スイスが世界に誇る航空救助隊「レガ」

 

皆様は目の前でいきなり交通事故が起きたり周りの人が突然倒れたりしたら、当然119番通報をして真っ先に救急車を呼びますよね?

もちろん、国や地域によって緊急通報用電話番号が異なりますが、この手順は場所を問わず世界共通であることから、例え旅先であっても取るべき行動は変わりません。

そのため、緊急時に一刻も早い救急車の要請を行うためには、それぞれの場所で使用されている緊急通報用の連絡先を事前に把握しておくことが極めて重要です。

スイスでは救急車が必要な際の連絡先が144番ですので、これからスイスを訪れる予定のある方は必ずこの3桁のナンバーを覚えて現地に行くようにしてください。

ただし、これはあくまで自宅や街中など一般的に救急車による救助活動が可能である場合に該当し、自動車の通行が困難な現場に関しては、救急車を手配しても一向に助けが来ないこともあり得ます。

例えば、水難事故が起きた際、日本では119番に連絡しても対応が難しいことから、118番で海上保安庁に連絡した方が得策です。

スイスに海はないものの、救急車の行く手を阻む標高4000メートルを超える山々や険しい地形が多いため、登山やスキーに関連する事故においては1414番に電話して、「レガ」(REGA)の名で知られる航空救助隊を呼びます。

航空救助隊と言えばドクターヘリをイメージする人も少なくないと思いますが、スイスの航空救助隊は単にそれだけには留まらない人命救助に特化した組織で、世界的に見ても類を見ない「医療団体」であるといっても過言ではありません。

したがって、今回はそんなスイスが世界に誇る「レガ」について色々とご紹介させていただきます。

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2024年2月3日(土)WEBドイツ語特許翻訳入門セミナー 参加無料 開催決定!

~そもそもドイツ語の特許翻訳とは??~

Was heißt eine Deutsch-Patentübersetzung ?

ドイツ語好きにはたまらないその魅惑の世界をご紹介します!

 

トランスユーロアカデミーの人気講座「ドイツ語特許翻訳講座」ですが、2023年秋は特許情報フェアへの出展や講師のドイツ出張などが重なり、開講を断念せざるをない状況となりました。受講を希望されていた皆様には大変ご迷惑をおかけしました。

 

ようやく開講のめどが立ちましたのでお知らせいたします。

なお、今後のアカデミー講座ですが、コロナ禍を境にWEB開催に切り替えたことにより、日本各地や海外からも多くの方がご参加できるようになりましたので、今後も引き続きWEB開催の形で進めて参ります。

まずは2024年2月に入門講座を開講する予定です。

そして今回もまた、新規入門生を募るために、入門講座のスタート(2024年2月16日(金))に先立ちまして、そもそも「ドイツ語の特許翻訳って何だろ?」といった初歩的な情報をお届けする入門セミナー」を開催いたします。

 

今回の入門セミナーもWEB開催となり、しかも参加費無料ですので、「ドイツ語特許翻訳」に興味をお持ち方は、全国または全世界のどこからでもお気軽にご参加いただけます。もちろん、昨年同様に学生さんのご参加も大歓迎です!

 

 

「特許」(Patent)とは発明(Erfindung)を保護するものですが、商標や意匠と違って、特許の権利範囲は言語によって括られるものであり、言葉が重要な役割を果たしますので、ドイツ語特許翻訳の世界は、言語としてのドイツ語本来の醍醐味を思い切り堪能できる世界です。言葉好きで、知的探求心が強く、成長意欲のあるあなたなら、必ずその面白さに夢中になること請け合いです!

 

好きなドイツ語を駆使して仕事にしてみたいと考えている方はもちろん、ドイツ語スキルを高めたいと思っている方や、前綴りや前置詞などのドイツ語特有の機能を学びたいと思っている方にとっても、大変魅力的な講座です!

