Wandergeselle 遍歴職人
先日、朝の犬の散歩に出かけた時のことです。人気の少ない道を散歩していると、前方から大きな歩幅で颯爽(さっそう)とこちらに向かって歩いてくる二人の若者に遭遇しました。しかも只者ではない雰囲気を醸し出しています。二人とも中世からタイムスリップしたような身なりで、古そうな黒い帽子を被り、片手には木の杖を持ち、丸い大きな巾着袋のようなものを引っ提げて歩いてきます。通り過ぎる際に、元気よく「HALLO!」と声を掛けてくれました。
その瞬間、「ああ、彼らはWandergeselle(遍歴職人)だ!」と気が付いたのです。遍歴職人に前回遭遇したのは、かれこれ何年も前だったので、その日はとてもラッキーな気分になりました。