアではサッカーをします。オーストリアはEM (Europameisterschaft = UEFA欧州選手権)やWM (Weltmeisterschaft = FIFAワールドカップ)などの大きな選手権の本大会にはなかなか進めません。しかし、最近では、1年延期されて2021年に開催されたUEFA欧州選手権の2020年大会で、オーストリアのナショナルチームが初めてグループステージを突破しノックアウトステージまで進出しました。

今回は100年以上もの歴史があるのに、なぜかいつも奇跡が必要になるオーストリアのサッカー事情についてお話ししたいと思います。まずはオーストリアサッカー史上、おそらく一番有名な試合からご紹介しましょう。

 

⇒続き

オーストリア人とはどんな人?

このブログでは、オーストリアの文化、社会、習慣等について色々と書いてきましたが、オーストリアに住んでいる人、つまり「オーストリア人」と呼ばれる人たちについてはまだ触れていないことに気付きました。皆さんは、「オーストリア人」と聞いたとき、どのようなイメージを思い浮かべますか? 今回はオーストリアに住んでいる人とは、一体どのような人なのかという疑問にスポットを当ててみたいと思います。

 

⇒続き

不親切なウィーン人

「ウィーン人は不親切だ」という声を聞いた事がありますか?それとも実際にそう感じたご経験がありますか?私が日本とオーストリアの違いを最も実感するのは帰国の際に日本の飛行機からオーストリアの飛行機に乗り換える時です。オーストリアの飛行機に乗ったとたん、フライトアテンダントの態度がガラリと変わり、すぐに「あぁ、オーストリアに帰ってきたんだ!」という気持ちになります。オーストリアのフライトアテンダントが失礼だとは言いませんが、日本のフライトアテンダントのように親切ではありません。お客さんを面倒臭そうな表情で迎えて、目に見えて不機嫌になることもあります。もちろんいつもそうとは限らないのですけど、不親切さはウィーン人を象徴する特徴の一つです。

⇒続き

言葉で男女共同参画社会へ

新型コロナウイルスが発生してから男女の役割に関する議論が非常に高まりました。オーストリアでは厳しいロックダウンが実施された影響で、多くの人が在宅ワークに従事し、学校が閉鎖されたため、家族全員が一日中、同じ屋根の下で一緒に過ごす時間が多くなりました。家庭内での男女の役割を比べてみると、家事から子供の世話に至るまで女性の方が大きな負担を担っています (Arbeiterkammer)。

⇒続き

体重は何キロですか?~ヨーロッパとオーストリアの「肥満エピデミック」

皆さんは新年の抱負があるでしょうか?私の周りには新年早々に「ダイエットする!」と宣言した人が何人かいます。特にクリスマスと正月のご馳走の後で体重を戻さないといけないと思う人が多いのでしょう。ダイエットと体重はデリケートな話題ですね。オーストリアでは、たとえ仲の良い者同士でも体重については訊けません。何となく失礼な質問です。逆に、日本では他人の身体特徴について割と自由にコメントできるような気がします。私は、日本人と挨拶すると必ず、最近少し痩せたかとか太ったかとか、よく尋ねられます。これは挨拶の一部なのかもしれませんが、体重に関するスティグマ(差別や偏見)があるのは日本だけではありません。今回はこのちょっとデリケートなテーマについて少しお話しましょう。

 

⇒続き

UNESCO無形文化遺産 ウィーンのカフェ

ウィーンのカフェ文化は日本の茶道と共通点が多いと思います。茶道は、ただお茶を飲む事だけではなく部屋の雰囲気から茶碗などの茶道具の形まで全てが茶道の要素ですね。茶道のほうが間違いなく淑やかですが、ウィーンの「カフェーハウス」(Kaffeehaus)も、飲食はただ一つの要素に過ぎず、カフェの雰囲気、家具、ウエイターなどもカフェーハウスを構成する重要な要素です。ウィーンのカフェ文化は、2011年にUNESCO無形文化遺産に登録されました。保護されているのはコーヒーの作り方や建物などではなくて、「カフェーハウスクルトゥーァ」(Kaffeehauskultur)つまりウィーンのカフェの文化です。

⇒続き

スキー大国オーストリア

Wolfgang Ambrosというオーストリアのポップロックミュージシャンが1976年に発表した彼の代表作「Schifoan」という曲の中に「Schifoan is des Leiwandste, wos ma si nur vurstö’n kann♪」という歌詞があります。『スキーするのは想像できることの中で一番楽しいことさ』という意味で、オーストリア人のスキーに対する熱い想いを代弁しています。スキーはサッカーの次にオーストリアの国技だと言えます。でも正直に言うと、サッカーは人気があっても、他の国と比べてあまり強くありません。でもスキーは、実力の点でも世界最高であり、オーストリアの右に出る国はいないと言っても過言ではありません。

⇒続き

オーストリアのコロナ禍の状況

新型コロナウイルスが発生してもうすぐ3年目に突入します。ニュースを読むとコロナ禍に対する対応は国ごとにそれぞれ異なることが判りますが、人々の実際の様子や生活状況などはなかなか想像しにくいです。私は新型コロナウイルスが発生して以来、オーストリアには帰らず、ずっと日本にいます。最近はオーストリアの状況についてニュースや家族の話を聞いて心配が募るばかりです。感染状況が収拾つかない状況になってきたというニュースが次々に舞い込んで来ます。2021年11月10日には検査陽性者数が1万人を超え、今後も増加が予想されるそうです。なぜオーストリアでは現在の第4波をしっかりと抑え込めなかったのか、それは初動の対応のまずさとオーストリア人のコロナに対する考え方に深く関係しているようです。今回の記事では、オーストリアにおけるコロナ禍の状況を新型コロナウイルス発生当初から振り返ってみたいと思います。

⇒続き