 

今回の入門セミナーも講師は、30年を超えるドイツ語特許翻訳歴を持つトランスユーロのロックな会長・加藤勇樹(かとうゆうき)が担当致します。

 

加藤の講座は分かりやすい・対応が丁寧・フォロー体制がしっかりしていると、高評価をいただいており、加藤担当の特許翻訳講座は毎回満員御礼となります。また、加藤自身は会長になった今も翻訳者として第一線で活躍しており、トランスユーロの貴重な戦力でもあります。

無料の入門セミナーでは、最新の業界動向や実際のドイツ語文を使って実践特許翻訳をご紹介したり、参加者からの質問に応えたりなど、入門者にも分かりやすく、かつ密度の濃いロックな時間をご提供しています。

 

\Transeuro-Akademie macht den Meister/

 

特許翻訳に興味がある方はもちろん、単にドイツ語が大好きという方や、加藤がどんな変な人なのか興味がある方も、皆様ご参加いただけます。

ドイツ語特許翻訳入門セミナー(WEB)

◆日程:2024年2月3日(土)

◆時間:19:00(日本時間)開演(開演時間は約1時間を予定)

◆実施形式:WEB

◆参加費:無料

◆講師:加藤 勇樹

◆締め切り:2024年1月26日(金)

◆ 参加希望の方はお申し込みフォームからご連絡ください。

 

※お申し込みフォームの「ご質問等」の欄に以下の2点につきご記載をお願いします。

・ご職業、お住まいの地域(都道府県や都市名、国名など)

・あなたが感じているドイツ語の魅力は?

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\\それでは皆さんのご参加お待ちしております//

 

 

Kostenloser Online-Vortrag zum Thema Deutsch-Patentübersetzung für AnfängerInnen“

Referent : Yuki Kato (CEO von Transeuro inc.)

Datum : Samstag, 03. Februar 2024

Uhrzeit : 19.00 -20.00 JST

Vortragsform: Online per Zoom

Kosten : Frei (Voranmeldung ist erforderlich)

Veranstaltungssprache : Japanisch

Anmeldung : via E-Mail an Transeuro-Akademie Geschäftszimmer (Anmeldeformular))

Anmeldefrist : 26. Januar 2024

 

Eine Anmeldung ist ab sofort unter (Anmeldeformular) möglich, aber bitte unter Nennung Ihres Berufs und Wohnorts, wobei es uns sehr freuen würde, wenn Sie mitschreiben, warum Sie Lust auf den Vortrag haben. Wir freuen uns auf Ihre Teilnahme.

ボン大学の日本語学科を訪問しました!

トランスユーロアカデミー講師の加藤勇樹は、2023年10月16日(月)にドイツ・ボン大学の日本語学科を訪問しました。

 

ボン(Bonn)は旧西ドイツの首都で、偉大な音楽家ベートーヴェンを生んだ街としても知られています。

街中には多くのベートーヴェン像が溢れ、ベートーヴェンの生家もあります。また、ボンは日本でもお馴染みのグミ「HARIBO」発祥の地でもあります。

「HARIBO」の「BO」は「Bonn」の頭文字から取っています。

<ベートーヴェンの生家 Beethovens Geburtshaus>

 

ボン大学の正式名称は、「Rheinische Friedrich-Wilhelms-Universität Bonn」と云いますが、長すぎるせいか大学の公式HPでも通称の「Universität Bonn」(ボン大学)と名乗っています。

プロイセン王国時代の1818年に設立された歴史ある国立大学で、ベートーヴェン、マルクス、ニーチェなど多くの著名人を輩出しています。日本からは「武士道」の著者である新渡戸稲造が明治20年に留学しています。

<ボン大学の校舎>

 

ボン大学には、以前、翻訳を専攻できる翻訳コースがあり、日本語⇔ドイツ語の翻訳を学ぶことができましたが、残念ながら数年前になくなってしまいました。

現在は、東洋・アジア学研究所 日本学・韓国学部門日本語学科(Orient- und Asienwissenschaften, Abteilung für Japanologie und Koreanistik, Arbeitsbereich Japanisch)で日本語を学ぶことができます。

 

