ドクメンタ ドイツ開催の国際現代芸術展

芸術の都といえばパリ。音楽の都といえばウィーン。しかし今日ではそのような認識も徐々にアップデートされている現状があるのではないでしょうか。ドイツでは、5年に一度、カッセルでドクメンタという世界最大規模の国際現代芸術展が行われています。会期中には、人口20万人の都市であるこのカッセルに欧州全土から約60万人の観客が集まるほどです。今回は芸術の祭典となるこのドクメンタについてお伝えします。

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オーストリアの教育制度

オーストリアの学校では9月から新学期が始まりました。私は子どもの頃からこの時期がとても好きでした。季節が変わり、友人にまた会えて新しいノートとペンを買って、何か新しい事が始まるみたいなワクワクする気持ちが湧いてきます。日本の子どもたちも4月には、こんな気持ちになりますか?各国による学校教育制度には意外と大きな違いがあり、オーストリアと日本もそうなので、今回はオーストリアの教育制度をご紹介します。

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森鴎外とドイツ

明治・大正時代の文豪、そして陸軍軍医でもあった森鴎外(1862-1922)。1884年から4年間のドイツ留学を経て、自身の経験をもとにした小説は、今日では近代日本文学の代表作にもなっています。ドイツと縁深く、翻訳家、評論家としても名声を上げ、日本へ西洋文化と西洋文学を広めた第一人者のひとりでもある森鴎外についてお伝えします。

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国名と国旗の原点である町シュヴィーツ

今まで何度かにわたり、スイスの名所をご紹介させていただきましたが、それらは何れもスイスを代表する、言わば定番の都市ばかりでした。

しかし、観光ツアーにまず含まれることがなく、ガイドブックに掲載されることも稀でありながら、実は他のどの都市よりもスイスを代表する場所が存在します。

それがシュヴィーツなのです。

スイスを訪れたことのある方であってもその名前を聞いたことがないという人が多いことでしょう。したがって、今回はそのシュヴィーツについてのお話をさせていただきます。

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ドイツの健康靴 

ドイツ発の靴のブランドといえば、日本でもすっかりおなじみのビルケンシュトックが有名です。しかしドイツ国内では、日本でのおしゃれな商品イメージと違い、ご年配が愛用する健康靴というイメージが強くあるそうです。そう、ドイツ発の靴も、やはり機能性と実用性、履き心地に重点を置いたものづくりが行われています。

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ひきこもり―若い世代だけの問題ではない-

ひきこもりとは、社会参加せず、自宅や自室からほとんど出てこなくなる現象と、これに該当する人のことを指します。多くは既に学生時代からひきこもりを始め、家から出なくなり、大人になっても親の家に住み続けています。きっかけは多岐にわたりますが、例えば、学校でのいじめや日本の教育制度における成績至上主義よる多大なストレスなどがあります。

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おかげさまでWEBドイツ語特許翻訳入門セミナーは 盛況に開催されました!

Was ist eine deutsche Patentübersetzung ?

トランスユーロアカデミーの人気講座「ドイツ語特許翻訳講座」の開講に先立ち、2021年9月25日、「そもそもドイツ語の特許翻訳とは何なのか?」といった初歩的な疑問を解消するロックなセミナーが開催されました。

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ドイツの美術③ 20世紀初頭から現代へ

ドイツの美術について、中世、近代とお伝えしてきました。今回は20世紀初頭から現代にわたるドイツの美術についてお伝えします。ドイツ美術が、西洋美術史の中で最もスポットライトを浴びるのは、19世紀末から20世紀初頭ではないでしょうか。なかでもドイツを発祥とした表現主義は、その後に起こった様々な芸術運動への影響も多大です。世界大戦という混乱期のドイツ美術には、比類なき激動的な芸術家のパッションがあったようです。

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「今日は死体を掘り出すよ」? オーストリアのポップな音楽シーン

 

このブログでは、オーストリアドイツ語を紹介したいのですが、ブログで言葉について書くのはなかなか難しいです。以前Austriazismus記事でご説明したように、オーストリアのドイツ語とドイツのドイツ語には単語の違いがあります。そしてもう一つの大きな違いは発音です。しかしブログで発音をうまく伝える事は出来ませんね。ですので、今回はオーストリアの方言で歌っているアーティストをご紹介しますので、彼らの歌からドイツのドイツ語との発音の違いを分かっていただけたら嬉しいです。特にウィーンの方言を活かしているアーティストですので、ウイーンの発音が楽しめるはずです。

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ドイツとトルコ 

ドイツとトルコ。互いの首都、ベルリン・アンカラ間は、遠く離れること約2600kmですが、政治経済や外交上深い関係にあります。衝突がしばしば起きているのも事実ですが、トルコ文化からドイツが受けた影響の深さは見逃せません。日本人からすると、一見盲点ともいえるドイツとトルコですが、この両国の関係性とは一体どのようなものでしょう?

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