ボン大学の東洋・アジア学研究所では、日本語の他にアラビア語、中国語、ヒンディー語、インドネシア語、韓国語、モンゴル語、チベット語など12カ国語を学べます。

日本語学科が入っている建物は、ボン中央駅からカイザー通り(Kaiserstraße)経由で徒歩10分くらいのナッセ通り(Nassestraße)にあります。

地下鉄利用だと、最寄り駅はJuridicum駅です。この近くにはゲーテ・インスティトゥートのボン校もありますのでご存知の方は多いのではないでしょうか。

 

<東洋アジア研究所が入っている建物・・・日本語学科は最上階>

 

東洋アジア研究所の建物に入り、多くの学生たちとすれ違いながら階段を上っていくと、最上階の4階(日本の5階)に日本語学科がありました。中にお邪魔すると、幾つかの教室があり、数名の学生が日本語の講義を受けていました。

 

<日本語学科内部の様子>

 

 

トランスユーロは、ドイツで日本語を学べる数少ない大学であるボン大学にかねてより注目していましたが、今回、ボン在住の当社の登録通訳者さんを通じてボン大学の日本語学科を訪問する機会を得ました。

通訳者さんのお友達で日本語学科の事務を務めている方が今回の訪問を受け入れてくださいました。この方はUlrike Schlackさんとおっしゃり、とても日本語が堪能で、大変気さくで素敵な方です。

日本で暮らした経験もあり、皆からは「ウリさん」の愛称で呼ばれています。

 

それでも、当初ウリさんは日本から特許翻訳講座の「ロックな講師」を名乗る怪しい人物がやってくる、ということで相当警戒していたようです。当アカデミーHPの写真を見れば無理もありませんね(笑)。

 

しかし、加藤の訪問目的が、特許翻訳の魅力を伝えるためと、トランスユーロアカデミーを紹介するためだと判ると、ウリさんは今春から日本語学科「Arbeitsbereich Japanisch」で日本語の教師を務めている長谷川綾香先生に声をかけてくださり、当日はウリさんと長谷川先生にお目にかかることができました。

 

お二人とも、ロックな講師の訪問に最初は心持ち警戒しているご様子でしたが、加藤がそれほど怪しい人物ではないと判ると、徐々に警戒を解いて加藤のトークに熱心に耳を傾けていただきました。

 

そして加藤が、十八番の特許翻訳ネタを披露したところ、ウリさんも長谷川先生も特許翻訳に大いに興味を持っていただいたようで、今後はトランスユーロアカデミーのセミナーや翻訳講座の情報を、日本語を学ぶ学生さんたちに共有していただけることになりました。有り難いことです!

 

<ボン大学 教員の長谷川先生(左)と、事務の“ウリさん”ことUlrike Schlackさん(右)>

 

 

日本では首都圏を始め複数の大学にお邪魔させていただいている加藤ですが、ドイツの大学に足を踏み入れたのは今回が初めてで、とても感激していました。結局、加藤は2時間も長居してしまい、すっかりボン大学に魅了されてしまいました。いつかボン大学にて特許翻訳セミナーなどを開催できれば素晴らしいですね。

 

トランスユーロアカデミーの次回の特許翻訳入門セミナーには、ボン大学からも多くの熱い学生さんたちが参加してくれることを楽しみにしています。

 

FreisingのHasegawa弁理士事務所を訪問しました!

トランスユーロアカデミー講師の加藤勇樹は、2023年10月11日(水)にドイツ・ミュンヘン郊外の燻し銀の町フライジング(Freising)に拠点を置くHasegawa弁理士事務所を訪問しました。

 

Hasegawa弁理士事務所代表・長谷川寛弁理士といえば、ブログ『徒然なるままに欧州知財実務』は、知財関係者であれば知る人ぞ知る人気ブログで、ドイツ語に関する記事も多く掲載されており、講師の加藤も以前から愛読していて、かねてより機会があれば長谷川弁理士にお目にかかりたいと熱望していました。

 

そして、2023年10月11日、ついにその念願が叶い、ミュンヘン郊外のフライジングにあるHasegawa弁理士事務所を訪問する機会を得ました。

 

フライジングは、ミュンヘン北側のイーザル川流域に位置するバイエルン州に属する古い町です。ミュンヘン中央駅から電車で1時間弱です。バイエルン州内で最も古い居住地のひとつに挙げられ、その歴史は青銅器時代から発するとも云われています。そしてこの町の最も有名なスポットと云えば、何と言っても世界最古のビール醸造所ヴァイエンシュテファン(Weihenstephan)でしょう。

 

<Freisingの街並み>

そんな歴史ある古い町の一角にHasegawa弁理士事務所があります。

事務所を経営する長谷川寛弁理士は、おそらくヨーロッパで最も著名な日本人弁理士さんでしょう。

長谷川弁理士は、ドイツでギムナジウム(Gymnasium)を卒業した後、日本で弁理士の資格を取得して日本の特許事務所で勤務し、その後再びドイツに戻り、欧州特許弁理士およびドイツ弁理士の資格を取得し、2022年4月に現在のHasegawa弁理士事務所として独立しました。現在は、欧州特許訴訟代理人でもあります。

 

そんなすごい経歴を持つ長谷川弁理士ですが、実際にお目にかかってみると大変気さくな方で、しかも笑顔がとびきり素敵な方でした。

朝10時に訪問するとオフィスのある建物入口で加藤を出迎えていただきました。

長谷川弁理士は現在、午後はお子様のケアをしなければならず、ミーティング等の活動は制限しているそうですが、そのようなご多忙の状況の中であるにもかかわらず、日本からやって来たトランスユーロアカデミー講師を温かく迎え入れていただき、特許翻訳の話にも熱心に耳を傾けていただきました。

 

<代表の加藤(左)と長谷川弁理士(右)>

 

長谷川弁理士は日独欧の知財法に精通していて、しかもドイツ語、英語、日本語のすべてにつき母国語に近いスキルをお持ちなので、裁判や口頭審理なども安心してお任せできますね。

 

長谷川弁理士との念願の対面を果たし、加藤はご満悦の様子でした。フル活動を再開された暁には、再び多彩なセミナーを開催していただけることを楽しみにしています。

また当社としてもセミナー等で長谷川弁理士とコラボできる日がやってくることを願っています。

 

ドイツのクリスマス料理

 

12月に入ると、ドイツでは本格的にクリスマスの準備が始まります。

クリスマスは、ドイツ人にとって一年で最も大切な家族イベント。

おじいちゃん、おばあちゃん、子供や孫たち、普段は離れて暮らしている家族が集合して、久しぶりに家族水入らずで過ごす時間。まるで日本のお正月といった感じです。

そして日本でも住んでいる地域や家庭によってお正月にいただくおせち料理に違いがあるように、ドイツのクリスマス料理も地域や家庭ならではの特色があります。

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ミュンヘンで初の海外セミナーを開催しました!

 

トランスユーロアカデミー講師の加藤勇樹が、2023年10月10日(火)の16:00(23:00 JST)よりドイツ・ミュンヘンにある特許事務所TBKにて『ドイツ語固有の技術用語の翻訳』と題したセミナーを開催し、大盛況のうちに終了しました。

翻訳会社が特許事務所でセミナーを行うことは希です。

ましてや海外の特許事務所でとなると極めて希有なケースですが、このたびミュンヘンの名門特許事務所TBKにて開催した本セミナーには、ドイツ在住の日本企業知財部の方々や、ミュンヘン市内で働いている方、そしてロッセル弁理士を始めとするTBKの弁理士さんたちがリアル会場参加し、これに加えてオンラインでは日本国特許庁関係者、日本国内特許事務所の方々が参加し、さらには東京、千葉、長野、横浜、ベルリン、ウィーン、マンチェスターなど世界各地に在住のトランスユーロアカデミーの生徒さんたちも参加し、これまで以上に熱気を帯びたセミナーとなりました。

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スイスで最も美しいと謳われるグラールス

 

観光客の中には、見物できるスポットの豊富さや利便性の観点から都会を旅行先に選んで、いわゆる都市観光を楽しむ方が多いと思いますが、自然溢れる地方も見所満載であることを忘れてはいけません。

特にスイスにご興味のある皆様からしてみれば、むしろ日本にない魅力を感じられる後者の方が好ましいのではないでしょうか?

そのせいか、大半の人は氷河特急(Glacier Express)マッターホルン(Matterhorn)を求めてスイスを訪れます。

しかし、それはどちらかというと観光庁が外国人に対して「見せたいスイス」であって、国民にとってはあまり馴染みのないものですので、逆に庶民的で日常的な本来のスイスに触れたいと感じる観光客には不向きです。

とはいえ、ガイドブックなどでは観光地化されていないありのままのスイスを体験できる場所は殆ど掲載されないことから、情報の入手が容易ではありません。

そこで、今回はそのような悩みを解消するため、「素」のスイスを堪能したい方にうってつけの場所と言えるグラールス州(Kanton Glarus)とその州都であるグラールス市をご紹介させていただきます。

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ドイツ人のおしゃべり 仕事?人間関係?タブーなテーマは?

 

「日本人は食べ物の話をするのが好きだね」

最近こんな事をドイツ人の方から言われました。

確かに流行りの飲食店や話題のスイーツはあらゆるメディアで取り上げられており、季節の食べ物に地方の名産、外国の食材や料理の話は、ドイツよりもずっと日常的かもしれません。

ではドイツ人はいつも何について会話しているのでしょうか?

いくつかの統計を基に調べてみました。

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有名作品にはE.T. A. ホフマンあり? 番外編

 

皆さんはドイツの作家というと誰を思い浮かべますか?ゲーテ、シラー、ミヒャエル・エンデにトーマス・マン、現代だとフォン・シーラッハなど挙げるときりがないですが、今回は18世紀末から19世紀前半にわたって活躍したE.T. A. ホフマン」をご紹介します。

 

E.T. A. ホフマン(Ernst Theodor Amadeus Hoffmann. 1776-1822)という作家はご存知でしたか?恐らくドイツ文学を学ぶ機会がないとほとんど聞くことのない名前かと思いますが、実は皆さんがよくご存知の小説や音楽作品と深く関わり合いがあるのです。

 

ところでドイツの「作家」としてご紹介しましたが、E.T.A. ホフマンは作家、作曲家、法律家、音楽評論家、画家など何足もの草鞋を履いた多彩な人物でした。

ホフマンの作品は後期ロマン主義に属すると言われますが、時に幻想的で時にグロテスク、そしてリアルさをも備えたその作風はロマン主義の中でも唯一無二な印象を与え、多くの芸術家の作品や楽曲に影響を及ぼしました。

有名作品の陰にはホフマン有り・・・とまでは言いませんが、あまり知られていないE.T.Aホフマンの魅力をお届けします。

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スイスドイツ語講座その12:食べ物(前編)

 

過去に、ビールを注文する際にスイスとドイツで言い方が異なることに言及しましたが、これまでのスイスドイツ語講座をご愛読なさっている方であれば、飲み物にだけでなく、様々な分野において同様なケースが存在することにお気付きになっているかと思います。

もちろん、相手との意思疎通が可能であれば、細かい違いに困ることは基本的になく、自分が求めたものと全く別の品が出てくるのは非常に稀です。

しかし、スーパーなどでは必ずしも言葉が通じる相手がいるとは限らず、パッケージの記載や標識等のみを頼りにするしかありません。

つまり、コミュニケーションがそもそもできない場面では、結局、自分が欲しいものを諦めてしまうか、内容を把握していないまま直観に基づいて選択を行うことになります。

そのような出来事で未知との遭遇を体験するのも海外旅行の楽しみのひとつであるとの考え方がありますが、分からないものには一切手を出さないという慎重派であれば、時と場合によっては行動しにくくなってしまいます。

特に食事は取らない訳にはいきませんので、一定の知識を身に付けておいた方が断然得です。

したがって、今回はスイスでの腹ごしらえに困らないためにも、スイスドイツ語における食べ物の言い回しについて色々とご紹介させていただきます。

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